2006年8月20日 (日)

ゲド戦記

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監督 宮崎吾朗

プロデューサー 鈴木敏夫

声の出演 岡田准一・手嶌葵・田中裕子・小林薫・夏川結衣・香川照之・内藤剛志・倍賞美津子・風吹ジュン・菅原文太

あらすじ

 突如、西海域の果てに棲む龍が人間の住む東海域に現われ共食いを始めた。それに続いて、世界ではさまざまな異変が起こり始める。世界の均衡は崩れつつあった。偉大な魔法使い、大賢人ゲド(菅原文太)は、災いの源を探る旅に出る。そこで心に闇を持つ少年エンラッドの王子アレン(岡田准一)と出会う。影におびえるアレンを伴い、旅を続けるゲドは街はずれにある幼なじみテナー(風吹ジュン)の家に身を寄せる。そこには親に捨てられた少女テルー(手嶌葵)も住んでいた。彼女はアレンを激しく嫌悪するのだった。

感想

 今作の監督である宮崎吾朗はあの宮崎駿の息子。スタジオジブリ作品って事やけど今までの作品とは切り離して考えた方がイイ。全く違う系列の作品として見ても微妙な作品やった。監督として初めての作品としたらかなり上出来の部類に入るんやと思う。でも、スタジオジブリってゆう冠を付けて製作するんやったらもっとクオリティーを上げないと世間は納得しないんではないか?音のつながりや画のつながりも素人目に見てもまだまだやなって感じやった。ストーリーも全体的に重かったし、所々途中に入るアクションシーンもその重さをカバーするためだけに無理矢理入れた!みたいな感じも受ける。セリフは全体的に説教ぽいし物語の流れに自然さがない。

はっきり言って、そこらの監督がこの作品を作って公開してもヒットはしないよ。たまたま見た人がなんか次世代を担う新たな監督が出て来たなあ。。って思う。そんくらいの作品。この勢いは完全にジブリの名前に頼ってるな。

 でも初めから完璧な作品作られてもつまらんし、これだけ伸びシロがあるんやからこのヒットに天狗にならずに頑張って欲しい。まあ作品はこんなやけどな。これからの日本のアニメを担って行く人間の原点を見ていて損はないんやないか。いや・・・損だらけか。

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2006年8月19日 (土)

ハウルの動く城

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監督 宮崎駿

プロデューサー 鈴木敏夫

音楽 久石譲

声の出演 倍賞千恵子・木村拓哉・美輪明宏・我修院達也・神木隆之介・大泉洋・大塚明夫・原田大二郎

あらすじ

 魔法と科学が混在する世界。戦争が目前へと迫る頃、父の遺した帽子店を切り盛りする18歳の少女ソフィー(倍賞千恵子)は、町で美貌の青年と出会う。彼こそ人々が怖れる悪名高い魔法使いハウル(木村拓哉)。しかしソフィーは彼の優しさに心奪われる。だがその夜、彼女は荒地の魔女(美輪明宏)に呪いをかけられ90歳の老婆にされてしまう。本当のことが言えずに家を出たソフィーは、人里離れた荒地をさまよい、やがてハウルが暮らす動く大きな城で住み込みの家政婦として働き始める。

感想

 もうここまで来たらなんて言ったらいいのか・・・。ジブリもわかってるやんか。現行のままやったらアカンって事が。やからの木村拓哉か。キムタクで打開しようとするんやのうて内容をもっと素晴しいものにしろよ。キムタクの声優は意外とイケてたのが救いやけどストーリーにまとまりもないし、またもや「千と千尋の神隠し」の不思議な力に続き、今回は魔法によるストーリーの後付け。ちゃんと原作はあるみたいやけど、ちゃんと後半原作通りなってなかったやろ。宮崎監督曰く、この作品が原作と一番違うとこはどこですかってゆう問いかけに戦争が描かれているトコですってゆうてる。またや。宮崎監督って他に伝えたいメッセージってないんかな。猫も杓子もずっと同じ事言い続けてるやん。まあ、それはそれで唯一褒められるトコなんかな。でもジブリの作品はメッセージうんぬんより他に大事にせなアカンもんがあったんとちゃうけ?それを見失ってるような印象を受ける。

