2006年11月22日 (水)

グッバイ、レーニン!

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監督 ヴォルフガングベッカー

脚本 ヴォルフガングベッカー

撮影 マルティンクララ

音楽 ヤンティルセン

出演 ダニエルブリュール・カトリーンザース・マリアシモン

あらすじ

 1989年の東ベルリン。テレビ修理店に勤める青年アレックス(ダニエルブリュール)。彼の父は10年前に家族を捨て、西側に亡命し、母クリスティアーネ(トリーンザース)はその反動からますます愛国心を強めていった。そんなある日、秘かに反体制の考えを持っていたアレックスが参加した反社会主義デモで警察と衝突しているところを母に偶然目撃されてしまう。母はショックで心臓発作を起こし昏睡状態に陥る。その間にベルリンの壁が崩壊。8ケ月後、資本主義国家となったドイツで母は奇跡的に覚醒する。

感想

 愛国心の強い母にベルリンの壁崩壊とゆう事実を伝えるとショックを与える事になるためアレックスは必死に東ドイツを演出する。コメディとしてみたら、やっすい、うっすい、作りが非常に残念。これも、ドラマ部分がとてもイイからやねん。国への愛情か、はたまた息子の自分への愛情か。見ていて心地がイイ。それだけではなくて東ドイツと西ドイツの違いが上手く映像化されてる。日本にいる人間にしてみればニュースでしか見たことのないベルリンの壁崩壊前後のドイツを改めて感じるイイきっかけにもなるんとちゃうかな。

 映画としての作りはムラが多くてとても悪い。でもムラをそぎ落としていって残ったモノの質は非常に高い。母の最後の表情が全てを物語ってるね。

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2006年11月16日 (木)

GOAL! ゴール!

Goal

監督 ダニーキャノン

脚本 マイクジェフリーズ

出演 クノベッカー・スティーブンディレイン・デイビットベッカム・ジネディーヌジダン・ラウールゴンザレス・アランシアラー・スティーブンジェラード

あらすじ

 メキシコで貧しい家庭に生まれたサンティアゴ(クノベッカー)は家族でロスに移り住む。20歳になったサンティアゴは、ニューカッスルのスカウトの目に留まり、父親の反対を押し切り、単身渡英。練習生となったがいろんな試練が待ち受けていた。

感想

 FIFAが製作をバックアップした事もあって心踊るようなスーパースター達が出てる。まあ大半は試合のシーンに見切れてるだけやけどさ。ジェラード・クライファート・ランパード・ダイアーetc・・・。本作は全3部作の第1作目。イングランドのプレミアリーグでの成功までを描いてる。2作目はレアルマドリードが絡んで来るんやって。やからベッカムとかジダンとかラウルとかレアルを代表する選手をセリフ付きで登場させたんやろな。無理矢理。個人的にはなぜか見切れてたエリクソン監督がツボやった。

 内容は王道のサクセスストーリー。数々の試練が立ちはだかるけども幸運と努力と人柄で次々に乗り越えて行く。先が読める読めないどうこうより、こうゆう映画なんやから安心して見れるわな。ただ1つ、サッカーの映像が選手目線なのは新鮮やったけど、ゴールシーンにイマイチ迫力がなかったのが痛いな。サッカーニュースの映像の方がダイナミックな位なレベルやった。それをちょいと組み込んでくれれば良かったのにな。

 にしても、「フェイスオフ」で冴えない弟役やったアレッサンドロニヴォラがニューカッスルのスターやったのにはワロタ。

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2006年10月30日 (月)

クラッシュ

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監督 ポールハギス

脚本 ポールハギス

出演 サンドラブロック・ドンチードル・マットディロン・ブレンダンフレイザー・テレンスハワード・ダンディニュートン・ライアンフィリップ・マイケルペーニャ

あらすじ

 クリスマスを間近に控えたロサンゼス。黒人刑事グラハム(ドンチードル)とその同僚でヒスパニックの恋人リア(ジェニファーエスポジート)。銃砲店で不当な差別に憤慨するペルシャ人の雑貨店経営者ファハド。鍵修理を営む黒人ダニエル(マイケルペーニャ)。白人に敵意を抱く黒人青年アンソニーとピーター。地方検事のリック(ブレンダンフレイザー)とその妻ジーン(サンドラブロック)。差別主義者の白人警官ライアン(マットディロン)と同僚のハンセン(ライアンフィリップ)。裕福な黒人夫婦キャメロン(テレンスハワード)とクリスティン(ダンディニュートン)。やがて彼らの人生は思いがけない形で交錯し狂い始める。

感想

 ロスを舞台に繰り広げられる心と心の衝突を描いた群像劇。さまざまな人種が存在する事により起こる人種差別。ある人は差別を受けたり、ある人は差別をしたり、ある人は差別なんてモノに嫌気がさしていたり、そんな人達の人生が複雑に絡み合い心と心をぶつけ合う様は見ていて素直に感動できるし、かなりイイ作品やと思う。決してハッピーエンドではないんやけれども、それもまた人生みたいなね。登場人物個々を見ていればそうゆう感想になったけども、作品全体としたらどうだろうか?かつて人種差別を経験した者たちは形はどうであれ一応ハッピーエンドみたいな綺麗な感じで終わってた。でも、途中頑なに人種に対する偏見と闘い自分の正義を貫いてた青年は?どうなったかは言えないけどもあのラストやったらあまりにもあまりな気がする。まるで人種差別肯定してるような・・・。別に差別したものをラストにおとしめて差別反対!的な感じでまとめろとは言ってないが作品自体が持つメッセージみたいなもんが少し崩れるのは残念やったな。あとサンドラブロックの最後の抱擁。今までまわりに当ってきておいていざって時に家政婦に友達はあなただけってゆうくだり。その一言で全てを終わらせる気か?むちゃくちゃ酷い身勝手な女やんか。どうなんよ。

