2007年5月 5日 (土)

バベル

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監督 アレハンドロゴンザレスイニャリトゥ

脚本 ギジェルモアリアガ

出演 ブラットピット・ケイトブランシェット・アドリアナバラーザ・役所広司・菊池凛子

あらすじ

 モロッコの山間部を走る一台のバス。壊れかけた絆を取り戻すため二人だけで旅行にやってきた一組のアメリカ人夫妻リチャード(ブラットピット)とスーザン(ケイトブランシェット)。しかし遠くから山羊飼いの少年が放った銃弾が運悪くスーザンの肩を直撃する。血まみれの妻を抱え、医者のいる村へと急ぐリチャード。一方、夫妻がアメリカに残してきた幼い子供たちの面倒をみていたメキシコ人の乳母アメリア(アドリアナバラーザ)は息子の結婚式に出るため帰郷する予定だったが夫妻が戻らず途方に暮れる。仕方なく、幼い子供たちも一緒に連れてメキシコへと向かう決断をする。やがて事件を起こしたライフルの所有者として、最近妻が自殺したばかりの東京の会社員ヤスジロー(役所広司)の名前が浮上する。そんな彼の女子高生になる聾唖の娘チエコ(菊池凛子)は、満たされない日々に孤独と絶望を感じていた。

感想

 どうなのよ。このバベルって作品がさ日本でこんなに話題になってるのって、ブラピが出てるってのもあるけど、やっぱり菊池凛子がアカデミー賞にノミネートされたってのが大きいんやろな。そうでなけりゃこんなにも日本人が映画館に押しかける類の作品じゃあないもの。さてさて。どうしたものか。

 正直言っちゃうと面白くはなかったです。感動した!って人も多かったですが個人的には全く楽しめませんでした。この映画のテーマって言葉が伝わらない事へのもどかしさとかでしょ。モロッコのシーンであれメキシコのシーンであれ「まあこんなモンじゃないの」とゆう感じだけで、もどかしさを感じさせる演出が皆無やったと思います。その点で言えば日本のシーン。かなりもどかしさは感じましたが、どうなんでしょうか。日本での日常生活で言語の異なる人間を相手にする機会なんて、まぁないですから設定を聾唖にしたんじゃないでしょうか?明らかに日本パートだけ本質が異なった作りになってました。統一感が無いとゆうかなんとゆうか。聾唖とゆう設定にしとけばそれなりの雰囲気が出るし観客もそれなりに勝手に重く受け止めてくれるやろ!とゆう安易さが目に付きました。

 さらに言えば感動するしないは別にして何かを考えさせる土壌はしっかりしている映画です。でも肝心のメッセージと言うか監督の言いたい事が全く形として描かれてませんでした。これは放棄ですか?全てを観客に丸投げですか?正直そこを描かないからかなり薄~い作品になってますよ。やっぱりこの監督は安易にバベルを撮ったのではないでしょうか。例えるなら「クラッシュ」を「ゲド戦記」風に宮崎吾朗がリメイクしたって所かな。選んだテーマは良いものの監督自身どう扱ったら良いのか解らず、さも意味ありげに作って「これを見て何も感じないのは見た奴が悪いからだ!」ってゆう明らかな上から目線ですよ。

 単に撮るだけやと物語の薄さが目立つってんでモロッコパートやメキシコパート、はたまた全くテーマの異なる日本パートを組み込みそれぞれに繋がりを持たせる事にした様な気さえします。最初から考えてたにしたらビックリするくらい稚拙な繋がりですからね。こんなんで物語が繋がっていく驚きを感じろと言う方が無茶ですよ。さらには映画の都合上時間軸をずらすしかなかったのも解らんではないですが、あるパートを見ていたら違うパートのネタバレを、さも当たり前の事の様に映像に盛り込んでたのはどうかと思います。モロッコではまだ解決してない事が日本では普通にニュース映像で流れてたり。これも安易な発想で、それぞれのパートに繋がりを持たせる為の演出なんでしょうけど歯車が悪い方、悪い方へと回ってます。正直この監督はセンスないです。