 にしてもソフィーにかけられた魔法。ソフィーが自分への正直さによって若返ったり年寄りになったりしてたけど、アレはアレで作品をわかりにくもんにしてるんとちゃうか。内容が薄っぺらって事をなんとかカバーしようとしたようにしか見えんで。荒地の魔女もなんであんなややこしい魔法をかけたんやろ。力のあるヒドイ魔法使いってイメージで描いてたのに、当の本人は魔法の解き方がわかんないって言い出すし、ソフィーの様子を見てたらソフィーが自分に正直に生きられる様にわざわざおせっかいで魔法をかけたとしか思えない。イイ奴なのか悪い奴なのか、はたまた何も考えてないのか。別にどうでもイイんやけどそんな所しか見所のないホンマつまんない作品や。千と千尋の神隠しに出てた蛙に引き続き、本作に出てたカルシファーはおもろかった。我修院最高。

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猫の恩返し

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監督 森田宏幸

プロデューサー 鈴木敏夫

原作 柊あおい

声の出演 池脇千鶴・袴田吉彦・渡辺哲・斉藤洋介・前田亜季・山田孝之・佐藤仁美・佐戸井けん太・濱田マリ・岡江久美子・丹波哲郎・大泉洋

あらすじ

 ごく普通の女子高校生ハル(池脇千鶴)。学校には遅刻する、ゴミ箱の中身をぶちまける、おまけに憧れの男子が別の女子といい感じなのを見てしまい落ち込んでいた。そんなハルは、たまたまトラックにひかれそうになった1匹の猫を助ける。しかし、その猫が実は猫の国の王子ルーン(山田孝之)だったことからハルはお礼として猫の国へと招待される。そこでハルは猫たちから盛大な歓迎を受け、いつしかつらい現実より、猫になって楽しく生きたいと願うようになる。そこへ猫の男爵バロン(袴田吉彦)が現われた。

感想

 「耳をすまぜば」の続編的な作品で猫の男爵バロンが登場する。はっきりゆうてしまえばそれだけの映画。他は何もなく正直からっぽ。女子高生のこれまた成長を描いたストーリーなんやけども、はっきり何が言いたいって事が全く伝わって来なくて、見終わった後、やからどうした!って思うわな。ジブリも宮崎・高畑に続く第三の監督が欲しいって所かもしれんけどこんな作品作ってたらアカンよ。今のジブリは昔のジブリとは全く違う訳。日本人の過剰な期待とかスポンサーの顔色伺いとかで作品を作っていく上のイロイロなしがらみが多くなってきてるんや。「耳をすませば」も昔のジブリならではの作品。今は万人に受ける他愛も無い作品しか作れない。そんな流れがあるのが悲しいよな。にしてもヒドい。同時上映やった「ギブリーズ episode 2」の方がよっぽどオモシロかった。

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千と千尋の神隠し

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監督 宮崎駿

プロデューサー 鈴木敏夫

音楽 久石譲

声の出演 柊瑠美・入野自由・夏木マリ・内藤剛志・沢口靖子・我修院達也・神木隆之介・大泉洋・菅原文太

あらすじ

 両親と共に引越し先の新しい家へ向かう10歳の少女、千尋(柊瑠美)。やがて千尋たちの乗る車はいつしか不思議の町へと迷い込んでしまう。その奇妙な町につられ、どんどん足を踏み入れていく両親。が、彼らは「不思議の町」の掟を破ったために豚にされてしまい、ひとり残された千尋はその町を支配する湯婆婆(夏木マリ)に名前を奪われる。働かない者は豚にされてしまうことを知り銭湯で働く事に。