 本作の監督やってるポールハギスってゆう人は本作が初監督作品。にしたらかなりと言ってイイほど上出来。言いたい所はまだ少しあるけど、めちゃくちゃ上手くまとめられてるし、見ていて気持ちいい。なんか思い立ってイイ映画が見たくなった時はこの作品をススメておきます。

クラッシュ DVD クラッシュ

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2006年9月23日 (土)

かげろう

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監督 アンドレテシネ

原作 ジルペロー

音楽 フィリップサルド

出演 エマニュエルベアール・ギャスパーウリエル

あらすじ

 第2次大戦下のフランス。未亡人オディールは子供2人と共に戦火を逃れていた。その道中、車が爆撃を受け足を無くしてしまうが17歳の青年の導きで辿り着いた森の奥の安全な屋敷で一緒に避難生活を送る。

感想

 話の内容もさる事ながら妙な緊張感で満たされたその画は見ていて面白い。の分ラストはあえてあっさりと終わらせてる。タイトル同様、まるでかげろうの様に。おおよそ人の役に立てない人生を歩むはずだった少年が避難生活とゆう形で彼女らに出会った事により少なからず役に立てた。そして、そんな少年の存在もまるでかげろうの様に・・・。エマニュエルベアールもどことなく影の漂う未亡人を見事に演じきってる事もあるものの、その感じを映画の前面に押し出さず、非常に自然な感じで配してたことによりギャスパーウリエルの良さや作品自体の雰囲気にもイイ影響を与えてた。

 ただ、パッケージのようなシーンはあるにはあるが大よそそんな映画ではない。印象的なシーンでもあるんやけど、前面に押し出すのもどうなんやろか?と思う。何も知らずにパッケージだけで借りて見たらがっかりするかもな。でも内容がイイから良い裏切られ方される事になるんとちゃうかな。オススメ。

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2006年9月17日 (日)

カッコーの巣の上で

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監督 ミロスフォアマン

原作 ケンキージー

脚本 ローレンスホーベン・ボーゴールドマン

音楽 ジャックニッチェ

出演 ジャックニコルソン・ルイーズフレッチャー・マイケルベリーマン・クリストファーロイド・ダニーデビート

あらすじ

 刑務所の強制労働から逃れるため精神異常を偽ってオレゴン州立精神病院に入院したマクマーフィ(ジャックニコルソン)は精神病院での管理体制に疑問を感じ絶対的な権力を握る婦長に反発。それと共に入院患者らに生きる気力を与えていく。

感想

 名作である事には変わりない映画やけども、婦長が最後まで悪者役やったんが何とも。社会の体制に反発する男の描写を大切にするのも解るが結局の所まるで人間味のないマシーンのような役になってしまってた。マクマーフィや他の患者らは人間らしさ満開やのにな。婦長は何を守ろうとしてたのか。規範か?ルールか?管理体制の中で厳格にルールを守る人間であったからこそ婦長にまで登りつめたんやろうけど。そこんとこの描写があっても良かったんではないかと感じた。ジャックニコルソンの演技は文句のつけようのない程良かった。でも冒頭のマクマーフィは子供っぽい感じを受ける。それでこそ病院内に活気を与えるとゆうもんやけど、病院の体制をまだ理解していない時期やったんか、ただ暴れてるだけのような印象を受けた。ラストも悲しく切なさは残るが感動できるだけの余韻を含んでおり観客が人間の尊厳や社会の不条理に対して考えるに足るいい終わり方をしてる。所々説明不足なシーンがあるがイイ作品であることにかわらない。

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2006年9月13日 (水)

CUSTOM MADE 10.30

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監督 ANIKI

脚本 no5・marumaru・ANIKI

歌 奥田民生

出演 木村カエラ・奥田民生・西門えりか・松山ケンイチ・加瀬亮・柳沢慎吾・寺島進・ミッキーカーチス・宮崎美子・安齋肇・カイヤ・加勢大周・ザたっち

あらすじ

 両親の離婚により広島とロンドンに離れ離れで暮らしていたマナモ(木村カエラ)とみなも(西門えりか)姉妹。母親に引き取られ広島で育った姉のマナモはキャバクラでバイトをしている女子高生。母親が再婚したため今は一人暮らし中。ある日ロンドンにいた妹みなもが突然マナモのもとに転がり込んでくる。10年ぶりに一緒に暮らし始めた2人は、ことあるごとに大げんかの毎日。そんな2人は自称天使の不思議な2人組に出会う。彼らはなぜか10月30日に広島市民球場で行なわれる奥田民生のライブにマナモを行かせようとしていた。しかし同じ日マナモはバイト仲間とつくったバンドでキャバクラのイベントに出演する事になっていた。