 日本パートを見ながら心の中で「お前もお前もパンツ穿けよ!」と突っ込んだ人が多いんじゃなかろうか。なのにモロッコパートのブラピが怪我した妻のパンツを脱がすシリアスなシーン。「用を足す時にパンツは脱ごう!」キャンペーンか!シリアスなシーンが台無しやわ。そんなパンツにまで繋がりを求めんでもエエんやないかい。正直、部活をあそこまで頑張ってる女子高生がチャラチャラしてるクラブになんか行ったりしませんよ。薬なんか、いとも簡単に手を出したりしませんよ。パンツのシーンは別にいらんと言えばいらんモンなんやし日本人も下に見られたモンですな。

 このバベルという作品は内容のない単なる記録映画です。ここまで酷評して本来なら☆1つって所やねんけどブラピが通訳さんに「子供は二人だけ?」と聞かれるシーン。この夫婦は3人目の子供を生まれてすぐ亡くしており夫はその事実から逃げていた。それに向き合うためのモロッコ旅行。通訳さんの問いかけに何も答えられないブラピ。そのシーンは脚本の良さといいブラピの演技の良さといい妙にリアリティーが感じられ鳥肌が立った。そのシーンの出来の高さには驚いたので1つ加えて☆2つという事で。

 にしても最後のメモには何て書いてあったんだろう・・・まさか・・・ヤスジローとチエコって・・・親子にも関わらず・・・って事じゃ?監督よ!どことどこを繋げとんねん。

バベル スタンダードエディション DVD バベル スタンダードエディション

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2007年2月12日 (月)

バトル・ロワイアルⅡ鎮魂歌(レクイエム)

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監督 深作欣ニ・深作健太

脚本 深作健太

出演 藤原竜也・前田亜季・前田愛・忍成修吾・酒井彩名・ビートたけし・末永遥・石垣佑磨・神戸みゆき・柳沢なな・竹内力・真木よう子・加藤夏希・三田佳子・津川雅彦

あらすじ

 無作為に選ばれた中学3年の1クラスを最後まで殺し合わせる新世紀教育改革法・通称“BR法”。その極限状況を生き延びた七原秋也(藤原竜也)は数年後、反BR法のテロ集団ワイルドセブンを組織し首都を爆破。全ての大人に宣戦布告する。一方大人たちは新世紀テロ対策特別法・通称“BRII”を開始し、孤島に立てこもる七原たちに対抗。選ばれたのは不良ばかりが集まる1クラス。生徒たちに課せられたルールは、1.七原を殺せば勝ち、2.制限時間は三日間、3.ペアを組み一方が殺されればもう一人も爆死する、という非情なものだった。

感想

  この作品からしたら前作の強烈なメッセージなんて、あって無かったようなモノなのか?いやいや恐れ入ったぜ!深作ファミリー。

 あの深作欽二監督はこの映画の完成を待たずして死去。死してなお画面から滲み出る深作欽二の臭いはこの作品にかけた並々ならぬ思いを感じさせる。そして後を継いで完成に持ち込んだ息子の深作健太。欽二監督の想いは息子の手によって立派な1つの映画となったよ。

 ぶっちゃけ2作目ということもあり期待なんて、これっぽっちもしてなかった。上映が始まるも、はやり期待通りかと落胆の色は隠せなかったのだが、竹内力の登場にて雰囲気は一変した。凄ぇ~よ!力さん。なんでそんな演技が出来るんですか。まるで壊れてるみたいじゃないっすか。そんな感情丸出しで某国を批判なさるなんて。深作さんも深作さん。しかもそれを普通に映画として作ちゃうなんて。ここまで行ききったら逆に気持ちがいいぞ。この気持ち良さといったらラグビーの試合で全力を出しきって負けた時のような変な気持ち良さだぞ。

 ただ俺が普段考えてるような事を大っぴろげに、しかもガツ~んと竹内力が語っていたのがダイレクトに心に響いたってのが大きいけど、皆はどうなんかな?今の日本。そして世界の今を考えるに足る映画やと思います。個人的にはそれだけでお腹イッパイ。大満足でした。

バトル・ロワイアル II 鎮魂歌(レクイエム) 通常版

販売元:東映ビデオ
発売日:2003/12/21
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2007年2月11日 (日)

バトル・ロワイアル

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監督 深作欣ニ

脚本 深作健太

出演 藤原竜也・前田亜季・山本太郎・栗山千明・塚本高史・柴咲コウ・安藤政信・ビートたけし

声の出演 前田愛

あらすじ

 大不況に見舞われ、失業者が全国にあふれる一方、学校では不登校生徒が増大、少年犯罪も多発、少年に対する大人たちの怒りが爆発、こうした国民世論を背景に強力な生存能力を備えた青年の養成と、強い大人の復権を目的とした“新世紀教育改革法”通称BR法が公布された。それは全国の中学3年生の中から無作為に選ばれた1クラスを、最後の1人になるまで殺し合わせるという過酷で理不尽なものだった。