感想

 宮崎監督が10歳の少女に見て欲しい!って作った作品。無気力な千尋が生きる力のようなモンを取り戻していくんやけど宮崎監督って細かい人の動きとか描かせたら巧いのにストーリーに伏線を入れるのってドがつくほど下手糞やな。ハクの正体がアアやからって誰が驚いた?なんで千は豚の中に両親がいないってわかった?etc・・・。説明が全くなされてないやんか。映画は映画。映画を見て理解出来なけりゃその映画は破綻してるやろ。終始ぽか~んな作品や。名作!って声があるみたいやけども、少女の成長ストーリーとしてもどことなく中途半端やし、日本を描くにしても現実世界が舞台ではないので、どうみても日本っぽくはない。ただこうゆうアイデアでこうゆうストーリー考えました的な感じがしてしまう。物語のはじめはウンザリするほど長い前置きで、まずそこでダレてしまう。物語の本筋も不思議な力とやらで何でもありになっていて後付け感満載。

 それに魅力的なキャラクターをたくさん作り出そうと気を追いすぎた部分があるんとちゃうんかな。実際、劇中にはイロイロなキャラクターが登場してた。けども、そんなけキャラクターを登場させるとゆう事はそれだけ説明が必要になるとゆうこと。そもそも舞台自体が「不思議の町」な訳やからその説明も必要不可欠な訳だ。これが本編前半のウンザリする程長い前置きに繋がる。確かにキャラクイターを作る事は商業的に見たらイイ考えやけども、映画を大切にした考えじゃあない。もう、宮崎監督の力も世間が異常に期待するジブリとゆう母体に飲み込まれはじめてる感じを受けた作品でした。

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ホーホケキョ となりの山田くん

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監督 高畑勲

プロデューサー 鈴木敏夫

音楽 矢野顕子

声の出演 朝岡雪路・益岡徹・荒木雅子

感想

 4コマ漫画の映画化。日本の家族ってこうなんだ!的感じを全面に押し出した短編集。画は独特な水彩画タッチで、もののけ姫を超える原画枚数を誇る。でも、日本の皆さんはジブリの「もののけ姫」の次の作品にかなり高い期待を持っていたでしょうに。で、期待してた人は何でこんな作品なんだ!って思ったでしょうな。さすが高畑監督。彼はジブリのダークサイドか?国民の期待を逆にイイ意味で裏切って来る。「もののけ姫」のヒットに胡坐をかかず独自の作品世界を展開するなんて最高だ。ここでここの作品を持ってきたって事だけでもかなり評価出来るよ。しかし、ただそれだけじゃなくて内容も悪いもんじゃあない。サザエさんを見ているような感じは否めないけどサザエさんより短編なネタの寄せ集めでありCMもないのによくぞココまでうまく纏めたな!って、決して見て損はしない作品に仕上がってる。ただあまりにもほのぼのとしていて、コレ別に映画館で見る必要ないんとちゃうん?と聞かれたら、ないとしか言い様がないのは確かやけども。

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2006年8月14日 (月)

もののけ姫

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監督 宮崎駿

プロデューサー 鈴木敏夫

音楽 久石譲

作画監督 安藤雅司・近藤喜文

声の出演 松田洋治・石田ゆり子・美輪明宏・田中裕子・小林薫・西村雅彦・森光子・森繁久弥

あらすじ

 山里に住む若者アシタカ(松田洋治)は、怒りと憎しみによりタタリ神と化した猪神から呪いをかけられてしまう。助言を受け呪いを解く術を求めて旅に出るアシタカはやがて西方の地でタタラの村にたどり着く。エボシ御前(田中裕子)が率いるその村では、鉄を造り栄えていたが、それは神々の住む森を破壊することでもあった。アシタカはそんなタタラ達に戦いを挑むサン(石田ゆり子)の存在を知る。人の子でありながら山犬に育てられた彼女は「もののけ姫」と呼ばれていた。

感想

 宮崎駿の作品の中で、何かコレが一番力入ってるな~って思う。見ていて普通にイイ作品。内容はナウシカの室町版。宮崎映画の集大成としてナウシカのクオリティーをこれでもかって位高めた感じ。そら面白いやろ。そら超ヒットするやろ。宮崎がジブリアニメを通じて伝えたいメッセージはこの作品に集約されてる。自然との共存・人間のおごり・反戦・・・ジブリ作品を見る時は、本作を一番最後に見るのがオススメかもね。

