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2006年8月19日 (土)

ハウルの動く城

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監督 宮崎駿

プロデューサー 鈴木敏夫

音楽 久石譲

声の出演 倍賞千恵子・木村拓哉・美輪明宏・我修院達也・神木隆之介・大泉洋・大塚明夫・原田大二郎

あらすじ

 魔法と科学が混在する世界。戦争が目前へと迫る頃、父の遺した帽子店を切り盛りする18歳の少女ソフィー(倍賞千恵子)は、町で美貌の青年と出会う。彼こそ人々が怖れる悪名高い魔法使いハウル(木村拓哉)。しかしソフィーは彼の優しさに心奪われる。だがその夜、彼女は荒地の魔女(美輪明宏)に呪いをかけられ90歳の老婆にされてしまう。本当のことが言えずに家を出たソフィーは、人里離れた荒地をさまよい、やがてハウルが暮らす動く大きな城で住み込みの家政婦として働き始める。

感想

 もうここまで来たらなんて言ったらいいのか・・・。ジブリもわかってるやんか。現行のままやったらアカンって事が。やからの木村拓哉か。キムタクで打開しようとするんやのうて内容をもっと素晴しいものにしろよ。キムタクの声優は意外とイケてたのが救いやけどストーリーにまとまりもないし、またもや「千と千尋の神隠し」の不思議な力に続き、今回は魔法によるストーリーの後付け。ちゃんと原作はあるみたいやけど、ちゃんと後半原作通りなってなかったやろ。宮崎監督曰く、この作品が原作と一番違うとこはどこですかってゆう問いかけに戦争が描かれているトコですってゆうてる。またや。宮崎監督って他に伝えたいメッセージってないんかな。猫も杓子もずっと同じ事言い続けてるやん。まあ、それはそれで唯一褒められるトコなんかな。でもジブリの作品はメッセージうんぬんより他に大事にせなアカンもんがあったんとちゃうけ?それを見失ってるような印象を受ける。

 にしてもソフィーにかけられた魔法。ソフィーが自分への正直さによって若返ったり年寄りになったりしてたけど、アレはアレで作品をわかりにくもんにしてるんとちゃうか。内容が薄っぺらって事をなんとかカバーしようとしたようにしか見えんで。荒地の魔女もなんであんなややこしい魔法をかけたんやろ。力のあるヒドイ魔法使いってイメージで描いてたのに、当の本人は魔法の解き方がわかんないって言い出すし、ソフィーの様子を見てたらソフィーが自分に正直に生きられる様にわざわざおせっかいで魔法をかけたとしか思えない。イイ奴なのか悪い奴なのか、はたまた何も考えてないのか。別にどうでもイイんやけどそんな所しか見所のないホンマつまんない作品や。千と千尋の神隠しに出てた蛙に引き続き、本作に出てたカルシファーはおもろかった。我修院最高。

ハウルの動く城 DVD ハウルの動く城

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猫の恩返し

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監督 森田宏幸

プロデューサー 鈴木敏夫

原作 柊あおい

声の出演 池脇千鶴・袴田吉彦・渡辺哲・斉藤洋介・前田亜季・山田孝之・佐藤仁美・佐戸井けん太・濱田マリ・岡江久美子・丹波哲郎・大泉洋

あらすじ

 ごく普通の女子高校生ハル(池脇千鶴)。学校には遅刻する、ゴミ箱の中身をぶちまける、おまけに憧れの男子が別の女子といい感じなのを見てしまい落ち込んでいた。そんなハルは、たまたまトラックにひかれそうになった1匹の猫を助ける。しかし、その猫が実は猫の国の王子ルーン(山田孝之)だったことからハルはお礼として猫の国へと招待される。そこでハルは猫たちから盛大な歓迎を受け、いつしかつらい現実より、猫になって楽しく生きたいと願うようになる。そこへ猫の男爵バロン(袴田吉彦)が現われた。

感想

 「耳をすまぜば」の続編的な作品で猫の男爵バロンが登場する。はっきりゆうてしまえばそれだけの映画。他は何もなく正直からっぽ。女子高生のこれまた成長を描いたストーリーなんやけども、はっきり何が言いたいって事が全く伝わって来なくて、見終わった後、やからどうした!って思うわな。ジブリも宮崎・高畑に続く第三の監督が欲しいって所かもしれんけどこんな作品作ってたらアカンよ。今のジブリは昔のジブリとは全く違う訳。日本人の過剰な期待とかスポンサーの顔色伺いとかで作品を作っていく上のイロイロなしがらみが多くなってきてるんや。「耳をすませば」も昔のジブリならではの作品。今は万人に受ける他愛も無い作品しか作れない。そんな流れがあるのが悲しいよな。にしてもヒドい。同時上映やった「ギブリーズ episode 2」の方がよっぽどオモシロかった。