感想

 公開当時はその暴力描写からR15指定になるなど何かと世間を動かした作品。監督自身は中学生にこそ見て欲しいと撮ったのに映倫に引っかかり中学生以下は見れないとゆう矛盾に賛否両論の意見が出た。この行き過ぎた暴力描写は中学生には見せるべきではないだの、これを規制するのは上辺だけで物事の本質を見ていないからだの、議論を生んだが、それこそこの作品を生んだ深作欽二監督しかり原作の高見広春の思うツボだったのではないか。

 議論が2つに分かれるのもそのハズ。この反大人的映画を見て世の中で良識あるとされている大人は心良く感じないでしょうよ。自分を否定されておとなしくなるような大人じゃあない。そして、その良識に従って表面の闘いを批判しに走るわけだ。この映画は心と心の闘いである。直接描く事をしなくても強く感じれるそのメッセージを受けて肯定的に捉える事の出来るのは社会的弱者だ。そんな彼らにこそ、この映画を見てもらって何か感じてもらい、これからの人生を生きてもらえたらなという作り手の情熱みたいなモンを感じる。この映画を見た時の気持ちを忘れず、決してつまらない大人にはなりたくないものだ。

バトル・ロワイアル DVD バトル・ロワイアル

販売元:東映ビデオ
発売日:2001/09/21
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2006年12月 1日 (金)

花とアリス

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監督 岩井俊二

撮影監督 篠田昇

出演 鈴木杏・蒼井優・郭智博・相田翔子・阿部寛・平泉成・木村多江・大沢たかお・広末涼子・ルー大柴・アジャコング・叶美香・伊藤歩・虻川美穂子・テリー伊藤

あらすじ

 中学卒業を控えたハナ(鈴木杏)とアリス(蒼井優)は同じバレエ教室に通う親友。ハナは高校生の宮本(郭智博)に想いを寄せていた。やがてハナとアリスは宮本と同じ高校へ進学し、ハナは宮本と同じ落研に入部する。寿限無の完全制覇に余念がない宮本は、ある日いつものように歩きながら落語の本を読んでいると、シャッターに頭をぶつけ転倒してしまう。慌てて駆け寄ったハナは宮本が記憶喪失とうい事にして、とっさに恋人のフリをしてしまう。

感想

 キットカットのCMでのショートフィルムが好評で映画化の運びとなった作品。岩井俊二監督の岩井俊二監督らしい映画になってました。見始めは結局CMを映画化してみましたみたいなネタ映画かと思う。水木駅の隣の駅が北廊に塗壁やったり藤子駅の隣の駅が野比田に須根尾やったり、まるでふざけてるとしか思えないような小ネタを挟んでた。別にそこは普通で良かったように思うんやけどな。でもこの監督、「四月物語」の時もそうだったように、桜を撮らせたら異様に上手い。んで、そこで図ったかのようなテーマ曲。たまらなく良い至福の瞬間。そこだけでも一見の価値あり。

 これもまた岩井俊二監督の岩井俊二監督らしさなんやけど、内容はいたって普通なんよな。普通の女子高生の日常みたいな。宮本先輩のキャラは意味不明で、どこか遠い方を眺めてらっしゃったから感情移入は全くデキんかった。それがなかったらこの映画成り立たないからソレはソレで良いんです。ハナとアリスも普通の女子高生ながら、どこか一般人とは違う雰囲気を醸し出していて独自の世界を持ってるのは凄い良かった。特に蒼井優はすっごいナチュラルやった。小さい頃からやってるバレエ。そのバレエを活かしたラスト。その映像たるや、その映像だけでこの映画良かったんとちゃうんか!って言いたくなるくらい綺麗。

 内容はともかく、二人の友達が撮った写真や、澄んだ空気感を感じれる映像だけで必見やと思います。ストーリーはオマケ。でも、時間を忘れて見入ってしまうってこのことやな。若い頃を思い出すかのような感覚に誘ってくれるほのぼのとした映画です。

花とアリス 特別版 花とアリス 特別版

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2006年11月20日 (月)

