2007年9月15日 (土)

ダイ・ハード4.0

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監督 レンワイズマン

製作 ジョンマクティアナン

出演 ブルースウィリス・ジャスティンロング・マギーQ・ティモシーオリファント・メアリーエリザベスウィンステッド

あらすじ

 アメリカ独立記念日の前夜、ワシントンDCのFBI本部に何者かが全米のあらゆるインフラを監視するシステムにハッキングを仕掛けてきたとの情報が入りブラックリストに載るハッカーたちの一斉捜査が開始された。一方その頃、NY市警統合テロ対策班のジョンマクレーン(ブルースウィリス)は最近顔をあわせていない娘ルーシー(メアリーエリザベスウィンステッド)に会うため、ニュージャージー州の大学に来ていた。しかし意に反してルーシーの冷たい対応に気落ちする。そして、たまたまそこにいたばっかりに上司から近くに住むマット(ジャスティンロング)とゆうハッカーをFBI本部まで連行せよ、とのヤボ用を仰せつかるハメになる。仕方なくマットのアパートへと向かうマクレーンだったが、それは不運の序章にすぎなかった。

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感想

 ダイハードってこんな話やったけな?

 1のビルや2の空港の様に最初、限定化された場所で戦うってゆう話やっただけで、ダイハードシリーズがさもその設定上にあってこそダイハードとしての名前に相応しいのだ!的な勝手な思い込みなんて映画を見る上で別に要らないし、舞台がNYに及んだ3と言い全米に及んだ4と言い別に何とも思わなかった。引っかかるのはそこじゃない。マクレーンが不死身ってゆう設定って、そもそもあったっけ?なんか世間は「あの不死身の男が帰って来た!」みたいに盛り上がってたけどさ。確かに世界一運の悪い男ってゆう設定は皆忘れてないみたいやからイイとしたいけど、不死身ってのはどうも納得できないな。マクレーンは世界一運が悪くて、世界一往生際が悪い男なんです。これがジョンマクレーン。決して不死身な訳じゃあない。3の公開の時なんて不死身なんて聞いた事もなかったぞ。多分、俺が思うにダイハード3でも共演したサミュエルLジャクソンと再び共演した「アンブレイカブル」で決して死なない不死身の男をブルースが演じたって事で頭ごっちゃになったんじゃないかい?そんな気がするんやけどさ。違うかな?

 まあ、世界一運の悪い男ですから一般人なら一生に1度あったらいい位な命の窮地にたびたび会うわけですよ。それを持ち前の往生際の悪さでなんとかしてしまう。それが不死身のイメージに繋がってしまっただけなんでしょう。そうゆう事にしとこう。

 そして、アクション映画の宿命。回を重ねる毎に規模をデカく!アクションはド派手に!みたいな別にそんな事求めて映画作りしたって面白くなるハズないのにさ、世間はやっぱりそれを求める訳やんか。んで、迫力あったけどイマイチやったってゆうんよ。かとゆうて王道をいく作りから外れて映画作りしたところで、世間は迫力がなくてイマイチやったとゆう。どっちやねん!ってなるやん。やからアクション映画は結局、迫力を求めて作った方がまだイイんよな。

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 迫力的なモノに関したら、この作品はやりすぎではないですかい?ここまで来たらDIEハードってうゆうよりは、もう大ハードですよ。いやいや・・・そのやりすぎ感がいいです!もうココまで来たら運がどうとか往生際がどうとか、どうでも良くなってますやん。監督さんはダイハードシリーズのファンらしくて、所々それを感じさせる演出は挟んでましたけど、もう頭の中がアンブレイカブルになっちまって結局は不死身キャラになっちまってますもんね。大満足や。ここまで行ききってくれるとな。やっぱりアクション映画はいかにド派手で、いかに迫力があって、いかに破壊しまくるか。それにかかってますな。それ以外の要素なんてアクションとアクションを繋げる為のサブに過ぎない。この映画のトレーラーのシーンは映画史に残る名アクションシーンになる事間違いないでしょう。

 アクションがメインやし、出てくる敵もさ「いかに主人公を危機的状況に追い込むか」の1つのツールにしか過ぎないし別に口を挟む事でもないんやけどさ、全米のシステムにハッキングして機能とゆう機能を止めておいて最後はやっぱり自分の金儲けの事しか考えてない訳やん。あんな規模のデカいサイバーテロしかけれるんやったらさ、ちょちょいと自分の口座の残高を増やしてそれで終わりやんか。いちいち手間のかかるサイバーテロなんかしてるからマクレーンに殺されるハメになるんやん。この映画の大前提にツッコミ入れちゃった・・・。