猫の恩返し / ギブリーズ episode2 DVD 猫の恩返し / ギブリーズ episode2

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千と千尋の神隠し

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監督 宮崎駿

プロデューサー 鈴木敏夫

音楽 久石譲

声の出演 柊瑠美・入野自由・夏木マリ・内藤剛志・沢口靖子・我修院達也・神木隆之介・大泉洋・菅原文太

あらすじ

 両親と共に引越し先の新しい家へ向かう10歳の少女、千尋(柊瑠美)。やがて千尋たちの乗る車はいつしか不思議の町へと迷い込んでしまう。その奇妙な町につられ、どんどん足を踏み入れていく両親。が、彼らは「不思議の町」の掟を破ったために豚にされてしまい、ひとり残された千尋はその町を支配する湯婆婆(夏木マリ)に名前を奪われる。働かない者は豚にされてしまうことを知り銭湯で働く事に。

感想

 宮崎監督が10歳の少女に見て欲しい!って作った作品。無気力な千尋が生きる力のようなモンを取り戻していくんやけど宮崎監督って細かい人の動きとか描かせたら巧いのにストーリーに伏線を入れるのってドがつくほど下手糞やな。ハクの正体がアアやからって誰が驚いた?なんで千は豚の中に両親がいないってわかった?etc・・・。説明が全くなされてないやんか。映画は映画。映画を見て理解出来なけりゃその映画は破綻してるやろ。終始ぽか~んな作品や。名作!って声があるみたいやけども、少女の成長ストーリーとしてもどことなく中途半端やし、日本を描くにしても現実世界が舞台ではないので、どうみても日本っぽくはない。ただこうゆうアイデアでこうゆうストーリー考えました的な感じがしてしまう。物語のはじめはウンザリするほど長い前置きで、まずそこでダレてしまう。物語の本筋も不思議な力とやらで何でもありになっていて後付け感満載。

 それに魅力的なキャラクターをたくさん作り出そうと気を追いすぎた部分があるんとちゃうんかな。実際、劇中にはイロイロなキャラクターが登場してた。けども、そんなけキャラクターを登場させるとゆう事はそれだけ説明が必要になるとゆうこと。そもそも舞台自体が「不思議の町」な訳やからその説明も必要不可欠な訳だ。これが本編前半のウンザリする程長い前置きに繋がる。確かにキャラクイターを作る事は商業的に見たらイイ考えやけども、映画を大切にした考えじゃあない。もう、宮崎監督の力も世間が異常に期待するジブリとゆう母体に飲み込まれはじめてる感じを受けた作品でした。

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ホーホケキョ となりの山田くん

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監督 高畑勲

プロデューサー 鈴木敏夫

音楽 矢野顕子

声の出演 朝岡雪路・益岡徹・荒木雅子

感想

 4コマ漫画の映画化。日本の家族ってこうなんだ!的感じを全面に押し出した短編集。画は独特な水彩画タッチで、もののけ姫を超える原画枚数を誇る。でも、日本の皆さんはジブリの「もののけ姫」の次の作品にかなり高い期待を持っていたでしょうに。で、期待してた人は何でこんな作品なんだ!って思ったでしょうな。さすが高畑監督。彼はジブリのダークサイドか?国民の期待を逆にイイ意味で裏切って来る。「もののけ姫」のヒットに胡坐をかかず独自の作品世界を展開するなんて最高だ。ここでここの作品を持ってきたって事だけでもかなり評価出来るよ。しかし、ただそれだけじゃなくて内容も悪いもんじゃあない。サザエさんを見ているような感じは否めないけどサザエさんより短編なネタの寄せ集めでありCMもないのによくぞココまでうまく纏めたな!って、決して見て損はしない作品に仕上がってる。ただあまりにもほのぼのとしていて、コレ別に映画館で見る必要ないんとちゃうん?と聞かれたら、ないとしか言い様がないのは確かやけども。

ホーホケキョ となりの山田くん DVD ホーホケキョ となりの山田くん

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2006年8月14日 (月)