ホテル・ルワンダ

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監督 テリージョージ

製作 テリージョージ

音楽 ルパートグレグソン=ウィリアムズ

出演 ドンチードル・ソフィーオコネドー・ホアキンフェニックス・ニックノルティ・デヴィットオハラ・ジャンレノ

あらすじ

 1994年ルワンダの首都キガリ。多数派のフツ族と少数派のツチ族の内戦は終息したものの街は依然不穏な空気が漂っている。ベルギー系の高級ホテル「ミルコリン」で働く支配人ポール(ドンチードル)は、ある晩帰宅すると暗闇に妻と子供達が身を潜めていた。フツ族大統領が何者かに殺され、これを契機にフツ族の人々がツチ族の市民を襲撃し始めたのだ。ポール自身はフツ族だったが、妻がツチ族だったことから、ひとまずミルコリンに避難することに。外国資本のミルコリンはフツ族の民兵でさえもうかつには手を出せなかった。そのため逃げ延びてきた人々が続々と集まってくるのだがフツ族による襲撃が迫っていた。

感想

  ルワンダでの民族紛争で実際に起こった出来事の映画化。家族を救いたいという思いが結果的に1200人もの命を救う事になった奇跡の物語。

 例え1つの命やとしても、命である限りは命には変わりはない。ジャーナリストが決死の思いで虐殺の映像を撮影し、それをテレビで公開したのに世界が出した答えは撤退だった。ルワンダには価値がないんやと。その考えも国レベルで考えたらわからなくはないし、決して間違えた決断ではないと思う。でも、いざ自分がその立場になったとしたら助けは欲しいよ。こんな時こそ損得なしの行動って必要になってくるんとちゃうやろか。そもそもは民族間の争いがなくなれば良いんやろうけど、それぞれどっちが悪いとかやなくて、ただ自らの正義を信じて行動してるだけ。愛国心ってのがあるように自らの民族を愛するが為に、どうしても民族紛争ってなくならない。暴力は暴力を生み、その暴力もまた暴力を生む。人類が平和になりますようにってさ、結局のところ理想論やと思うんやけど、少なからずとも平和への働きかけを進めていく事ってやっぱり大事なんよな。まずは、この世から見境ない暴力がなくなりますように。

 ルワンダでの本作の出来事なんかさ日本からしてみれば、ただのニュースの一ページに過ぎないやろ。でも、ルワンダの人からしてみれば、その一ページが人生全てやった訳やんか。実際に味わってないんやし他人事である事には変わりはないんやけど、こうゆう事に一人でも多くの人が目を向けて考える。それって大事よな。この映画はそんな事を教えてくれるイイきっかけってゆう意味も込めて見るべき作品やと思いますよ。

 日本では本作、興業的な観点から公開が見送られてたらしい。でも、一人が立ち上がり二人が立ち上がり、署名活動により公開が決定。それは素晴しい事やと思う。けど、逆に日本の社会問題に対する意識の低さをやっぱり露呈してしまったってところかな。

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2006年11月 9日 (木)

Vフォー・ヴェンデッタ

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監督 ジェームズマクティーグ

製作 ジョエルシルバー・アンディウォシャウスキー・ラリーウォシャウスキー

脚本 アンディウォシャウスキー・ラリーウォシャウスキー

出演 ナタリーポートマン・ヒューゴウィーヴィング・ジョンハート

あらすじ

 近未来のイギリス。独裁者アダムサトラー(ジョンハート)議長が支配するファシズム国家となっていた。テレビ局で働くイヴィー(ナタリーポートマン)は外出禁止時間に表を歩いていたところを運悪く秘密警察に見つかってしまう。そこをV(ヒューゴウィーヴィング)と名乗る謎の仮面男に救われる。この男は1605年に国王の圧政に反発し国家転覆を図り失敗に終わったガイフォークスにならって、たった一人でサトラー政府に反旗を翻す狡猾非情なテロリストであった。次第にVのテロ活動に深く巻き込まれていくイヴィーは自分自身の内なる真実に気付く。

感想

 80年代に発表されたコミックを元に「マトリックス」のウォシャウスキー兄弟が脚本化。近未来、独裁国家となったイギリスを舞台に、反ファシズムを掲げテロ行為を繰り返すVとその戦いに巻き込まれていく女性イヴィーの物語。