 にしても、宮崎さんこの映画で引退ってゆうてたのにな。宮崎駿監督引退作品って事で、作品は超ヒット。で、スタジオジブリの作品の素晴しさを改めて知った日本人がかなりおった事でしょうに。で、アカデミーへのノミネート。まあアカデミーは逃したけども、普通に宮崎駿監督の作品をもっと見たいって考えた人も多々いたやろな。これに伴ってアニメの中でもジブリ作品は別格とゆう見方が強まった。今までアニメは見ないってゆうてた人達も立ち上がってジブリ作品だけは見るようにしてるみたいな事に。結局引退は撤回した訳やけども、この作品の今まで考えもしなかったヒットでジブリが変わってしまったのは言うまでもない。

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耳をすませば

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監督 近藤喜文

プロデューサー 鈴木敏夫

原作 柊あおい

声の出演 本名陽子・露木茂・高橋一生・室井滋・高山みなみ・岸部シロー・江川卓

あらすじ

 本が大好きな女子中学生の雫(本名陽子)。彼女はある時、図書カードに何度も連ねられた男子の名を見つける。その天沢聖司(高橋一生)とゆう名前に淡い恋心を抱く雫。だが実際の天沢は粗野なヤツだった。

感想

 柊あおい原作漫画の映画化。ジブリ作品の中でも際立って地味な作品やけども、世間の渦に巻き込まれんかったってのもあって見た人からは名作ってよう聞く。思春期の不安や乙女心などこの手の作品にとったら定番中の定番を組み込んだ少女の成長を描いた甘酸っぱい青春作品。この作品を名作に押し上げたのはカントリーロードってゆう曲と細部まで緻密に描かれた背景やと思う。この背景のおかげで見る者は自分と全然違う世界の話として映画を見るんじゃなくて、そのいたってどこにでもあるような日本に住む普通な主人公にすんなりと感情移入できるのだ。ラストの雫と聖司が自転車で駆け抜けるコンクリートの街並はその雰囲気に圧巻としか言いようがない。実はエンドロールが物語のその後1日を追ってるので気付かなかった人は注目してみると良いだろう。

 これだけの素晴しいアニメを作れる近藤喜文とゆう監督だが、本作が最初で最後の監督作品になった。宮崎駿の後継者として将来を存分に期待されジブリの作品でも作画を担当していた逸材なだけに彼の早すぎる死は大変残念でならない。

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平成狸合戦ぽんぽこ

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監督 高畑勲

プロデューサー 鈴木敏夫

協力 水木しげる

語り 古今亭志ん朝

声の出演 野々村真・石田ゆり子・泉谷しげる・林家こぶ平

あらすじ

 舞台は東京、自然に囲まれた多摩丘陵。そこに住むタヌキたちはのんびりとひそやかに暮していた。しかし人間による宅地造成による自然破壊によってタヌキたちの住処が次第に少なくなっていた。自分たちの住処を守るためタヌキたちは先祖伝来の化け学で人間たちに対抗する。

感想

 本作の正式なタイトルは「総天然色漫画映画平成たぬき合戦ぽんぽこ」と長い。結構こんなタイトルって事で意外とジブリ作品の中でも見てない人が多い本作。この話、宅地開発が進む東京の多摩丘陵を舞台にそこに住む狸の目線から自然環境をとらえた作品。その切り口は高畑勲監督らしく、どこか子供向きとは程遠く完全な大人に向けた映画かなとも思わせるけども、独特なユーモラスたっぷりの演出で子供が見ても十分理解出来る範囲におさめてる。狸が化けて人間を驚かすこの作品の核となるシーン。その中によく見ると過去のジブリキャラクターが混じっていたりします。要チェック。

 狸が開発をやめさせようと人間に対してあの手この手を使うトコが見ものなんやけど結局は多摩ニュータウンは出来てしまう。人間と自然との共存についてイロイロ考えさせられる。実際問題、多摩ニュータウンは寂れてしまってるわけでこんなモノのために犠牲になった動植物がいるって事。決してそれが人間にとって絶対必要なモンやったんか。そうゆう事などなど考えさせられる深い映画。