もののけ姫

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監督 宮崎駿

プロデューサー 鈴木敏夫

音楽 久石譲

作画監督 安藤雅司・近藤喜文

声の出演 松田洋治・石田ゆり子・美輪明宏・田中裕子・小林薫・西村雅彦・森光子・森繁久弥

あらすじ

 山里に住む若者アシタカ(松田洋治)は、怒りと憎しみによりタタリ神と化した猪神から呪いをかけられてしまう。助言を受け呪いを解く術を求めて旅に出るアシタカはやがて西方の地でタタラの村にたどり着く。エボシ御前(田中裕子)が率いるその村では、鉄を造り栄えていたが、それは神々の住む森を破壊することでもあった。アシタカはそんなタタラ達に戦いを挑むサン(石田ゆり子)の存在を知る。人の子でありながら山犬に育てられた彼女は「もののけ姫」と呼ばれていた。

感想

 宮崎駿の作品の中で、何かコレが一番力入ってるな~って思う。見ていて普通にイイ作品。内容はナウシカの室町版。宮崎映画の集大成としてナウシカのクオリティーをこれでもかって位高めた感じ。そら面白いやろ。そら超ヒットするやろ。宮崎がジブリアニメを通じて伝えたいメッセージはこの作品に集約されてる。自然との共存・人間のおごり・反戦・・・ジブリ作品を見る時は、本作を一番最後に見るのがオススメかもね。

 にしても、宮崎さんこの映画で引退ってゆうてたのにな。宮崎駿監督引退作品って事で、作品は超ヒット。で、スタジオジブリの作品の素晴しさを改めて知った日本人がかなりおった事でしょうに。で、アカデミーへのノミネート。まあアカデミーは逃したけども、普通に宮崎駿監督の作品をもっと見たいって考えた人も多々いたやろな。これに伴ってアニメの中でもジブリ作品は別格とゆう見方が強まった。今までアニメは見ないってゆうてた人達も立ち上がってジブリ作品だけは見るようにしてるみたいな事に。結局引退は撤回した訳やけども、この作品の今まで考えもしなかったヒットでジブリが変わってしまったのは言うまでもない。

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耳をすませば

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監督 近藤喜文

プロデューサー 鈴木敏夫

原作 柊あおい

声の出演 本名陽子・露木茂・高橋一生・室井滋・高山みなみ・岸部シロー・江川卓

あらすじ

 本が大好きな女子中学生の雫(本名陽子)。彼女はある時、図書カードに何度も連ねられた男子の名を見つける。その天沢聖司(高橋一生)とゆう名前に淡い恋心を抱く雫。だが実際の天沢は粗野なヤツだった。

感想

 柊あおい原作漫画の映画化。ジブリ作品の中でも際立って地味な作品やけども、世間の渦に巻き込まれんかったってのもあって見た人からは名作ってよう聞く。思春期の不安や乙女心などこの手の作品にとったら定番中の定番を組み込んだ少女の成長を描いた甘酸っぱい青春作品。この作品を名作に押し上げたのはカントリーロードってゆう曲と細部まで緻密に描かれた背景やと思う。この背景のおかげで見る者は自分と全然違う世界の話として映画を見るんじゃなくて、そのいたってどこにでもあるような日本に住む普通な主人公にすんなりと感情移入できるのだ。ラストの雫と聖司が自転車で駆け抜けるコンクリートの街並はその雰囲気に圧巻としか言いようがない。実はエンドロールが物語のその後1日を追ってるので気付かなかった人は注目してみると良いだろう。

 これだけの素晴しいアニメを作れる近藤喜文とゆう監督だが、本作が最初で最後の監督作品になった。宮崎駿の後継者として将来を存分に期待されジブリの作品でも作画を担当していた逸材なだけに彼の早すぎる死は大変残念でならない。

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平成狸合戦ぽんぽこ

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監督 高畑勲

プロデューサー 鈴木敏夫

協力 水木しげる

語り 古今亭志ん朝

声の出演 野々村真・石田ゆり子・泉谷しげる・林家こぶ平

あらすじ

 舞台は東京、自然に囲まれた多摩丘陵。そこに住むタヌキたちはのんびりとひそやかに暮していた。しかし人間による宅地造成による自然破壊によってタヌキたちの住処が次第に少なくなっていた。自分たちの住処を守るためタヌキたちは先祖伝来の化け学で人間たちに対抗する。

