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2006年10月30日 (月)

クラッシュ

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監督 ポールハギス

脚本 ポールハギス

出演 サンドラブロック・ドンチードル・マットディロン・ブレンダンフレイザー・テレンスハワード・ダンディニュートン・ライアンフィリップ・マイケルペーニャ

あらすじ

 クリスマスを間近に控えたロサンゼス。黒人刑事グラハム(ドンチードル)とその同僚でヒスパニックの恋人リア(ジェニファーエスポジート)。銃砲店で不当な差別に憤慨するペルシャ人の雑貨店経営者ファハド。鍵修理を営む黒人ダニエル(マイケルペーニャ)。白人に敵意を抱く黒人青年アンソニーとピーター。地方検事のリック(ブレンダンフレイザー)とその妻ジーン(サンドラブロック)。差別主義者の白人警官ライアン(マットディロン)と同僚のハンセン(ライアンフィリップ)。裕福な黒人夫婦キャメロン(テレンスハワード)とクリスティン(ダンディニュートン)。やがて彼らの人生は思いがけない形で交錯し狂い始める。

感想

 ロスを舞台に繰り広げられる心と心の衝突を描いた群像劇。さまざまな人種が存在する事により起こる人種差別。ある人は差別を受けたり、ある人は差別をしたり、ある人は差別なんてモノに嫌気がさしていたり、そんな人達の人生が複雑に絡み合い心と心をぶつけ合う様は見ていて素直に感動できるし、かなりイイ作品やと思う。決してハッピーエンドではないんやけれども、それもまた人生みたいなね。登場人物個々を見ていればそうゆう感想になったけども、作品全体としたらどうだろうか?かつて人種差別を経験した者たちは形はどうであれ一応ハッピーエンドみたいな綺麗な感じで終わってた。でも、途中頑なに人種に対する偏見と闘い自分の正義を貫いてた青年は?どうなったかは言えないけどもあのラストやったらあまりにもあまりな気がする。まるで人種差別肯定してるような・・・。別に差別したものをラストにおとしめて差別反対!的な感じでまとめろとは言ってないが作品自体が持つメッセージみたいなもんが少し崩れるのは残念やったな。あとサンドラブロックの最後の抱擁。今までまわりに当ってきておいていざって時に家政婦に友達はあなただけってゆうくだり。その一言で全てを終わらせる気か?むちゃくちゃ酷い身勝手な女やんか。どうなんよ。

 本作の監督やってるポールハギスってゆう人は本作が初監督作品。にしたらかなりと言ってイイほど上出来。言いたい所はまだ少しあるけど、めちゃくちゃ上手くまとめられてるし、見ていて気持ちいい。なんか思い立ってイイ映画が見たくなった時はこの作品をススメておきます。

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ワールドトレードセンター

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監督 オリバーストーン

脚本 アンドレアバーロフ

出演 ニコラスケイジ・マイケルペーニャ・マギーギレンホールマリアベロ

あらすじ

 2001年9月11日の早朝。いつものように家を出て署へと向かう港湾警察のジョンマクローリン(ニコラスケイジ)巡査部長。彼は署に着くと部下たちを集め、それぞれの現場へと送り出す。ところが間もなく、世界貿易センタービルの北棟に旅客機が激突。港湾警察官たちに緊急招集がかけられる。すぐさまマクローリンを班長とした救助チームが結成され、現場へと急行する。新人警官のヒメノ(マイケルペーニャ)を含む4人の警官が、マクローリンと共にビル内に入ることを志願。しかし、彼らがビルに潜入した直後、大音響と共にビル全体が崩れ始めた。

感想

 今もなお記憶に新しい9.11同時多発テロの際、崩落したワールドトレードセンタービルの瓦礫の中から奇跡的に生還した2人の港湾警察官の実話を映画化した作品。あの悲劇を映画化するにはまだ早すぎるという声もあったみたいだが現実はどうだ?アメリカ中が悲劇に包まれたとか言っておきながらアメリカ国民の何割かは正確にテロの起きた年を答えられなかったらしい。事件は風化すると言うがアメリカはこの9.11テロを持ってしても何も変わらないとゆうことか?だから今この映画を持ってしてアメリカ国民にあの事件を思い出してもらおうとするには良い時期なんではないかな。直接的な表現は避けてたし早いって事も少しは考慮したんかな。