感想

 何ですか?見始めて5秒で面白くないって解りましたよ。全くもって映画制作のセンスが感じられませんもん。ただ木村カエラが可愛いだけの作品。でも演技は下手っぴ。ストーリーも意味がない。なんか木村カエラと奥田民生のタッグで最近主流のガールズバンド物に便乗してしまえ!って半ば無謀に作っただけちゃうんか。企画倒れとゆうか、映画にしたらアカンくらいの企画でしょ。多分演者がしょぼかったら通ってませんよ、この企画。何でしょうか。しょうもないとはこのことです。

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恋する遺伝子

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監督 トニーゴールドウィン

原作 ローラジグマン

脚本 エリザベスチャンドラー

出演 アシュレイジャド・ヒュージャックマン・グレッグキニア・エレンバーキン・マリサトメイ

あらすじ

 TVの人気トークショーでゲストのブッキング担当のジェーングドール(アシュレイジャド)。ある日、赴任してきたばかりのプロデューサーのレイ(グレッグキニア)に一目ボレ。レイも恋人と倦怠期にあったことから二人の仲は急速に接近。やがて二人は同棲をすることになるが引越しの間際になってレイから理由の不明なまま別れ話を切り出される。突然奈落の底に突き落とされたジェーンは半分やけでプレイボーイのエディ(ヒュージャックマン)と同棲を始めてしまう。やがて、オス牛の生殖行動に関する新聞記事を目にしたジェーンは、きっと同じコトが人間にも当てはまるハズと、エディを研究対象に独自の理論を打ち立ててゆく。

感想

 アシュレイジャド主演のラブコメ。ブリジットジョーンズへの便乗のような感じは否めないけど、こっっちの方が良く出来てると思う。男にこっぴどく振られオス牛の生殖行動を元に人間にも当てはまると理論を独自に立ち上げはじめる。そもそもの設定が稚拙で男としては、おいおい!って思う事もしばしばやけど流石のアシュレイ。30過ぎても全然カワイイ。普通に見れる。ラストを急ぎすぎて最後はドタバタしてるけども、王道のラブコメとして最後以外はかなり上出来。でも、明らかに女性をターゲットにした作品ゆえ女性が見たらすんなりと納得できると思うけど男が見たら・・・保証は出来ません。

 別れた男が彼女に差し入れをするシーン、彼女が思っくそゴミ箱に投げ入れたのにはワロタ。男がめっちゃ切ない顔をする。自業自得やねんけど、オススメなシーンや。

恋する遺伝子 DVD 恋する遺伝子

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2006年9月11日 (月)

ゴッドファーザー PARTⅢ

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監督 フランシスフォードコッポラ

製作 フランシスフォードコッポラ

音楽 カーマインコッポラ・ニーノロータ

出演 アルパチーノ・ダイアンキートン・アンディガルシア・タリアシャイア・ソフィアコッポラ・ジョージハミルトン・ブリジットフォンダ

あらすじ

 マイケル(アルパチーノ)はバチカンの加護を得て一切の犯罪から手を引くことを宣言。しかし後継者に甥のビンセント(アンディガルシア)を立てたことから内部抗争に火がついてしまう。自身も病に蝕まれるマイケルは何とか事態の収拾を図ろうとする。

感想

 PARTⅡから15年の時を経て製作されたシリーズ最終章。前2作のクオリティーがあまりにも高い事でコッポラ監督にも相当な重圧が圧し掛かった事やとは思うが世間でゆわれてる程悪くもなく、シリーズの集大成としての役割を完璧に担ってると思う。マイケルの娘役は当初ウィノナライダーがやる予定やったけど、コッポラの娘であるソフィアが演じた事も批評家の反感をかった。監督としては才能の片鱗を見せるソフィアコッポラも演技とゆう点ではズブの素人と何ら変わらないのも解らないではないけど、イタリア娘の感じは上手く出ていたし、そこまで悪くもない。クライマックスもマイケルの人生を観客も15年とゆう長い年月を通して見る事により、すっかり画面に引き込まれる。まさしく最終章に相応しい幕切れである。コッポラが地獄の黙示録での負債を回収する為にこの作品を作ったってゆうバックストーリーもこの作品に対する評価を下げる要因になったんやとは思うけど、普通に必見の作品やと思いますよ。

 この映画のラストの素晴しさは特筆に値する程、感動的であり、はかなくもあり、あっけなくもある。まさしくシリーズの最終章として堂々たるラスト。いくら、PARTⅢを批判している人であろうとこのラストの素晴しさは認めない訳にはいかない。いくら持ち上げて期待感を煽ったとしても決して期待外れにはならない。なんたってこれ以上のラストなんてないくらい最高なのだから。

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ゴッドファーザー PARTⅡ

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監督 フランシスフォードコッポラ

原作 マリオプーゾ

音楽 カーマインコッポラ・ニーノロータ

出演 アルパチーノ・ロバートデニーロ・ロバートデュバル・ダイアンキートン・ジェームズカーン・ジョンカザール・タリアシャイア

あらすじ

 マイケル(アルパチーノ)は根拠地をニューヨークから西部のネバダ州タホー畔に移していた。ドンの椅子に座るマイケルの頭の中には、やがて父ビトーの事が巡る。若き日のビトーは、マフィアの親分チッチオに父親を殺される。悲しみに暮れる葬列の中の一発の銃声。復讐を誓い山に隠れて機会をうかがっていたビトーの兄がチッチオの手下に撃たれてしまった。そして母も。孤独となったビトーはチッチオの手下に命を狙われる中、アメリカに逃げ延びる。成長した青年ビトー(ロバートデニーロ)は若き日のクレメンツァ、テッシオ、ジェンコらと知り合いパン屋、八百屋、服屋など様々な職業をやりながら、イタリア移民の人々の信望を集めていき、次第に頭角をあらわす。そんな中、街を牛耳っているファヌッチが立ちはだかる。