感想

 本作の正式なタイトルは「総天然色漫画映画平成たぬき合戦ぽんぽこ」と長い。結構こんなタイトルって事で意外とジブリ作品の中でも見てない人が多い本作。この話、宅地開発が進む東京の多摩丘陵を舞台にそこに住む狸の目線から自然環境をとらえた作品。その切り口は高畑勲監督らしく、どこか子供向きとは程遠く完全な大人に向けた映画かなとも思わせるけども、独特なユーモラスたっぷりの演出で子供が見ても十分理解出来る範囲におさめてる。狸が化けて人間を驚かすこの作品の核となるシーン。その中によく見ると過去のジブリキャラクターが混じっていたりします。要チェック。

 狸が開発をやめさせようと人間に対してあの手この手を使うトコが見ものなんやけど結局は多摩ニュータウンは出来てしまう。人間と自然との共存についてイロイロ考えさせられる。実際問題、多摩ニュータウンは寂れてしまってるわけでこんなモノのために犠牲になった動植物がいるって事。決してそれが人間にとって絶対必要なモンやったんか。そうゆう事などなど考えさせられる深い映画。

平成狸合戦ぽんぽこ DVD 平成狸合戦ぽんぽこ

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紅の豚

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監督 宮崎駿 

プロデューサー 鈴木敏夫

音楽監督 久石譲

声の出演 森山周一郎・加藤登紀子・桂三枝

あらすじ

飛行艇を操る空賊が横行していた、第一次大戦後のアドリア海。ポルコロッソ(森山周一郎)はダンディーながら凄腕の賞金稼ぎの飛空艇乗り。ただ呪いを受けていでたちは豚だった。そんなポルコも空賊にしてみれば天敵。何とかやっつけたいと一計を案じた空賊たちは、アメリカからスゴ腕の飛行艇乗りを呼び寄せ、彼に一騎打ちを迫る。

感想

 全てにおいて「かっこよさ」ってモノを痛感させてくれる作品。宮崎作品の中でも結構異色ってゆうたら異色になるんかな。まだ、世間からの強迫観念みたいなんもなくて自由にアニメ作ってるよな~って感じがすごいする。男のかっこよさだけじゃなくで、劇中に出てくるジーナ(加藤登紀子)って女性も男から見てもかっこいいなって思える。この作品、いかんせん男のかっこよさ・ロマンみたいなモノだけやと思われがちやけど、マルコの飛行機を作る工場で働く人間は全員女性であるという点。これは宮崎作品全般に言えることやねんけども、女性の立場ってモノを考えてるな~ってゆうのがひしひしと伝わって来る。そして戦争についても舞台は戦後やけども戦争ってものがどんなものかって事までメッセージとして組み込んでるあたり流石としかいいようがない。ちなみにフランス版で主人公マルコの声をしてるのはジャンレノ。シブいっす。

紅の豚 DVD 紅の豚

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おもひでぽろぽろ

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監督 高畑勲

プロデューサー 鈴木敏夫

作画監督 近藤喜文

音楽 星勝

声の出演 今井美樹・柳葉敏郎・本名陽子

あらすじ

 東京でひとり暮らしをしている27歳のOL・タエ子(今井美樹)。農業に興味がある彼女は、休暇を取り義兄が農家を営む山形へと向かう。寝台列車で揺れる中、彼女の前にはいつしか小学5年生の自分が現れはじめる。

感想

 本作を密かにジブリNo1の作品として推してます。自分の少女時代を思い出しながら成長していく平凡なOLを描いた至って平凡な作品。果たしてこの作品をアニメでする必要があったのか?といわれれば、まあないんとちゃうやろか。普通に実写映画として今井美樹・柳葉敏郎で撮った方がイイって感じも少しはする。でも、アニメはアニメ。こんな平凡な作品をアニメにしたらアカンって決まりはないから別にアニメでもイイではないか。そして声。アニメ作品に必ずと言って良いほどついてまわる問題やけども、そこについてもとやかく言う必要はないと思う。例え実写やったとしても、人相や背格好のイメージと声が全く違う人もおる訳やからアニメを見るときはそうゆう風に割り切る事も重要やと思うよ。だからギバちゃんの声が唾っぽくても気にしない、気にしない。

 この作品は今と昔を平行して描いてるんやけども、その描き方が絶妙。特にラストの演出は目を見張るものがある。小学5年生の自分と共に精神的な自立を求めていき、そして最後は完全に自立する。それを見つめる小学5年生のタエ子の目が印象的である。それに全編を通して細部までこだわっってる画。場面場面で流れるBGMがそれを物語ってる。ただ田舎を美化する為だけの映画ではなく、昔を懐かしむだけの映画でもなく、それ以上に何かを感じられる作品になってる。高畑監督が有機農業が好きって事もあり彼のオリジナルとして作品に組み込まれてあるが、そこは普通に流してもイイと思う。変にそこだけにとらわれてヤイヤイゆうのも、何やしな。