ちなみに本作の「ダイハード4.0」。なぜ4.0なのか?やけど、「web2.0」って言葉が流行って、日本のメーカーが邦題として普通の4よりも4.0の方が、サイバーテロって事もあり本編に則してるって、付けたらしいです。それを見た、ハリウッドが「おっ!それいいじゃん!」と、邦題が原題を食ったみたいな。適当にもホドがあるね。

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2007年5月10日 (木)

タイヨウのうた

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監督 小泉徳宏

原作 坂東賢治

主題歌 YUI

出演 YUI・塚本高史・麻木久仁子・岸谷五朗・通山愛里・山崎一

あらすじ

  海辺の街に暮らす16歳の少女、雨音薫(YUI)は太陽の光にあたれないXP(色素性乾皮症)という病気のため、昼間眠り、夜になると活動する昼夜逆転の生活を送っていた。それでも家族や親友に支えられ、何よりも大好きな歌を歌うことで、日々を明るく生きていた。そんな彼女の密かな楽しみが、毎朝サーフボードを抱えて海へと向かう少年を部屋の窓から眺めること。彼は18歳の高校生、藤代孝治(塚本高史)。ある夜、いつものように公園で弾き語りライブをしていた薫は、目の前を通り過ぎる孝治に気づき、とっさに彼を追いかけた薫は、勢い余ってそのまま愛の告白をしてしまう。

感想

  演技をするミュージシャンか歌を歌う女優かって選択で、この作品は前者をとった。うん。あながち間違いじゃあない。2時間って尺の中でやっぱり重要な要素って歌のシーンやもんな。同タイトルのドラマが沢尻エリカ主演で放送されたけど、それは毎週放送していく上で、どうしても演技がしっかりしている必要があったからこその歌を歌う女優って訳やね。本作に出てるYUIは何とも言えん良い声をしてるし弾き語りのシーンはさすがやなって思う。演技は、まあ素人丸出しって感じやったけどさ、彼女独特のあのテンションの低ぅ~い感じが作風にマッチしてて、それなりに良い雰囲気を醸し出せてたから何の問題もなく見れます。

 病気の少女の話やねんけどさ、普通やったらお涙頂戴の作りになってしまうところを、塚本高史・岸谷五朗・通山愛理の3人の演技で場がほっこりと和む感じを演出していたのがまた青春映画っぽくて良かったね。こうゆう映画を演出したり、脚本書いたりしてるのっていい大人やのに、その大人が作った映画で青春を感じてしまう自分も、どこか大人になってしまったんやな・・・と感慨にふけってしまったよ。

  本作で世間一般に知られるようになった病名XPやけどさ、コレってそもそも太陽に当たってはイケないってゆうだけの病気じゃないんとちゃうかったけ?確か紫外線に対する抵抗力が極端に低いってゆうのが前提じゃなかったような。でも、偏った伝え方ではあるけどこうゆう病気を世に知らしめるのは良い事やと思います。結局死を迎える事になる主人公やけど、「死ぬまで生きるんだ」って言葉は病気の人だけじゃなく全ての人が心しなくてはイケない事じゃないでしょうか。

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2006年12月 8日 (金)

トゥー・フォー・ザ・マネー

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監督 DJカルーソー

脚本 ダンギルロイ

音楽 クリストフベック

出演 アルパチーノ・マシューマコノヒー・レネルッソ

あらすじ

 フットボール選手として将来を嘱望されながら膝の故障で道を閉ざされたブランドンラング(マシューマコノヒー)は、フットボールの勝敗予想に類い希な才能を発揮する。NYのスポーツ情報会社を経営するウォルター(アルパチーノ)はそんなブランドンに目を付け、彼を自分の会社にスカウトする。顧客に賭け情報を提供し、その成功報酬を収入とするウォルターは、驚異的な的中率を誇るブランドンの才能を活かし富を築いていく。互いの信頼感を深めていく中で、成功はそう長くは続かなかった。

感想

 TV等では公にされていないが年間2000億ドルもの金が動くスポーツ賭博の世界。その世界での実話を元にしたストーリー。試合の勝敗とゆう情報をいかに金にかえていくのかという賭博世界の金の流れというものを知る事が出来るのはイイ勉強になる。予想が当たっている時はいいが、外れた時、その試合に賭けてる額が額な為、顧客が抱える負債も桁外れ。その矛先は当然賭け情報を提供した彼らに向けられる。そして初めて予想を外す事の怖さ、予想を当てる事の難しさを知る事になる。ハイリターンに伴うハイリスク。怖い怖い。

