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2006年11月 9日 (木)

DEATH NOTE デスノート the Last name

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監督 金子修介

出演 藤原竜也・松山ケンイチ・戸田恵梨香・片瀬那奈・マギー・上原さくら・板尾創路・津川雅彦・藤村俊二・鹿賀丈史

声の出演 中村獅童・池畑慎之介

あらすじ

 死神リューク(中村獅童)が落とした「デスノート」を拾い凶悪犯を次々と殺していく天才大学生、夜神月(藤原竜也)。巷では犯罪者の連続不審死を救世主キラの出現と噂が流れ始める。一方、一連のキラ事件を捜査するためインターポールから送り込まれたもう一人の天才L(松山ケンイチ)がキラを追いつめていく。やがて月はキラ逮捕に協力すると称し、自ら捜査本部に乗り込む。そんな中リュークとは別の死神レム(池畑慎之介)のデスノートをキラを崇拝するアイドル弥海砂(戸田恵梨香)が手に入れ自ら第2のキラとなり行動を開始する。

感想

 この作品、原作とは全く違ったラストを用意してあるらしいよ。うん、見てみると確かに原作とは違ったね。でもね、原作を途中で読むの止めるんじゃなくて、最後まで普通の人なら読むじゃない。でしょ?ここで言いたい事は、「どこが原作と全く違うねん!」って事。見ていない人の為に詳しくは言えないけどもね。俺はちゃんと12巻まで読みきりましたよ。第一に原作と違ったラストって銘打ってしまったらアカンと思う。だって、原作と違うラストを想像してみたら本作のラストを普通に想像してしまうやない。それしかないもん。コミックを読んだことない人にしてみれば別に最初から関係ないけど、読んだことある人を劇場に見に来てもらう為に墓穴を掘ってしまったよな。さしたる驚きもなく見終わってしまった。

 そもそも、デスノートの魅力とゆうものは月とLの心理戦にある訳で、そこをバッサリ映画版では削っていたので見ていても面白くないよな。確かにそれを入れたら140分のこの映画が倍になってしまうのはあるから無理なんやろうけど。

 当たり前のことやけど前編よりもオモシロかったよ。でも、まとまり的には前編の方が上かな。本作のオープニングのまるで陳腐な事。見たら笑ってしまうよ。それに、さくらTVでの妹のシーンも要らん。演出が陳腐なんが浮き彫りになって逆に妹がウザく感じてしまうやんか。しょうもないトコではゆっくりしていて肝心なトコで展開が異様にバタバタして早い。原作をただ映画にしましたって域を抜け出してないな。

  ただ、こんな映画でも1ケ所工夫を凝らしたら万人が驚く名作になったかもしれん。1番最後のベッドに横たわる女性(名前は伏せます)が出てきたシーン。あの女性の目が黄色くなってエンドクレジットになったらどうします?今まで見てきて溜まっていた鬱憤が全て吹き飛ぶでしょ?この映画に満足した人もそのラストやったらより一層面白かったとゆう感情が増えるハズ。原作と違うラストを用意してるって銘打つならコレくらいの事しなきゃ。

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Vフォー・ヴェンデッタ

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監督 ジェームズマクティーグ

製作 ジョエルシルバー・アンディウォシャウスキー・ラリーウォシャウスキー

脚本 アンディウォシャウスキー・ラリーウォシャウスキー

出演 ナタリーポートマン・ヒューゴウィーヴィング・ジョンハート

あらすじ

 近未来のイギリス。独裁者アダムサトラー(ジョンハート)議長が支配するファシズム国家となっていた。テレビ局で働くイヴィー(ナタリーポートマン)は外出禁止時間に表を歩いていたところを運悪く秘密警察に見つかってしまう。そこをV(ヒューゴウィーヴィング)と名乗る謎の仮面男に救われる。この男は1605年に国王の圧政に反発し国家転覆を図り失敗に終わったガイフォークスにならって、たった一人でサトラー政府に反旗を翻す狡猾非情なテロリストであった。次第にVのテロ活動に深く巻き込まれていくイヴィーは自分自身の内なる真実に気付く。

感想

 80年代に発表されたコミックを元に「マトリックス」のウォシャウスキー兄弟が脚本化。近未来、独裁国家となったイギリスを舞台に、反ファシズムを掲げテロ行為を繰り返すVとその戦いに巻き込まれていく女性イヴィーの物語。

 「国民が国家を恐れるのではない。国家が国民を恐れるのだ。」この映画の象徴的なセリフ。同時多発テロ以降のアメリカ中心とした政治の方向性を強烈に皮肉ってる感じも受けた。そもそも革命のためなら多少の犠牲は仕方がないのも解る。正義の為なら人を殺しても?仕方がない。それもこれも国家を完全な悪として描いてるが為に成り立つシナリオなのか。それだけ、理念で国民を動かすのは容易い事じゃあないって事ね。