 今回社会派なオリバーストーン監督らしくない家族愛を中心にした作りになっている。何千人とゆう人たちが犠牲になった中、生存者はたった20人。その中の2人にスポットを当てている。なんであろうか?まるで九死に一生の再現ドラマを見ているようや。映画の大半は生き埋めになった2人の描写。必死に生き残ろうとする気概は見えてきたが画面にひたすら動きがないので見ていてたいそう退屈である。事実、そのつまらなさに耐えかねて何人かは映画館を後にしていた程。そして動く映像と言えば心配する家族。自分の夫の無事がわからない不安ってのもわかるけど、どこかしら距離を感じた。それが顕著だったのが、ニコラスケイジ演じるマクローリンの妻がまだ助けられてないけど生き埋めになっている夫の生存を知らされたシーン。隣の黒人の女性はエレベーターボーイをしている息子の安否がわからず泣いている。それを「そのつらさ解るわ」と慰めるのだが、明らかに自分の夫は生きているとゆう心情がそこにはあり、それが上から目線に感じた。あくまでも作品に筋を通したいのなら余計なシーンである。2人の生存を発見した元軍曹なんかこの後、軍に復帰しイラクに行ったってゆうテロップも出るし何やねんな。テロで家族を失ってない人は見たらそれなりに感じるモノはあるかもしれやんけど、それってどうなんよ。題材にされた2人が警官って事も引っかかる。国民の命を守る為に自分達の命を張る職業に就いてる2人やんか。そんな2人の救出劇よりも一般人の救出劇の方がダイレクトに見る者にテロの無残さが伝わったのでは?そもそも善では悲しみを描くのは無理。悪を持ってして描かないとこの事件の無残さを伝える事は出来ない。

 でも、この作品テーマは家族愛。テロについての云々じゃなくてただ家族のつながりの背景にテロがあったとゆうだけ。その点から見たらかなりデキてる映画やと思うよ。でもさ・・・誰がそんなの見せられて納得するっちゅうねん!

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秘密のかけら

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監督 アトムエゴヤン

製作 ロバートラントス

原作 ルパートホームズ

出演 ケビンベーコン・コリンファース・アリソンローマン・ソニヤベネット

あらすじ

 1972年のロサンゼルス。若手ジャーナリスト、カレンオコナー(アリソンローマン)は有名人の暴露本で名を売ろうと少女時代のアイドルで15年前に人気絶頂の中解散したエンターテイナーデュオ、ラニーモリス(ケビンベーコン)とヴィンスコリンズ(コリンファース)に狙いを定める。解散のきかっけとなった女性変死事件の真相を解明するため彼らに近づく。

感想

 う~ん。何て言ったら良いんやろか。まるで教科書通りに作りましたってな作品やな。図ったかのようにはさんで来るお色気シーンなんてまるでそのモノ。サスペンスとして見ても、次に何かあると思えば何かある。あいつが1枚かんでると思えば絶対かんでる。悪く言えば先が読める。読めたところで何もない。あぁ、そろそろ観客がダレて来る頃だ!じゃあ、お色気シーンを!みたいな。伏線をイロイロ敷いて最後に繋がるのは、まあ流石かなとも思うけど、それすらもまるで作られた感じを受けるのは内容に抑揚がないからかな。

 ケビンベーコンとコリンファースの存在感は良かった。それに対する女性記者やけども若手で無垢な感じを出したかったからアリソンローマンなのか?でも、物議を醸したぐらいの性描写シーンがある割に彼女ではパンチがなかったように思う。彼らに相対するにはまだ、存在感が浅い。お子ちゃまな感じは拭えず、どこが物議を醸す必要があるのか?まで思ってしまう。どことなくチグハグな印象を受けた。そればかりか、作品自体全体的に暗いのに主人公の職業がコメディアン。表の顔はいくらオチャラケてても裏ではこんなんなんですってゆうのを表現したかったんかもしれんけど、作品のリズムを壊してただけやったし。例え見たとしても見たって事しか残らない映画でした。

秘密のかけら DVD 秘密のかけら

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