感想

 ビトーのあとを継ぎファミリーのドンとなったマイケルの苦悩を描いたシリーズ第2弾。幼いビトーが青年となり、やがてファミリーを築くまでの物語を実に巧みにからませて作品を構成させている。本作はありがちな単なる続編ではない。前作と2つで1つの作品の様になるのが凄いところである。PARTⅡと前作は70年代に製作され未だにこれを超えるマフィア映画は存在しないと言わしめる程の傑作。若き日のビトーを演じているのがロバートデニーロ。彼の演技の上手さは言うまでもないが、この作品の殊勲賞はやはりアルパチーノではなかろうか。ビトーがドンになった時とは全くと言っていいほど変わってしまった時代の中でのファミリーを束ねるドンとしての苦悩がコッポラの緻密とも言える映画センスの中で一際輝きを見せていた。権力という名の孤独・愛とゆう名の哀しみがひしひしと伝わって来る。さすが面白い作品は時間の長さとゆうものを忘れさせてくれる。重厚さゆえに一回見ただけでは全てを拾え切れない感はあるが200分とゆう長さに気が引けている人、迷わず見るべきです。

DVD ゴッドファーザー PART II

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ゴッドファーザー

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監督 フランシスフォードコッポラ

原作 マリオプーゾ

脚本 フランシスフォードコッポラ・マリオプーゾ

音楽 ニーノロータ

出演 マーロンブランド・アルパチーノ・ジェームズカーン・ダイアンキートン・ロバートデュバル・タリアシャイア

あらすじ

 コルレオーネの屋敷で行われている娘コニー(タリアシャイア)の結婚式。華やかな音楽さえも届かない書斎ではブラインドも降ろされドン・コルレオーネ(マーロンブランド)が友人達の頼みごとを聞いていた。彼は相手が貧しく微力であっても助けを求めてくれば親身になってどんな問題でも解決してやっていた。彼への報酬と言えば、ささやかな友情の証と「ゴッドファーザー」という尊称、そして彼の呼び出しに応じ、恩を返すだけでよかった。そんなある日、麻薬を商売にしているソロッツォが仕事の話を持ちかけてきた。しかしドンはその話を丁重に断る。彼はドンさえ殺せばこの取り引きは成功すると思い、一族の経営しているオリーブオイル社から出てきたドンを街頭でソロッツォの手下に襲わす。銃弾を何発もうけたが、強靱な彼は一命をとりとめる。これはドンが築いてきた強大なコルレオーネファミリーに対する初めての宣戦布告でありソロッツォの背後にいたタッタリア・ファミリーやニューヨークの他のファミリーも動きだした。

感想

 言葉を失うとはこの事か。言わずと知れたコッポラ監督の代表作であり、マフィア映画の頂点に君臨する作品。全てのシーンが名シーンであり語っても語りつくす事が出来ない。175分とゆう長さがまるで短い位に全編通して緊張感に包まれているがマフィアの抗争だけに焦点をあてただけの映画ではなく、コルレオーネ一家の壮大な家族ドラマとしての要素も入ってる。人間と人間が織り成す人間模様が濃く描かれてる点も名作たる由縁ではなかろうか。そして、名だたる俳優陣の中で一際異彩を放ってるマーロンブランド。この役を演じるにあたって口の中に綿を詰め独特の頬を作り出したのはあまりにも有名。彼が演じるドンには大人の男の渋さを感じる。そして家族への想い。男の中の男とゆう言葉があまりにも陳腐なモノに聞こえる程の存在感がある。シリーズを通して、ゴッドファーザーはアルパチーノではなくマーロンブランドとゆう声が聞かれるのも納得である。ちなみにマーロンブランドは本作でアカデミー主演男優賞を獲得したが受賞を拒否。ハリウッドの人種差別に対する抗議が理由らしい。

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2006年9月 9日 (土)

コールドマウンテン

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監督 アンソニーミンゲラ

原作 チャールズフレイジャー

脚本 アンソニーミンゲラ

出演 ジュードロウ・ニコールキッドマン・レニーゼルウィガー・ドナルドサザーランド・ナタリーポートマン・フィリップシーモアホフマン・キャシーベイカー

あらすじ

 南北戦争末期1864年。ヴァージニア州の戦場で戦っていた南軍の兵士インマン(ジュードロウ)は重傷を負い病院へ収容される。従軍して3年。インマンにとって、故郷コールドマウンテンと、彼の帰りを待ち続ける恋人エイダ(ニコールキッドマン)だけが心の支えだった。病院でエイダからの手紙を受け取ったインマンは、ついに死罪を覚悟で脱走を図り故郷へ向かう事を決意する。一方インマンの帰りをひたすら待ち続けていたエイダは愛する父の急死という悲劇に見舞われていた。一人では何も出来ず途方に暮れていた彼女の元に流れ者の女ルビー(レニーゼルウィガー)がやってくる。