 この映画はそれだけじゃなくてアル、マシュー、レネのドラマも見もの。ドラマ部分だけピックアップしたとしたら、そらもう中途半端やけども、それを上手くアルパチーノの存在感がカバーしてた。流石のアルパチーノ。トントン早く行って欲しい所はトントンと、しっかり描いて欲しい所はしっかりと描いてたので、途中でダレる事なく終始見れたのも良かった。久しぶりに見ごたえのある映画を見たような気がした。

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2006年11月 9日 (木)

DEATH NOTE デスノート the Last name

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監督 金子修介

出演 藤原竜也・松山ケンイチ・戸田恵梨香・片瀬那奈・マギー・上原さくら・板尾創路・津川雅彦・藤村俊二・鹿賀丈史

声の出演 中村獅童・池畑慎之介

あらすじ

 死神リューク(中村獅童)が落とした「デスノート」を拾い凶悪犯を次々と殺していく天才大学生、夜神月(藤原竜也)。巷では犯罪者の連続不審死を救世主キラの出現と噂が流れ始める。一方、一連のキラ事件を捜査するためインターポールから送り込まれたもう一人の天才L(松山ケンイチ)がキラを追いつめていく。やがて月はキラ逮捕に協力すると称し、自ら捜査本部に乗り込む。そんな中リュークとは別の死神レム(池畑慎之介)のデスノートをキラを崇拝するアイドル弥海砂(戸田恵梨香)が手に入れ自ら第2のキラとなり行動を開始する。

感想

 この作品、原作とは全く違ったラストを用意してあるらしいよ。うん、見てみると確かに原作とは違ったね。でもね、原作を途中で読むの止めるんじゃなくて、最後まで普通の人なら読むじゃない。でしょ?ここで言いたい事は、「どこが原作と全く違うねん!」って事。見ていない人の為に詳しくは言えないけどもね。俺はちゃんと12巻まで読みきりましたよ。第一に原作と違ったラストって銘打ってしまったらアカンと思う。だって、原作と違うラストを想像してみたら本作のラストを普通に想像してしまうやない。それしかないもん。コミックを読んだことない人にしてみれば別に最初から関係ないけど、読んだことある人を劇場に見に来てもらう為に墓穴を掘ってしまったよな。さしたる驚きもなく見終わってしまった。

 そもそも、デスノートの魅力とゆうものは月とLの心理戦にある訳で、そこをバッサリ映画版では削っていたので見ていても面白くないよな。確かにそれを入れたら140分のこの映画が倍になってしまうのはあるから無理なんやろうけど。

 当たり前のことやけど前編よりもオモシロかったよ。でも、まとまり的には前編の方が上かな。本作のオープニングのまるで陳腐な事。見たら笑ってしまうよ。それに、さくらTVでの妹のシーンも要らん。演出が陳腐なんが浮き彫りになって逆に妹がウザく感じてしまうやんか。しょうもないトコではゆっくりしていて肝心なトコで展開が異様にバタバタして早い。原作をただ映画にしましたって域を抜け出してないな。

  ただ、こんな映画でも1ケ所工夫を凝らしたら万人が驚く名作になったかもしれん。1番最後のベッドに横たわる女性(名前は伏せます)が出てきたシーン。あの女性の目が黄色くなってエンドクレジットになったらどうします?今まで見てきて溜まっていた鬱憤が全て吹き飛ぶでしょ?この映画に満足した人もそのラストやったらより一層面白かったとゆう感情が増えるハズ。原作と違うラストを用意してるって銘打つならコレくらいの事しなきゃ。

DEATH NOTE デスノート the Last name DEATH NOTE デスノート the Last name

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2006年9月17日 (日)

大脱走

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監督 ジョンスタージェス

脚本 ジェームズクラヴェル

出演 スティーブマックィーン・ジェームスガーナー・リチャードアッテンボロー・ジェームスコバーン・チャールズブロンソン・デビットマッカラム・ハンネスメッセマー・ドナルドプレザンス・トムアダムス

