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2007年5月10日 (木)

タイヨウのうた

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監督 小泉徳宏

原作 坂東賢治

主題歌 YUI

出演 YUI・塚本高史・麻木久仁子・岸谷五朗・通山愛里・山崎一

あらすじ

  海辺の街に暮らす16歳の少女、雨音薫(YUI)は太陽の光にあたれないXP(色素性乾皮症)という病気のため、昼間眠り、夜になると活動する昼夜逆転の生活を送っていた。それでも家族や親友に支えられ、何よりも大好きな歌を歌うことで、日々を明るく生きていた。そんな彼女の密かな楽しみが、毎朝サーフボードを抱えて海へと向かう少年を部屋の窓から眺めること。彼は18歳の高校生、藤代孝治(塚本高史)。ある夜、いつものように公園で弾き語りライブをしていた薫は、目の前を通り過ぎる孝治に気づき、とっさに彼を追いかけた薫は、勢い余ってそのまま愛の告白をしてしまう。

感想

  演技をするミュージシャンか歌を歌う女優かって選択で、この作品は前者をとった。うん。あながち間違いじゃあない。2時間って尺の中でやっぱり重要な要素って歌のシーンやもんな。同タイトルのドラマが沢尻エリカ主演で放送されたけど、それは毎週放送していく上で、どうしても演技がしっかりしている必要があったからこその歌を歌う女優って訳やね。本作に出てるYUIは何とも言えん良い声をしてるし弾き語りのシーンはさすがやなって思う。演技は、まあ素人丸出しって感じやったけどさ、彼女独特のあのテンションの低ぅ~い感じが作風にマッチしてて、それなりに良い雰囲気を醸し出せてたから何の問題もなく見れます。

 病気の少女の話やねんけどさ、普通やったらお涙頂戴の作りになってしまうところを、塚本高史・岸谷五朗・通山愛理の3人の演技で場がほっこりと和む感じを演出していたのがまた青春映画っぽくて良かったね。こうゆう映画を演出したり、脚本書いたりしてるのっていい大人やのに、その大人が作った映画で青春を感じてしまう自分も、どこか大人になってしまったんやな・・・と感慨にふけってしまったよ。

  本作で世間一般に知られるようになった病名XPやけどさ、コレってそもそも太陽に当たってはイケないってゆうだけの病気じゃないんとちゃうかったけ?確か紫外線に対する抵抗力が極端に低いってゆうのが前提じゃなかったような。でも、偏った伝え方ではあるけどこうゆう病気を世に知らしめるのは良い事やと思います。結局死を迎える事になる主人公やけど、「死ぬまで生きるんだ」って言葉は病気の人だけじゃなく全ての人が心しなくてはイケない事じゃないでしょうか。

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2007年5月 9日 (水)

LIMIT OF LOVE 海猿

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監督 羽住英一郎

原作 佐藤秀峰

脚本 福田靖

出演 伊藤英明・加藤あい・佐藤隆太・大塚寧々・吹越満・浅見れいな・石黒賢・荒川良々・時任三郎

あらすじ

 海上保安官である仙崎大輔(伊藤英明)が潜水士となって2年。現在は鹿児島第十管区で機動救難隊員として海難救助の最前線で働いていた。恋人の伊沢環菜(加藤あい)とは遠距離恋愛中。そんなある日、鹿児島沖3キロの海上で乗客620名を乗せた大型フェリー船の座礁事故が発生。すぐさまバディの吉岡哲也(佐藤隆太)と現場へ駆けつける大輔。しかし沈没までに残された時間は4時間。しかも、船内には195台もの積載車両があり万一引火すれば大爆発の危険が。吉岡とともに乗客の非難活動にあたる大輔だったが、偶然乗り合わせていた環菜を見つけた。

感想

 なんてネーミングセンスの無いタイトルだい・・・LIMIT OF LOVEって。映画第1作目の「海猿」・フジ系列で放送されたTVドラマ「海猿EVOLUTION」とここまで着実に原作の色を損なうことなく積み上げて来たものを一気に崩しにかかったね。脱帽だよ。何なんだい。「LIMIT OF LOVE」って。何でそんなタイトル付けたんだい。その答えは本編中にあった。

 そもそも、この映画はいわゆるパニックモノな訳さ。大ヒットした「タイタニック」や2006年公開の「ポセイドン」の流れにのかってみただけかどうかは定かではないよ。邦画でこうゆう類の映画を作るな!って言う気なんて毛頭ないけどね、どうせ作るならもっとちゃんと作って欲しいのよ。だってアレやで。映画のクライマックス。今にも沈みそうな船の中。一刻を争う時に主人公が取った行動がさ・・・そら大ブーイングくらうって。無線が壊れて本部と連絡が取れなくなるも携帯電話を見つけ本部に救助を要請。自分らは梯子を登って外に向かうからそこをヘリでピックアップしてくれって言うわけさ。そこまでは問題ないよ。そこからが問題なのよ。環菜に電話代わってくれってゆうて何を言い出すかと思えばプロポーズ。シナリオ的にはなんとも奇麗な展開やけども、それってどうなんよ。そんな緊迫した状態なのに関わらず場違い甚だしい事をしかも結構長い時間つらつらと語るわけさ。当然、環菜は号泣。そらうれしいやろ。で、周りの海上保安官も全員が手を止め彼のプロポーズに耳を傾ける。え?海上保安官ってそんな職務怠慢なの?誰か1人くらい、「あの~、そんな事よりも救助が先決なんじゃ・・・」って言っても良いと思うぞ。電話が切れるや突然目の色が変わったかのように動きだす保安官達。んで、結果は仙崎は梯子を登り切れず船は沈没してしまいましたとさ。多分、あのプロポーズがなかったらすんなり救助者は助かったんとちゃうかな。これこそタイトルが「LIMIT OF LOVE」って訳ですか。確かにLIMITだぜ。何せ要救助者の命よりも告白を選んでしまうほど環菜への愛に満ち足りたんですもの。しかもその告白がその告白を注意し止めさせるべき仲間達の心をも動かし愛に包まれた状態にしたんですから、これ以上のLIMITはないでしょう。なんて全く作品擁護になってない擁護をしてみましたが批判もする気はありません。

  だって批判なら、確か船は傾いてたハズなのに船内の水面が傾いてなかったとか、フェリー沈没後、日も明るいのになぜ捜索を翌日にしたのかとか、突っ込み所は沢山あります。でも、そんな事どうでも良いんです。なんたってこの映画のタイトルが「LIMIT OF LOVE」である問題のシーンを見れば一目瞭然。2006年の邦画を代表する映画。その名も「LIMIT OF ネタ映画 海猿」なんですから。

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