 確かに内容は革命・理念・自由etc・・・と様々な問題を取り上げて政治色の強い作品にはなってるけど、理想論的な印象しか受けなかったな。こうゆうシナリオを成り立たせようとしたら極端にならざるを得ないから仕方がないか。でも「マトリックス」みたいなアクション中心の作品ではなく、セリフ中心に構成された作品だったところは好感を持てし、ラストのチャイコフスキー。あれにはアッパレだ。

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ミュンヘン

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監督 スティーブンスピルバーグ

原作 ジョージジョナス

音楽 ジョンウィリアムズ

出演 エリックバナ・ダニエルクレイグ・ジェフリーラッシュ・キアランハインズ

あらすじ

 1972年9月5日ミュンヘンオリンピック開催中に武装したパレスチナのテロリスト集団がイスラエルの選手村を襲撃し人質となったイスラエル選手団の11名全員が犠牲となる悲劇が起きた。イスラエル政府は犠牲者数と同じ11名のパレスチナ幹部の暗殺を決定。精鋭5人による暗殺チームを秘密裏に組織する。チームのリーダーに抜擢されたアヴナーは4人の仲間と共に任務につく。

感想

 スピルバーグの力の凄さとゆうモンをまざまざと感じさせられた。彼の作品はともすれば批判の対象にしかならないケースがほとんど。名のある監督の運命か。力はあるのに有名ってだけでみんな噛み付くもんな。「宇宙戦争」なんてそのさいたる例やもん。スピルバーグがトムクルーズと組んで作った作品。あんなん駄作や!って声が多いけど結構原作に忠実で別に責め立てる先はスピルバーグじゃなかったりする。それでも浴びてしまう批判。有名ならではこそ。そのスピルバーグがちょっと本気を出して良い映画を撮った。

 映画自体のテーマは「報復」。報復したとしてもその報復の報復がある訳で憎しみの連鎖は止まらない。伝わってくるメッセージそのものは簡単なモノなんやけど、イスラエルとかパレスチナとかあそこら辺での現実とゆうものを見つめる良い機会を提供してくれてると思うよ。内容は全体的にかなり暗くて重いし、描写が酷い程かなりリアル。正直平和な国で育ってる人間にしてみればどことなく絵空事にしか感じられないであろうが、まぎれもない真実。

  テロも報復もどちらも暴力な訳なんやけど、そんな事は誰にだって理解できる事。でも、報復しないと相手がイイ気になってもっとやってくるから報復しないとイケナイ。でも例え報復しても報復に対する報復も起こるわけで、報復はイケナイ!って高々に宣言しても何も変わらない。その根っこには暴力以前に根っことなる問題がある訳やからさ。でも見て損はない作品やと思う。かなり解りにくい内容やから見る前に予習が必要かもね。

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マイ・アーキテクト ルイス・カーンを探して

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監督 ナサニエルカーン

製作 ナサニエルカーン

脚本 ナサニエルカーン

出演 ナサニエルカーン・ルイスカーン・フィリップジョンソン・イオミンペイ・フランクOゲーリー

感想

 20世紀を代表する建築家といえば、ルコルビジェ・フランクロイドライト・ミースファンデルローエと勿論この人、ルイスカーン。ルイスの2番目の愛人の息子であるナサニエルが彼の死後30年という時を経て父親と向き合うためルイスカーンのルーツを探す旅に出るドキュメンタリー。建築を知る者にとってはコレ以上ない題材なのだが、基本的に息子が本妻や本妻の娘・愛人・愛人の娘などプライベートな処を紐解きながら彼の影を追う感じ。と、同時に彼の建築も訪れ何を考えどうゆう哲学を持っていたかを知っていく。だから、どっちにしても中途半端なのは免れない。イロイロな建築家の話を聞くのは大変オモシロかったけども、建築にゆかりがない人にとったらツマラナイと思うんやないやろか。明らかに建築家とナサニエルの間に温度差が見えたよ。顕著だったのが建築家シャルームウォレスがバングラディッシュ国会議事堂について語るシーン。彼は涙ながらにルイスについて語っていたのにナサニエルは自分はルイスの息子であるというエゴがあったんではなかろうか。まあ、それもそのはず、大衆にとってすればルイスカーンは父親である前に偉大な建築家であり、ナサニエルにとっては偉大な建築家である前に実の父親なのだから。

 とにもかくにもルイスの動く映像が見れたのも良かったし、ルイスの哲学が垣間見れたのも良かった。そして、アジアを代表する建築家イオミンペイの「3~4棟の傑作の方が60棟の駄作よりずっと重要だ」とゆう言葉にルイスの凄さを感じ自らの戒めにもなった。本作に登場するソーク生物研究所はやはり素晴しく、その時を超越しそこに存在しつつける精神性にはため息もでない。

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