感想

 南北戦争を元にしたラブストーリー。確かにスケールは壮大。風と共に去りぬの再来と呼ばれるのも解る。でも、内容はベタな純愛であり、この手の作品にありがちなラスト。従軍したインマンと故郷でただ彼の帰りを待つエイダ。この2人にどんな運命が待ち受けているのかは冒頭のインマンが出兵するシーンを待たずして簡単に予想がつく。ようはベタドラマ。でも、この手の作品はそれでも感動してしまうもんなんよな。映画の尺が155分とゆう長さもあって、2人の再会のシーンは待たされた分ダイレクトに感動に繋がった。レニーも納得の演技。アカデミー助演女優賞を獲るだけの事はある。この作品の基幹であるラブストーリーを超越したかの様な存在感を見せてる。でも、おそらく彼女を脚本に加えなくても映画は作れたと思う。戦争とゆうモノの裏で女性がどんな過酷な状況にあったかって事を描きたかったんかな。にしてはメッセージ性が希薄なんです。1回見ていて損はない映画やと思うけど、2回目見たいかって聞かれたら微妙なんよな。際どいラブシーンも出てくるけども、そこは2人の情熱って事でご愛嬌。しかし、この程度でR-15指定とは・・・。

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2006年9月 7日 (木)

ゲーム

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監督 デヴィットフィンチャー

製作 スティーブゴリン

脚本 ジョンブランカトー

出演 マイケルダグラス・ショーンペン・デボラカーラアンガー・キャロルベイカー

あらすじ

 実業家ニコラス(マイケルダグラス)は48歳の誕生日に、弟のコンラッド(ショーンペン)からある招待状をプレゼントされる。半信半疑ながらも「人生が一変するような素晴らしい体験ができる」という文句にひかれCRS社に。それが奇妙なゲームの始まりだった。

感想

 まさしくデヴィットフィンチャーの見てくれる人へのリスペクトが表れた作品や思う。まるで、劇中のニコラスと観客が同一目線に立ったかのような作り。そこが今回監督の一番こだわった所。見る者はニコラスと同じく奇妙な体験をし謎を解いていく。まるで「ゲーム」をプレイしてるかのように。客観視して見てはダメ。あくまでも個人個人に向けたエンターテイメント。そのくくりで考えたら良く出来た作品になってる。

 見た人は一連の流れで最後のオチに目がいってしまいそうなモンやけど、それは監督独自のブラックユーモアってところやな。この作品はオチがどうこうゆうよりも、細かいところの作りこみにあると思う。まず、オープニングタイトル。これはニコラス幼少期の誕生会の映像ってゆうだけの意味じゃなくて話自体に重要な役割を持たせるパズルのピースとなっている。そして、登場人物。

以下ネタバレ注意

ただストーリーだけ見てたら最後「あーあそこに出てた人やな」って思うだけやろ。この映画の緻密でもあり、逆に怖いところがもう一つ。例えば、ニコラスを乗せたタクシーの運転手。普通に見てるだけやったら映画初登場と思うかもしれんけど実は映画序盤空港のシーンでニコラスに話しかけてる。まだある、一回見た人は解るかもしれやんけど結構重要な役どころになる女性。この人、実はコンラッドがニコラスにカードを渡すレストランのシーンにいるのだ。「私は昔、盲目であったが今は見える」って言葉がここにかかっている。ニコラスがいかに人を見ていなかったか。そして観客もいかにその時のニコラスと同じ状態だったか。さらにこの話、ニコラスがCRSに自らおもむくまでもなく「ゲーム」は始まってたって事。まさしくフィンチャーワールドである。これに気付いた時、鳥肌立ったわ。

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ゲロッパ!

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監督 井筒和幸

脚本 井筒和幸

出演 西田敏行・常盤貴子・山本太郎・岸部一徳・長塚圭史・ラサール石井・木下ほうか・塩見三省・寺島しのぶ・奥貫薫・トータス松本・岡村隆史・益岡徹・藤山直美

あらすじ

 数日後収監されることになったヤクザの組長・羽原(西田敏行)には心残りなことが2つ。1つは25年前に生き別れた娘かおり(常盤貴子)との再会。そしてもう1つは大ファンであるジェームスブラウンの名古屋公演に行くこと。しかし、もはや叶わぬ夢。羽原は身辺を整理しようと組員に組の解散を宣言する。彼の心中を察した弟分・金山(岸部一徳)は羽原のために子分の太郎たちに「いますぐジェームスブラウンをさらいに行って来い」ととんでもない命令を下した。

感想

 井筒作品にはどうしても、こてこての大阪を要求してしまうな。そこだけで見たらかなりパンチがたらん。でも、終始痛快で楽しさだけを追求したような作品。。ジェームスブラウンをネタで使った発想はかなり良かったと思うよ。

 ドタバタコメディって言えばそうやねんけど、娘と父との再会を組み込んで若干哀愁漂う作品にしたてあげてるのは評価できる。これと言って何が凄いとかゆう映画やないんやけど気軽にサクっと楽しめるエンターテイメントやな。

 西田敏行が舞台でセックスマシーンを歌うシーンがこの映画の山場らしい。って井筒監督も言ってた。確かに山やな。一番盛り上がるシーン。でも、そんな事ゆうてたらこの映画自体がまるで監督が撮りたかった画を繋いだだけの映画に取られかねないよ。そうゆう観点で見てみたら、正直ネタを見せたいがために後付けでストーリーを付けただけっぽく見えてしまうんよな。監督がテレビに出てとやかくゆうたりしすぎると作品自体の見方も歪んでしまうから控えた方がイイと思うね。