感想

 脱出不可能といわれてたドイツ捕虜収容所から連合軍捕虜が大量に脱走した実話を元にした映画。

 脚色が秀逸で見せ場と呼ぶに相応しい山の連続であり、見る者を飽きさせない娯楽大作に仕上がっている。さらに、コレこそオールスターと言わんばかりのキャスト達。豪華とはこの事をゆう。これで心踊らない訳がない。無条件で見入ってしまう。テーマ曲も本作にピッタリで聞いてて心地良い。しかし、これだけの作品でもやっぱりスティーブマックィーンだろう。マックィーン演じるヒルツは一旦脱走したのに自ら戻って来てみたり、独房の中でひたすらこだまするキャッチボールの音。格好良すぎるじゃねえか。3時間弱ある本編も全然長くは感じず見入ってたらあっとゆう間。そしてラスト、ヒルツに不敵とも言える男の格好良さを見た。名作と呼ぶのもおこがましい程の名作である。

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時をかける少女

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監督 大林宣彦

製作 角川春樹

原作 筒井康隆

音楽 松任谷正隆

出演 原田知世・高柳良一・尾美としのり・岸部一徳・上杉謙

あらすじ

 高校生の芳山和子(原田知世)は同じ情景を何度も体験していることに気付く。彼女のその能力は、かつて理科実験室でかいだラベンダーの香りに秘密があることが判明する。

感想

 筒井康隆原作の「ラベンダーの香り」を映画化。タイムリープの能力を得てしまった女子高生、芳山和子の物語。1983年公開作品って事もあって今見たらかなり時代を感じてしまうかも。映像表現もかなり稚拙でやはりこの時代にはこれが限界なのかなと感じてしまう。主演の原田知世はこの映画が映画初出演って事もあったのか、どうなのかは知らないがアイドル映画らしく、その演技は大根真っ只中。ヒドいってもんじゃあない。彼女だけがヒドかったらまだ、言い様があるんやけど、この八百屋には大根しか売ってないのか?って突っ込みたくなる程皆さん大根振りを発揮なさってた。かろうじて見れたのは岸部一徳だけか。まあ演技に関しては目をつぶれるとして、せっかくタイムリープの能力を得たのにほとんど使ってないじゃないですか。これは演技どうこうの問題じゃないな。全く盛り上げに欠けるとゆうか何とゆうか。でもテレポーテーションを使ってきたのには笑った。尾道を舞台としたのは褒められるところやけどさ、最後の理科室へのタイムリープの演出。見てるこっちが恥ずかしい。何てしょぼい、訳の解らない演出なんだ。逆に面白いぞ!ある意味ぶっ飛んだ感があるから逆にこうゆう作品って良かったりする。

 この映画の最後のシーンを見てふと思った事。本作と2006年公開のアニメ版「時をかける少女」を組み合わせたらまるで「バタフライエフェクト」そのもの。全く違うと言えば全く違うしとやかく言う事もないけど、「バタフライエフェクト」を見た事がある人は「時かけ」に対してイメージしやすいんとちゃうやろか。本作をリアルタイムで見て思い入れのある人はアニメ版よりもこっちかもしれないし、アニメ版に思い入れがある人は本作がしょぼく見えてしまうかもしれないが、それぞれの好みでもあるし両方とも中々の作品や思う。

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時をかける少女

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監督 細田守

原作 筒井康隆

脚本 奥寺佐渡子

主題歌 奥華子

声の出演 仲里依紗・石田卓也・板倉光隆・原沙知絵

あらすじ

 元気な高校2年生、紺野真琴(仲里依紗)は、優等生の功介(板倉光隆)とちょっと不良な千昭(石田卓也)といつも3人でつるんで野球ばかりしている毎日を送っていた。そんなある日の放課後、真琴は理科準備室で突然現れた人影に驚いて転倒してしまう。その後、修復士をしている叔母・芳山和子(原沙知絵)のもとへ自転車で向かっている途中ブレーキの故障で踏切事故に遭ってしまう。死んだと思った瞬間、真琴はその数秒手前で意識を取り戻す。その話を和子にすると和子は意味ありげに、それは「タイムリープ」といって年頃の女の子にはよくあることだと言う。最初は半信半疑であったが、いつしか使い方を覚えて些細な問題でも簡単にタイムリープで解決しだす。そんなある日、真琴は千昭から突然の告白を受ける。3人の友情がいつまでも続くと思い込んでいた彼女は、動揺のあまり、タイムリープで告白そのものをなかったことにしてしまう。