 「国民が国家を恐れるのではない。国家が国民を恐れるのだ。」この映画の象徴的なセリフ。同時多発テロ以降のアメリカ中心とした政治の方向性を強烈に皮肉ってる感じも受けた。そもそも革命のためなら多少の犠牲は仕方がないのも解る。正義の為なら人を殺しても?仕方がない。それもこれも国家を完全な悪として描いてるが為に成り立つシナリオなのか。それだけ、理念で国民を動かすのは容易い事じゃあないって事ね。

 確かに内容は革命・理念・自由etc・・・と様々な問題を取り上げて政治色の強い作品にはなってるけど、理想論的な印象しか受けなかったな。こうゆうシナリオを成り立たせようとしたら極端にならざるを得ないから仕方がないか。でも「マトリックス」みたいなアクション中心の作品ではなく、セリフ中心に構成された作品だったところは好感を持てし、ラストのチャイコフスキー。あれにはアッパレだ。

Vフォー・ヴェンデッタ 特別版 DVD Vフォー・ヴェンデッタ 特別版

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2006年10月30日 (月)

秘密のかけら

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監督 アトムエゴヤン

製作 ロバートラントス

原作 ルパートホームズ

出演 ケビンベーコン・コリンファース・アリソンローマン・ソニヤベネット

あらすじ

 1972年のロサンゼルス。若手ジャーナリスト、カレンオコナー(アリソンローマン)は有名人の暴露本で名を売ろうと少女時代のアイドルで15年前に人気絶頂の中解散したエンターテイナーデュオ、ラニーモリス(ケビンベーコン)とヴィンスコリンズ(コリンファース)に狙いを定める。解散のきかっけとなった女性変死事件の真相を解明するため彼らに近づく。

感想

 う~ん。何て言ったら良いんやろか。まるで教科書通りに作りましたってな作品やな。図ったかのようにはさんで来るお色気シーンなんてまるでそのモノ。サスペンスとして見ても、次に何かあると思えば何かある。あいつが1枚かんでると思えば絶対かんでる。悪く言えば先が読める。読めたところで何もない。あぁ、そろそろ観客がダレて来る頃だ!じゃあ、お色気シーンを!みたいな。伏線をイロイロ敷いて最後に繋がるのは、まあ流石かなとも思うけど、それすらもまるで作られた感じを受けるのは内容に抑揚がないからかな。

 ケビンベーコンとコリンファースの存在感は良かった。それに対する女性記者やけども若手で無垢な感じを出したかったからアリソンローマンなのか?でも、物議を醸したぐらいの性描写シーンがある割に彼女ではパンチがなかったように思う。彼らに相対するにはまだ、存在感が浅い。お子ちゃまな感じは拭えず、どこが物議を醸す必要があるのか?まで思ってしまう。どことなくチグハグな印象を受けた。そればかりか、作品自体全体的に暗いのに主人公の職業がコメディアン。表の顔はいくらオチャラケてても裏ではこんなんなんですってゆうのを表現したかったんかもしれんけど、作品のリズムを壊してただけやったし。例え見たとしても見たって事しか残らない映画でした。

秘密のかけら DVD 秘密のかけら

販売元:アット エンタテインメント
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2006年9月17日 (日)

パピヨン

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監督 フランクリンJシャフナー

原作 アンリシャリエール

原作 ダルトントランボ

音楽 ジェリーゴールドスミス

出演 スティーブマックィーン・ダスティンホフマン

感想

 胸に蝶のイレズミがある事からパピヨン(スティーブマックィーン)と呼ばれるようになった無実の罪で投獄され13年もの間執拗に脱獄を試みた男の話。

 本作は実話小説を元にした作品であり、当時としては破格の製作費40億円をかけて作られた事でも有名。大脱走のマックィーンとは一味も二味も違い、自由にかける執念みたいなモノがアリアリと見て取れる演技はそれこそ鬼気迫るモノがある。ダスティンホフマンの演技は語るまでもなく流石の一言。演出自体は中だるみが激しく最後にポンポンと詰めただけって感じは否めない。でも、今なお名作の呼び声高く飽きずに見れるのはやはり2人の演技あってこそ。この作品を見て生きていく事の大変さや自由を得る為の覚悟みたいなモンを感じれたら見た価値があるって事ではないであろうか。無二の親友ルイドガ(ダスティンホフマン)との固い絆もしかり、果たして脱獄してパピヨンは自由に羽ばたけたのであろうか。。。