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岸和田少年愚連隊

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監督 井筒和幸

製作 中川滋弘

撮影 浜田毅

出演 矢部浩之・岡村隆史・大河内奈々子・宮迫博之・木下ほうか・宮川大輔・山城新伍・小林稔侍・原西孝幸・山本太郎・秋野暢子

感想

 舞台は1975年大阪・岸和田。井筒作品の中でも1・2を争う傑作ではなかろうか。この作品の素晴しさは大阪弁ならではのセリフの掛け合いにある。それにはまず求められるのが大阪弁の質。どんなオモロい掛け合いであっても似非大阪弁やと面白みが半減してしまう。監督は大河内奈々子にも大阪弁を強要してたのだが、全然上手くしゃべれず設定を東京から来た女の子的な感じに変えたとか。そらそうやろ。それだけ大阪弁は微妙なニュアンスが難しい。それにセリフの質。オモロすぎやで。井筒が一番力を入れたところでもあるんやろな。そのチョイスに脱帽です。

 終始出演者も大阪のお笑い芸人ばっかり。の中で異彩を放つ大御所俳優みたいな。大阪の中でも濃い大阪を知ってなかったらただナイナイが敵と喧嘩ばっかしてるだけの映画に映るかもしれんが、ホンマはそんなモンやない。その雰囲気に独特の哀愁を感じます。でも、やっぱりこの映画の醍醐味は何回もゆうようやけどセリフ。どのセリフを切り取っても名言級である事は変わらない。お笑いってゆう観点限定やけども。お気に入りは「蚤4匹÷2は?」「子鉄1でせいいっぱい」。

岸和田少年愚連隊 DVD 岸和田少年愚連隊

販売元:松竹ホームビデオ
発売日:2000/11/01
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2006年9月 6日 (水)

コラテラル

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監督 マイケルマン

製作 マイケルマン

出演 トムクルーズ・ジェイミーフォックス・ジェイダピンケットスミス・マークラファロ

あらすじ

 独立を考えながらもLAでタクシー運転手を12年間勤め平凡な毎日を送っているマックス(ジェイミーフォックス)。ある晩アニー(ジェイダピンケットスミス)という名の女性検事を乗せ良い雰囲気になり名刺までもらって上機嫌の彼が次に乗せたのは、ある一人の男。ヴィンセント(トムクルーズ)と名乗るその男は多額のチップと引き換えに一晩の専属ドライバーとなり、今夜中に5箇所を回ってもらうように依頼する。最初の目的地に着き彼の帰りを待つマックスだったがヴィンセントの正体がプロの殺し屋である事は知るハズもなかった。

感想

 不幸にもプロの殺し屋を乗せてしまったタクシー運転手が巻き込まれる壮絶な一夜の物語。トムクルーズが本格的な悪役に挑戦した事で有名。まあそんな事は別にどうでも良い。過剰なスターとしてのパフォーマンスで大衆からは低評価やねんけど、真面目に演技をさせたらやっぱり非常に上手い演技をする。ジェイミーフォックスしかり、マン監督の作品に出るにはやっぱり演技力は必須やな。

 マイケルマン監督。これまでLAで多数のロケーションをしてきただけあってそれが色濃く出てる。それに、特筆すべきは夜景。超高解像のデジタルカメラを利用したロスの夜景はつい見とれてしまう程綺麗。

 運命の力なのか、偶然出会った2人の男が一夜にして変わっていく様を描いているんやけど、中でもコヨーテのシーンが巧い。タクシーで走ってる最中、車道を我が物顔で横切っていくコヨーテ。それを見た時、いかに自分がちっぽけであるかをまざまざと悟った瞬間。あそこから2人の顔もグっと変わったしな。そしてまたそこで流れる曲が良い事ったらありゃしない。選曲の面から見ても全編通してセンスの良かったのも高評価。思わずサントラを探しに走ってもうたわ。

 ストーリー的には最後不満やった人が多いかも知れやんけど、あえてのマイケル節炸裂と言ったところだろうか。逆にかなり印象的なシーンに出来上がってました。トムクルーズを期待してる人にはオススメできませんな。まあこれもあえてですけど、物語の黒子の様な感じなので。

「コラテラル」オリジナル・サウンドトラック Music 「コラテラル」オリジナル・サウンドトラック

アーティスト:サントラ,ザ・ルーツ feat.コーディ・チェスナット,グルーヴ・アルマダ,キャレキシコ
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2006年8月30日 (水)

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊

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監督 押井守

原作 士郎正宗

演出 西久保利彦

声の出演 田中敦子・大塚明夫・山寺宏一・玄田哲章・仲野裕

あらすじ

 西暦2029年。企業のネットが空を覆い電子が駆けめぐる近未来。公安9課の草薙素子(田中敦子)を隊長とする、通称「攻殻機動隊」のメンバーに、国際手配中の天才ハッカー「人形使い」が捕らえられたという情報が入る。完全にサイボーグ化し電脳を有する人形使い。ネットから生まれた彼は自らを生命体と主張し亡命を提言するのだが。