平成狸合戦ぽんぽこ DVD 平成狸合戦ぽんぽこ

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紅の豚

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監督 宮崎駿 

プロデューサー 鈴木敏夫

音楽監督 久石譲

声の出演 森山周一郎・加藤登紀子・桂三枝

あらすじ

飛行艇を操る空賊が横行していた、第一次大戦後のアドリア海。ポルコロッソ(森山周一郎)はダンディーながら凄腕の賞金稼ぎの飛空艇乗り。ただ呪いを受けていでたちは豚だった。そんなポルコも空賊にしてみれば天敵。何とかやっつけたいと一計を案じた空賊たちは、アメリカからスゴ腕の飛行艇乗りを呼び寄せ、彼に一騎打ちを迫る。

感想

 全てにおいて「かっこよさ」ってモノを痛感させてくれる作品。宮崎作品の中でも結構異色ってゆうたら異色になるんかな。まだ、世間からの強迫観念みたいなんもなくて自由にアニメ作ってるよな~って感じがすごいする。男のかっこよさだけじゃなくで、劇中に出てくるジーナ(加藤登紀子)って女性も男から見てもかっこいいなって思える。この作品、いかんせん男のかっこよさ・ロマンみたいなモノだけやと思われがちやけど、マルコの飛行機を作る工場で働く人間は全員女性であるという点。これは宮崎作品全般に言えることやねんけども、女性の立場ってモノを考えてるな~ってゆうのがひしひしと伝わって来る。そして戦争についても舞台は戦後やけども戦争ってものがどんなものかって事までメッセージとして組み込んでるあたり流石としかいいようがない。ちなみにフランス版で主人公マルコの声をしてるのはジャンレノ。シブいっす。

紅の豚 DVD 紅の豚

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おもひでぽろぽろ

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監督 高畑勲

プロデューサー 鈴木敏夫

作画監督 近藤喜文

音楽 星勝

声の出演 今井美樹・柳葉敏郎・本名陽子

あらすじ

 東京でひとり暮らしをしている27歳のOL・タエ子(今井美樹)。農業に興味がある彼女は、休暇を取り義兄が農家を営む山形へと向かう。寝台列車で揺れる中、彼女の前にはいつしか小学5年生の自分が現れはじめる。

感想

 本作を密かにジブリNo1の作品として推してます。自分の少女時代を思い出しながら成長していく平凡なOLを描いた至って平凡な作品。果たしてこの作品をアニメでする必要があったのか?といわれれば、まあないんとちゃうやろか。普通に実写映画として今井美樹・柳葉敏郎で撮った方がイイって感じも少しはする。でも、アニメはアニメ。こんな平凡な作品をアニメにしたらアカンって決まりはないから別にアニメでもイイではないか。そして声。アニメ作品に必ずと言って良いほどついてまわる問題やけども、そこについてもとやかく言う必要はないと思う。例え実写やったとしても、人相や背格好のイメージと声が全く違う人もおる訳やからアニメを見るときはそうゆう風に割り切る事も重要やと思うよ。だからギバちゃんの声が唾っぽくても気にしない、気にしない。

 この作品は今と昔を平行して描いてるんやけども、その描き方が絶妙。特にラストの演出は目を見張るものがある。小学5年生の自分と共に精神的な自立を求めていき、そして最後は完全に自立する。それを見つめる小学5年生のタエ子の目が印象的である。それに全編を通して細部までこだわっってる画。場面場面で流れるBGMがそれを物語ってる。ただ田舎を美化する為だけの映画ではなく、昔を懐かしむだけの映画でもなく、それ以上に何かを感じられる作品になってる。高畑監督が有機農業が好きって事もあり彼のオリジナルとして作品に組み込まれてあるが、そこは普通に流してもイイと思う。変にそこだけにとらわれてヤイヤイゆうのも、何やしな。

おもひでぽろぽろ DVD おもひでぽろぽろ

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