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2006年9月11日 (月)

ボウリング・フォー・コロンバイン

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監督 マイケルムーア

脚本 マイケルムーア

撮影 ブライアンダニッツ

音楽 ジェフギブス

出演 マイケルムーア・チャールトンヘストン・マリリンマンソン・マットストーン・(ジョージWブッシュ)

あらすじ

 1999年4月20日コロラド州の小さな町リトルトン。2人の少年は朝の6時からボウリングをしていた。いつもと変わらぬ1日の始まりのはずだった。この後2人の少年は銃を手に彼らの通う学校コロンバイン高校へと向かい銃を乱射。12人の生徒と1人の教師を射殺し23人を負傷させ自殺。アポなし取材で有名なマイケルムーアがカメラ片手にお得意のユーモアを引っさげ、全米に衝撃を与えたコロンバイン高校銃乱射事件を元にアメリカ銃社会の矛盾をついたドキュメント。

感想

 銃を乱射した原因はマリリンマンソンか?いや違う。マリリンマンソンを糾弾するなら、銃を乱射した生徒が事件を犯す直前にしていたボウリングを規制すべきだ。まさしくその通りである。アメリカとゆう国は銃の所持率も高いし銃による犯罪も多い。それが国民が銃を持っている事と何か関係あるのか?いやない。隣の国カナダではアメリカと同じく銃を所持しているが銃による犯罪なんて滅多に起こらない。では、原因はなんだ?マイケルムーアなりに取材を繰り返しアメリカ社会がかかえる闇を深くえぐっている。はっきりとした思想も見てとれるし、それも理解できる。Kマートから銃弾の販売を辞めさせたのは素晴しい功績やと思う。しかし、彼の考えだけが全てではない。

 ある子供が殺された街で全米ライフル協会会長のヘストンが集会をひらいた。これはこれでモラルのかけらもない行動だが、それに対してムーアがした行動もモラルがない。この映画が原因とは言ってないがヘストンはこの映画が公開され、しばらくして会長を辞任している。ムーアのアメリカでの番組「The Awful Truth(アホでマヌケなアメリカ白人)」のようなパワーはないが、さすがの影響力である。この作品で描かれている事が全てではないと解った上で、この作品を見、そしてアメリカについて知り、自分なりの答えを見つける事が、この作品を見たとゆう証になるんではないか。

DVD ボウリング・フォー・コロンバイン

販売元:ジェネオン エンタテインメント
発売日:2003/08/27
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2006年9月10日 (日)

ブレイブハート

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監督 メルギブソン

製作 メルギブソン

脚本 ランドールウォレス

出演 メルギブソン・ソフィーマルソー・パトリックマクグーハン・キャサリンマコーマック・デヴィットオハラ・トミーフラナガン

あらすじ

 幼い頃に家族を皆殺しにされ故郷を離れて大人になったウォレス(メルギブソン)。そして愛する妻までも・・・。イングランドへの怨念と復讐に燃え、反抗軍を組織。愛国者であり現状打破を求めるスコットランド民衆は彼の元に集まってくる。そして、ウォレスは祖国解放を願う民衆と共に自由を獲得するためイングランドとの戦いに挑む。

感想

 これまでの中世が舞台の映画とゆうのは、どこか茶番的な色のある作品が多かったんやけど、それらとは全く異なる作品になってる。戦闘シーンを見れば一目瞭然である。あえて残酷なシーンをあたかも普通に織り交ぜる事によって逆にそれがリアルさを際立たせている。撮影カメラも外からの画ではなく数千人はいる戦闘の真っ只中に置く事により、かなりな臨場感を生んでいる。そしてこの作品の最も素晴しい所が自由とゆうものに対する執着である。この日本に生まれた人はどれだけ本当の自由とゆうものを感じているのだろうか。ウォレスは戦闘前の演説でこう言った。「戦えば死ぬかもしれない。逃げれば命は助かる。少しの間は。ベッドの上で死ねるかもしれない。だが、この先の寿命を今日、この日に賭けて敵にこういってやろうではないか。我々の命を奪う事は出来ても我々の自由は奪えないと!」そう、それだけ自由とゆうモノは重いモノ。そんな事を教えてくれる映画です。本作の主人公ウィリアムウォレスは実在の人物。彼は最後まで自分の生き方を貫き通した。だからこそ彼の死後も彼は生き続けてるんだろう。

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販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
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