おもひでぽろぽろ DVD おもひでぽろぽろ

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魔女の宅急便

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監督 宮崎駿

プロデューサー 宮崎駿

音楽 久石譲

作画監督 近藤喜文

声の出演 高山みなみ・佐久間レイ・戸田恵子・山口勝平・山寺宏一

あらすじ

 13歳になると旅に出なければならないとゆう古い一族の掟に従い、魔女のキキ(高山みなみ)は黒猫ジジ(佐久間レイ)と修業の旅に出る。海辺の大きな街が気に入ったキキはひょんな事からパン屋のおソノさん(戸田恵子)と出会い居候さしてもらえる事に。箒で飛ぶ以外に能がないのキキは空飛ぶ宅急便を始める。

感想

 児童書を原作とした、さすがの一言な作品。トトロと同じくかなりの頻度でTV放送してるからとても有名な映画でもある。箒で空を旅してる途中にラジオをつけたら流れてきたユーミンの曲。それとともにオープニングタイトルが。このタイミングはかなり秀逸な出来である。それに留まらずストーリー構成や演出も細部まで行き届いてる。よくぞここまでスカートをスカートとして表現させてるな~って感心したよ。宮崎監督すげー!って、こん時は素直に思えました。内容はイロイロな経験を通して成長してゆく少女を追っただけのモノやけども何度見ても飽きないその作りには感動すら覚える。下手なメッセージ等に作品が流されていないので見ていてほのぼのするよな。ラストの戻らなかったジジの言葉にも未だイロイロな憶測を呼んでるくらいやし、そんなけ良かったって事やろ。

ちなみに、この映画、公開前にクロネコヤ○トの宅急便とは話合いが成立してたみたいです。かなりカブってる設定やもんな。いや~ヤ○トさんがイイ会社で良かった。良かった。

魔女の宅急便 DVD 魔女の宅急便

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2006年8月13日 (日)

火垂るの墓

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監督 高畑勲

プロデューサー 原徹

原作 野坂昭如

作画監督 近藤喜文

声の出演 辰巳努・白石綾乃

あらすじ

 昭和20年の神戸。急な空襲で母が入院し14歳の清太(辰巳努)と4歳の節子(白石綾乃)は、叔母のもとを頼りに訪れる。しかし二人の母が亡くなったのを機に叔母は彼らを邪険にしはじめ清太は節子を連れて誰もいない防空壕へ。二人だけでの自炊生活をはじめる。

感想

 公開当時はトトロとの2本立ての上映だった。子供連れで楽しい映画を見に来た親子はこの作品を見て予想外の衝撃を受けたに違いない。苦情もかなり寄せられたらしいしな。そりゃそうやで。本作を漢字一文字で表現するとしたら「悲」が一番合ってる。ただひたすら悲しいだけ。でも戦争の悲惨さや、かつて日本でこうゆう状況が実際にあったって事を日本人が忘れないためにもこのような作品は絶対必要である。でも、日本に攻め入られた国からしたら戦争に対する日本の美化としてしかうつらないやろうし日本人もそれを理解した上で戦争というものと向き合って行かなアカンな。こうゆう悲しい事って人間は誰かのせいにしたがるモンなんやけど、お兄ちゃんのせいにも叔母のせいにもしたアカンよ。

 にしても、ここまでリアルな演出をした高畑監督には脱帽。しかも、原作の野坂昭如の自らの体験をもとにした小説の映画化な訳で、それが他人事のように考えようとしても心に入ってくる本作の重要なファクターなんやと思う。ひと夏に1回は見たい作品です。

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となりのトトロ

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監督 宮崎駿

プロデューサー 原徹

音楽 久石譲

声の出演 日高のり子・坂本千夏・糸井重里・島本須美・北林谷栄・鷲尾真知子

あらすじ

 舞台は昭和30年代の所沢。大学で考古学を研究する学者のお父さん(糸井重里)・小学6年生のサツキ(日高のり子)・4歳のメイ(坂本千夏)の3人が引っ越してきたのは、美しい自然があふれる田舎のお化け屋敷のような一軒家。ある日メイは森の中で不思議な生物を見つける。