感想

 過去に遡ってやり直せる「タイムリープ」という能力を身につけたヒロイン真琴の物語。過去、原田知世主演で「時をかける少女」は映画化されている。その原田が演じた芳山和子も本作に登場する。舞台設定は実写版の20年後。かと言ってリンクしてるのは芳山和子の存在とタイムリープという設定だけで2つの作品の辻褄を考えるのは無駄で全く新しい作品となっている。内容自体は映画「バタフライエフェクト」を思わせるかのような感じ。あの時もしこうしていたら、どうなるのか。ヒロインがタイムリープをほんの些細な事にバンバン多用していく様は見ていて面白い。まあ見ていて破綻している場所はあったが、それはタイムトラベル物には付き纏う宿命なのか、大目に見よう。

 タイムリープをバンバン多用した事によってシナリオにメリハリが出て、観客を飽きさせないのは良かった。それに本作を語る上で欠かせないのが青春。真琴は他人の恋には前向きなのに自分の恋には後向き。クラスメイトから告白された事に動揺しタイムリープでなかった事にしてしまう。でも真琴は相手の気持ちを知っている。その微妙で甘酸っぱい感じが上手く描かれてる。大人が見たら昔を思い出す。同年代が見たら何か学ぶモノがある。そんな感じ。でも、全く新しい「時をかける少女」ってわりにはオチが実写版と同じであったのは何なんだろうか。作品の出来としてはアニメ版の方がイイのでまだ実写版を見てない人はこっちを先に見た方がいいかも。

 それにしてもこの作品、ネットによる口コミで良い作品やって評判が広がり観客動員数を伸ばして行ったみたい。その評判を聞きつけて見た人は過剰な期待をしすぎる反面、この映画に不満を感じたりするんやないかな。確かに良い映画やけども、回りが持ち上げすぎるのもどうかと思うな。それに逆に評判が良いって事を逆なでして面白くないって触れ回る事で自分の存在がいかに素晴しいかを見せ付けたい輩もおる。映画を見に行く人が一人でも多くなるのは素晴しい事やけど、見る者の心構えとして回りに踊らされず個人としてただ純粋に楽しむ為に映画を見てもらいたいものである。

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2006年8月21日 (月)

ダニー・ザ・ドッグ

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監督 ルイレテリエ

脚本 リュックベッソン・ジェットリー

出演 ジェットリー・モーガンフリーマン・ボブホスキンス・ケリーコンドン

あらすじ

 5歳の時に誘拐され、悪徳高利貸しのバート(ボブホスキンス)によって犬として育てられた男ダニー(ジェットリー)。常に首輪をはめられ、脅迫兼戦闘要員として借金の取立てと闘いの毎日。感情さえもないダニーが唯一興味を示したピアノ。ある日、ダニーは取り立てに向かった先で一台のピアノを見つける。そしてピアノに見入ってるダニーに盲目のピアノ調律師サム(モーガンフリーマン)が話しかけてくる。サムは戸惑うダニーに優しく接し、鍵盤の叩き方を教え、調律の手伝いをさせる。やがてダニーの人間としての面が少しずつあらわれ始める。

感想

 突拍子もないストーリーかもしれんけどアクションとドラマを融合させようと思ったらこん位せなアカンねやろな。 リュックベッソン脚本って事で全然期待してなかったけど、悪くはなかった。モーガンフリーマンがイイ味出してるわ。良い俳優ってのはもう折り紙つきやけども、この作品彼がいるいないでは全然評価変わったと思うよ。 アクションとして見たら逆に微妙なような気はした。絶対いらんもん。格闘中に女性のシャワー室に突っ込んでキャー!なんてシーン。無駄以外の何ものでもない。そもそも、格闘シーン自体途中から要らん感じがした。そんなシーンより早く物語が見たいって思う。そうみたらドラマ部分は成功したって考えても良さそうや。ベッソン特有のセンスの悪い悪党は付き物やけども。

  全体的にはアクッションってモンよりもどちらかといえばドラマ部分に重点を置いてるから、ソレが功を奏したんやろうな。ジェットリーとリュックベッソンは「キス・オブ・ザ・ドラゴン」でタッグを組んだ事のあるコンビ。って事は世間ではこの映画の評価は必ずキスオブザドラゴンとの比較になってしまうんとちゃうやろか。リーとベッソンのコンビでなかったとしてこの作品が生まれたかどうかは疑問やけども、もし全くコンビとか関係なくジェットリー主演なだけの映画としたら、確実に今よりは評価が高くなるやろうね。でも、それは仕方のない事やから、あまり昔タッグを組んだような作品を評価で引き合いに出さずに単体で評価していけばイイじゃないか。