感想

 マトリックスがこの映画に多大なる影響を受けてるのは有名。影響ってゆうか、あまりにも露骨すぎるような気がするけどもな。士郎正宗原作の同名漫画を押井守監督が映画化。そもそもこの作品、たかだか映画の枠で全てを理解するなんて不可能でしょ。この映画単体で見れば予備知識がなければ暗号の羅列みたいなモンで何が言いたいかなんて理解できるハズがない。さらに言えば原作をたとえ読んだとしても100%の理解なんて出来ない。しかし、強烈すぎるとも言えるメッセージ性は十二分に伝わって来る。その世界に観客自らが身を委ねることによって。これも世界観重視の作品作りに見て取れる。ハリウッドのようなキャラクター重視の作品作りでは100年たっても追いつけない。スター○Oーズが迫力CG映像だけのお子ちゃま映画の域を抜け出せなかったのもキャラクターに重点を置きすぎて世界観が無かった為である。キャラとゆうものは作り出した世界観に合う者でなければならないとゆう押井監督の哲学も本作に如実に見てとれる。日本アニメの質の高さはこうゆう作品を見ないと解らない。醸し出してる雰囲気が今なお色褪せず、今なお答えのない問いかけを問うてるあたりさすがである。

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2006年8月27日 (日)

キング・コング

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監督 ピータージャクソン

製作 ピータージャクソン

脚本 ピータージャクソン

出演 ナオミワッツ・ジャックブラック・エイドリアンブロディ・トーマスクレッチマン

あらすじ

 1930年代ニューヨーク。映画監督カールデナム(ジャックブラック)は、かつてない冒険映画を撮ろうと脚本家ジャックドリスコル(エイドリアンブロディ)と女優アンダロウ(ナオミワッツ)を加えた撮影クルーを率い危険な航海に出る。そして幻の孤島「髑髏島」にたどり着いた一行はさっそく撮影を開始する。しかしアンが原住民にさらわれてしまい救出に向かったクルー達だったが、そこで想像を絶する世界を目撃する。

感想

 1933年のキング・コングのファンであるピータージャクソン監督がロードオブザリングのヒットで念願のリメイク。昔のコングと対照的なのは一つ。とにかくCGで迫力のシーンをより迫力なものにしてる点。とにかくキングコングが暴れるシーンなんてものは迫力以外の何者でもない。必見の映像に仕上がっている。それだけにとどまらずジャクソン監督が昔のキングコングのファンであるのが作品を見ていたら感じとれる。ところどころに散りばめられた33年版へのオマージュがそれを物語っていた。でも見る価値はそこだけにしか見出せない。この映画とにかく長い。188分もある。見る者を引き付ける演出でもしてれば長さなんて感じないのに、本作の場合キングコングが初めて画面に現れるのに1時間以上もかかる。その間、たらたらとしょうもない話を見せられてるだけ。引っ張りすぎにも程がある。この時点でもう観客はダレる。キングコング対恐竜のシーンとか確かに迫力は素晴しかったがそこに大半の時間をかけてしまったが為に肝心のドラマ部分が希薄になり、アンとキングコングの愛の物語ってゆう映画の前提が皆目伝わってこない。

 それにしてもアンに限らずこの映画に出てくる人間はどんな身体能力の持ち主なんだ?異常やろ。キングコングが守ったって感じにはなってるけど人間離れした身体能力があったからこそやで。画に迫力を出さなアカンのも解るけどそこんとこをもっと厳密に作り込んで欲しかったな。33年版のキングコングの方が迫力とゆう点では完敗やし愛の物語はないけども内容もはっきりしていて手作り感があって、やはり怪獣映画の原点であるって事を再認識させられた。

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2006年8月21日 (月)

皇帝ペンギン

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監督 リュックジャケ

音楽 エミリーシモン

声の出演 ロマーヌボーランジェ・シャルルベルリング・ジュールシトリュク

感想

 マイナス40℃の南極で皇帝ペンギンの生態を追ったフランスのドキュメンタリー。最初ペンギンが登場した時はその愛くるしさがたまらない。でも、内容はそんな生易しいモンじゃなくて子孫を残す為だけに生きる皇帝ペンギンを描いている。卵を産むために延々と行進する皇帝ペンギン。そしてメスは生まれてくる雛にやるエサをとるため来た道を戻る。その間オスは何ヶ月もひたすら立ったまま何も食べずに極寒から卵を守りメスの帰りを待つ。そして雛が生まれたとしてもその寒さに死んでしまったりと、大自然のスペクタクルの中で命の尊さや儚さを感じる。決して人間ではありえない事が皇帝ペンギンの世界では普通に繰り返されていたりと、見ながらイロイロ考えさせられる作品。自然モノのドキュメンタリーとしては一級品ではなかろうか。3人の俳優たちがそれぞれ父、母、子のペンギンの思いを語り独特の世界感を紡いでいる。だだ、ドキュメンタリーとしてだけのモンじゃなく作品自体にもうちょっと時間的余裕を与えれば見る者にゆっくり考えさせる時間が出来たかもしれん。 日本語吹き替え版で声をしているのは石田ひかり・大沢たかお・神木隆之介。

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2006年8月20日 (日)

