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2006年9月 7日 (木)

ゲーム

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監督 デヴィットフィンチャー

製作 スティーブゴリン

脚本 ジョンブランカトー

出演 マイケルダグラス・ショーンペン・デボラカーラアンガー・キャロルベイカー

あらすじ

 実業家ニコラス(マイケルダグラス)は48歳の誕生日に、弟のコンラッド(ショーンペン)からある招待状をプレゼントされる。半信半疑ながらも「人生が一変するような素晴らしい体験ができる」という文句にひかれCRS社に。それが奇妙なゲームの始まりだった。

感想

 まさしくデヴィットフィンチャーの見てくれる人へのリスペクトが表れた作品や思う。まるで、劇中のニコラスと観客が同一目線に立ったかのような作り。そこが今回監督の一番こだわった所。見る者はニコラスと同じく奇妙な体験をし謎を解いていく。まるで「ゲーム」をプレイしてるかのように。客観視して見てはダメ。あくまでも個人個人に向けたエンターテイメント。そのくくりで考えたら良く出来た作品になってる。

 見た人は一連の流れで最後のオチに目がいってしまいそうなモンやけど、それは監督独自のブラックユーモアってところやな。この作品はオチがどうこうゆうよりも、細かいところの作りこみにあると思う。まず、オープニングタイトル。これはニコラス幼少期の誕生会の映像ってゆうだけの意味じゃなくて話自体に重要な役割を持たせるパズルのピースとなっている。そして、登場人物。

以下ネタバレ注意

ただストーリーだけ見てたら最後「あーあそこに出てた人やな」って思うだけやろ。この映画の緻密でもあり、逆に怖いところがもう一つ。例えば、ニコラスを乗せたタクシーの運転手。普通に見てるだけやったら映画初登場と思うかもしれんけど実は映画序盤空港のシーンでニコラスに話しかけてる。まだある、一回見た人は解るかもしれやんけど結構重要な役どころになる女性。この人、実はコンラッドがニコラスにカードを渡すレストランのシーンにいるのだ。「私は昔、盲目であったが今は見える」って言葉がここにかかっている。ニコラスがいかに人を見ていなかったか。そして観客もいかにその時のニコラスと同じ状態だったか。さらにこの話、ニコラスがCRSに自らおもむくまでもなく「ゲーム」は始まってたって事。まさしくフィンチャーワールドである。これに気付いた時、鳥肌立ったわ。

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