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ドミノ

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監督 トニースコット

製作トニースコット

脚本 リチャードケリー

出演 キーラナイトレイ・ミッキーローク・ルーシーリュー・クリストファーウォーケン・エドガーラミレス

あらすじ

 名優ローレンスハーヴェイの娘として何不自由ない恵まれた生活を享受するドミノ(キーラナイトレイ)。しかし父はドミノが幼いときに亡くなり母は再婚相手探しに夢中。上流階級の生活に空虚さを感じていたドモノも15歳となり美しく成長すしトップモデルとして活躍。しかし彼女の心は満たされなかった。大学進学後も荒れた生活が続き、そんなある日、新聞でバウンティハンター募集の文字を目にし自分が求めていた何かがそこにあると賞金稼ぎになる事を決意する。

感想

 実在の人物ドミノハーヴェイを元にした映画。トニースコットは良い監督やけど撮影手法に波があって、その時自分がハマってる撮り方で撮る人なんよね。彼の作品見たら監督の名前を知らされてなかったとしても解ってしまうくらい。その撮り方がハマってる作品は素晴しいんやけども、この作品は合ってなかったな。危ない感じやヤバい感じを画で出したかったってのは十分解るけどもモノには限度って物が必要で、目まぐるしいカメラアングルが見る者を酔わせ逆に疲れてしまうだけになってる。場面もとびとびで作品全体を通して見たらただドミノの伝記の目次を順番に読んでる様な気がしてならない。キーラナイトレイの新境地って事やけどまだもう1つパンチを効かした演じ方してもよかったと思う。映画慣れしてる人やったらまだ最後まですんなり見れるけど、そうでない人は途中でしんどなるんとちゃうやろか。

 最後チラッとだけドミノ本人が登場するんやけどこの作品の公開直前に謎の死を遂げたらしい。エンドクレジットの感じとかはまだ監督のセンスが出てて良かった。予告とか見て思ったんやけど、「マイ ネーム イズ ドミノハーヴェイ。 アイ アム ア バウンティーハンター。」ってゆうの全面に押し出しすぎじゃね?これでもかってくらい。で、映画本編でもそうやったの。うんざりやで。そんなんするからなんか安っぽくなるんよな。

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チャーリーとチョコレート工場

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監督 ティムバートン

原作 ロアルドダール

ナレーション ジェフリーホールダー

出演 ジョニーデップ・フレディハイモア・ヘレナボナムカーター・デヴィットケリー

あらすじ

 失業中の父、母、そして2組の寝たきり祖父母に囲まれ貧しいながらも幸せに暮らしている少年チャーリー(フレディハイモア)。彼の家のそばには、15年間誰一人出入りしたことがないにもかかわらず、世界一のチョコレートをつくり続ける不思議なチョコレート工場があった。ある日、工場の経営者ウィリーウォンカ(ジョニーデップ)は、全商品のうち5枚だけに入っているゴールデンチケットを引き当てた者にだけ特別に工場の見学を許可するとゆう声明を発表。一年に一枚しかチョコを買えないチャーリーは奇跡的に幸運のチケットを手にし晴れて工場へと招かれる。

感想

 やっぱりティムバートンってこうでなきゃ。終始映像は綺麗やねんけどブラックな感じを入れつつみたいな。まあ、映画的には全然面白くないんやけどな。まず、映画に登場する生意気な子供達。この映画を子供に見せて悪い見本としてみせしめるのはイイけど、懲らしめるだけ懲らしめても結局子供は何も変わってない。成長の後が見えない。まあ、たかだかってゆうても結構酷い事されてるんやけどあれだけの事で人間変わるかってゆわれたら変わらないし、見てるこっちからしたら小生意気な子供らがどんなにクソかって事がわざわざ映画で指摘せんでも解るし、凝らしめる必要性が全くって言っていい程ないやんか。懲らしめるんならもう、最後に子供らを登場させたらアカンな。観客にあの子供らどうなったんやろって思わせる位じゃないと正直意味がない。散々父親と確執があるかと思われたウィリーウォンカもすんなりと和解するし、映画全体を通してメッセージ性が希薄。この映画からメッセージ性抜いたら抜け殻やん。さすがティムバートン。

 でも、ジョニーデップだけは褒められた。新たで独特なキャラを見事に作りだしてる。でも、あそこまで独特やねんやったら逆に演じんのは楽なんとちゃうんか。比較するモンがないんやから誰も上手い下手を付けられへんやん。奇抜なだけで簡単に上手いって言いたくはないしな。

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