感想

 決して難しいメッセージを入れて作品を重くする事もなく監督自身が子供目線で子供に夢を与えるような作りになってる所に素直に共感できる。誰が見ても感動出来る作りになっているので初期の宮崎作品は本当に素晴しいと思う。テレビでも嫌って程放送してるからトトロを知らないってゆう日本人はそんないないんじゃないかな。今のスタジオジブリのシンボルにもなってるし。トトロってゆうキャラクターだけじゃなくこの作品自体がスタジオジブリのシンボルなんやろな。こうゆう作品をかつて作っていたって事を忘れないでいて欲しいもんだ。

 本作と同時上映だった「火垂るの墓」。昭和初期の日本をアニメで描きたいとゆう監督に製作サイドが「誰がそんな映画見に来るのか?」と反発。それもあって2作の同時上映になった。トトロを映画館に見に行った人にとったらどっちの作品を先見たかによって評価の変わるトコなんやろな。先に「火垂るの墓」なんてみようモンならブルーのどん底に叩き落された後の軽快なオープニング。トトロを見て気分ウキウキなんて到底無理な話でしょうに。逆も嫌やけど。

 

となりのトトロ DVD となりのトトロ

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天空の城ラピュタ

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監督 宮崎駿

プロデューサー 高畑勲

音楽 久石譲

声の出演 田中真弓・横沢啓子・鷲尾真知子・TARAKO

あらすじ             

 スラッグ峡谷に住む見習い機械工のパズー(田中真弓)はある日、空から降りてきた少女を助ける。少女の名前はシータ(横沢啓子)。彼女は浮力を持つ飛行石を身につけていた。やがてパズーとシータは飛行石を狙う政府機関や海賊たちに巻き込まれ、かつて地上を支配したという伝説の天空島「ラピュタ」の存在を知る。

感想

 ナウシカがなかりメッセージ性の濃い衝撃的な作品やったからラピュタは少し子供っぽい感じを受けるかな。単純な冒険ストーリーなのに宮崎駿のテイストが随所に散りばめられた、非常にクオリティーの高い映画。以降のジブリ作品の至る所に見られる様々な原型が見てとれる。本作をジブリの最高傑作に挙げるヒトも多いんとちゃうやろか。

 この映画のメッセージは最後の方の「人は地に足を着けずに生きられなかったのよ」の一言。でも、見ていれば解るハズ。あんな文明を持っていたのにラピュタの今はアアなってる訳よ。言葉で語らずとも感じるところははしっかり画面から感じれるようになってるんよね。やから別にそんなとってつけたような補足説明みたいなメッセージはイイからもうちょっと観客側に感じる時間が欲しいトコやな。

天空の城ラピュタ DVD 天空の城ラピュタ

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風の谷のナウシカ

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監督 宮崎駿

プロデューサー 高畑勲

音楽 久石譲

声の出演 島本須美・辻村真人・納谷悟朗・TARAKO・冨永みーな 

あらすじ

舞台は地球壊滅後の近未来。海から吹く風によって腐海の毒から守られている「風の谷」。ある日風の谷に虫に襲われた輸送飛行船が墜落した。船内からは最終戦争で地球を壊滅させた「巨神兵」の核が出てきた。やがて巨神兵をめぐり闘争が勃発し風の谷の王妃ナウシカ(島本須美)も戦乱に巻き込まれてゆく。

感想

 未来少年コナンでも描いていた文明消滅後に生まれた森林が生命を再生させるという構図を膨らませて、後々製作される「もののけ姫」に繋がる自然と人間との対立と共生を描いた作品。世間では勘違いしてる人も多いと思うが、本作はまだスタジオジブリの作品ではない。スタジオジブリが出来たのは本作のヒットに伴うもの。とはいえ作品のテイストは宮崎駿そのものである。

 アニメ映画を作りたいけど、原作もない作品に出資してくれる会社がなかった。じゃあ原作を作ってしまえ!と書かれ始めた当時アニメージュに連載してた同名漫画のアニメ化。全7巻ある漫画の触りしか劇場版では描かれていないから全くの別モノとして捕らえるんがエエやろな。原作ファンからしたらこれ見たくらいで解った気になるなよ!って声が多々あるみたいですけど、風の谷のナウシカをただ一つの映画として見ると十分すぎる程メッセージは伝わってくると思います。逆に映画から原作へと入った人もおるやろし、今もなおファンの多い、スタジオジブリを形作った原点的な作品ですね。

風の谷のナウシカ DVD 風の谷のナウシカ

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