ゲド戦記

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監督 宮崎吾朗

プロデューサー 鈴木敏夫

声の出演 岡田准一・手嶌葵・田中裕子・小林薫・夏川結衣・香川照之・内藤剛志・倍賞美津子・風吹ジュン・菅原文太

あらすじ

 突如、西海域の果てに棲む龍が人間の住む東海域に現われ共食いを始めた。それに続いて、世界ではさまざまな異変が起こり始める。世界の均衡は崩れつつあった。偉大な魔法使い、大賢人ゲド(菅原文太)は、災いの源を探る旅に出る。そこで心に闇を持つ少年エンラッドの王子アレン(岡田准一)と出会う。影におびえるアレンを伴い、旅を続けるゲドは街はずれにある幼なじみテナー(風吹ジュン)の家に身を寄せる。そこには親に捨てられた少女テルー(手嶌葵)も住んでいた。彼女はアレンを激しく嫌悪するのだった。

感想

 今作の監督である宮崎吾朗はあの宮崎駿の息子。スタジオジブリ作品って事やけど今までの作品とは切り離して考えた方がイイ。全く違う系列の作品として見ても微妙な作品やった。監督として初めての作品としたらかなり上出来の部類に入るんやと思う。でも、スタジオジブリってゆう冠を付けて製作するんやったらもっとクオリティーを上げないと世間は納得しないんではないか?音のつながりや画のつながりも素人目に見てもまだまだやなって感じやった。ストーリーも全体的に重かったし、所々途中に入るアクションシーンもその重さをカバーするためだけに無理矢理入れた!みたいな感じも受ける。セリフは全体的に説教ぽいし物語の流れに自然さがない。

はっきり言って、そこらの監督がこの作品を作って公開してもヒットはしないよ。たまたま見た人がなんか次世代を担う新たな監督が出て来たなあ。。って思う。そんくらいの作品。この勢いは完全にジブリの名前に頼ってるな。

 でも初めから完璧な作品作られてもつまらんし、これだけ伸びシロがあるんやからこのヒットに天狗にならずに頑張って欲しい。まあ作品はこんなやけどな。これからの日本のアニメを担って行く人間の原点を見ていて損はないんやないか。いや・・・損だらけか。

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2006年8月14日 (月)

紅の豚

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監督 宮崎駿 

プロデューサー 鈴木敏夫

音楽監督 久石譲

声の出演 森山周一郎・加藤登紀子・桂三枝

あらすじ

飛行艇を操る空賊が横行していた、第一次大戦後のアドリア海。ポルコロッソ(森山周一郎)はダンディーながら凄腕の賞金稼ぎの飛空艇乗り。ただ呪いを受けていでたちは豚だった。そんなポルコも空賊にしてみれば天敵。何とかやっつけたいと一計を案じた空賊たちは、アメリカからスゴ腕の飛行艇乗りを呼び寄せ、彼に一騎打ちを迫る。

感想

 全てにおいて「かっこよさ」ってモノを痛感させてくれる作品。宮崎作品の中でも結構異色ってゆうたら異色になるんかな。まだ、世間からの強迫観念みたいなんもなくて自由にアニメ作ってるよな~って感じがすごいする。男のかっこよさだけじゃなくで、劇中に出てくるジーナ(加藤登紀子)って女性も男から見てもかっこいいなって思える。この作品、いかんせん男のかっこよさ・ロマンみたいなモノだけやと思われがちやけど、マルコの飛行機を作る工場で働く人間は全員女性であるという点。これは宮崎作品全般に言えることやねんけども、女性の立場ってモノを考えてるな~ってゆうのがひしひしと伝わって来る。そして戦争についても舞台は戦後やけども戦争ってものがどんなものかって事までメッセージとして組み込んでるあたり流石としかいいようがない。ちなみにフランス版で主人公マルコの声をしてるのはジャンレノ。シブいっす。

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2006年8月13日 (日)

風の谷のナウシカ

Photo_17

監督 宮崎駿

プロデューサー 高畑勲

音楽 久石譲

声の出演 島本須美・辻村真人・納谷悟朗・TARAKO・冨永みーな 

あらすじ

舞台は地球壊滅後の近未来。海から吹く風によって腐海の毒から守られている「風の谷」。ある日風の谷に虫に襲われた輸送飛行船が墜落した。船内からは最終戦争で地球を壊滅させた「巨神兵」の核が出てきた。やがて巨神兵をめぐり闘争が勃発し風の谷の王妃ナウシカ(島本須美)も戦乱に巻き込まれてゆく。

感想

 未来少年コナンでも描いていた文明消滅後に生まれた森林が生命を再生させるという構図を膨らませて、後々製作される「もののけ姫」に繋がる自然と人間との対立と共生を描いた作品。世間では勘違いしてる人も多いと思うが、本作はまだスタジオジブリの作品ではない。スタジオジブリが出来たのは本作のヒットに伴うもの。とはいえ作品のテイストは宮崎駿そのものである。

 アニメ映画を作りたいけど、原作もない作品に出資してくれる会社がなかった。じゃあ原作を作ってしまえ!と書かれ始めた当時アニメージュに連載してた同名漫画のアニメ化。全7巻ある漫画の触りしか劇場版では描かれていないから全くの別モノとして捕らえるんがエエやろな。原作ファンからしたらこれ見たくらいで解った気になるなよ!って声が多々あるみたいですけど、風の谷のナウシカをただ一つの映画として見ると十分すぎる程メッセージは伝わってくると思います。逆に映画から原作へと入った人もおるやろし、今もなおファンの多い、スタジオジブリを形作った原点的な作品ですね。

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