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2006年9月17日 (日)

時をかける少女

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監督 細田守

原作 筒井康隆

脚本 奥寺佐渡子

主題歌 奥華子

声の出演 仲里依紗・石田卓也・板倉光隆・原沙知絵

あらすじ

 元気な高校2年生、紺野真琴(仲里依紗)は、優等生の功介(板倉光隆)とちょっと不良な千昭(石田卓也)といつも3人でつるんで野球ばかりしている毎日を送っていた。そんなある日の放課後、真琴は理科準備室で突然現れた人影に驚いて転倒してしまう。その後、修復士をしている叔母・芳山和子(原沙知絵)のもとへ自転車で向かっている途中ブレーキの故障で踏切事故に遭ってしまう。死んだと思った瞬間、真琴はその数秒手前で意識を取り戻す。その話を和子にすると和子は意味ありげに、それは「タイムリープ」といって年頃の女の子にはよくあることだと言う。最初は半信半疑であったが、いつしか使い方を覚えて些細な問題でも簡単にタイムリープで解決しだす。そんなある日、真琴は千昭から突然の告白を受ける。3人の友情がいつまでも続くと思い込んでいた彼女は、動揺のあまり、タイムリープで告白そのものをなかったことにしてしまう。

感想

 過去に遡ってやり直せる「タイムリープ」という能力を身につけたヒロイン真琴の物語。過去、原田知世主演で「時をかける少女」は映画化されている。その原田が演じた芳山和子も本作に登場する。舞台設定は実写版の20年後。かと言ってリンクしてるのは芳山和子の存在とタイムリープという設定だけで2つの作品の辻褄を考えるのは無駄で全く新しい作品となっている。内容自体は映画「バタフライエフェクト」を思わせるかのような感じ。あの時もしこうしていたら、どうなるのか。ヒロインがタイムリープをほんの些細な事にバンバン多用していく様は見ていて面白い。まあ見ていて破綻している場所はあったが、それはタイムトラベル物には付き纏う宿命なのか、大目に見よう。

 タイムリープをバンバン多用した事によってシナリオにメリハリが出て、観客を飽きさせないのは良かった。それに本作を語る上で欠かせないのが青春。真琴は他人の恋には前向きなのに自分の恋には後向き。クラスメイトから告白された事に動揺しタイムリープでなかった事にしてしまう。でも真琴は相手の気持ちを知っている。その微妙で甘酸っぱい感じが上手く描かれてる。大人が見たら昔を思い出す。同年代が見たら何か学ぶモノがある。そんな感じ。でも、全く新しい「時をかける少女」ってわりにはオチが実写版と同じであったのは何なんだろうか。作品の出来としてはアニメ版の方がイイのでまだ実写版を見てない人はこっちを先に見た方がいいかも。

 それにしてもこの作品、ネットによる口コミで良い作品やって評判が広がり観客動員数を伸ばして行ったみたい。その評判を聞きつけて見た人は過剰な期待をしすぎる反面、この映画に不満を感じたりするんやないかな。確かに良い映画やけども、回りが持ち上げすぎるのもどうかと思うな。それに逆に評判が良いって事を逆なでして面白くないって触れ回る事で自分の存在がいかに素晴しいかを見せ付けたい輩もおる。映画を見に行く人が一人でも多くなるのは素晴しい事やけど、見る者の心構えとして回りに踊らされず個人としてただ純粋に楽しむ為に映画を見てもらいたいものである。

時をかける少女 通常版 DVD 時をかける少女 通常版

販売元:角川エンタテインメント
発売日:2007/04/20
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コメント

はじめまして。いつもレビューを楽しく読ませてもらっています。
仲間たちとの心地よい関係がずっと続くと錯覚する青春時代。あの時こうしとけば良かったとの後悔、恥ずかしい経験の連続。
自身の思い出と重ね合わせることでノスタルジーを感じる映画でした。
些細なことに多用するタイムリープやその方法がコミカルに描かれており、それがテンポの良さを出してたのもよかったです。

実写版も機会があれば観てみます。
お邪魔しました。

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Time waits for no one
↑(゚Д゚) ハァ?
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投稿: きんた | 2006年9月24日 (日) 00時01分

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