2006年11月20日 (月)

ホテル・ルワンダ

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監督 テリージョージ

製作 テリージョージ

音楽 ルパートグレグソン=ウィリアムズ

出演 ドンチードル・ソフィーオコネドー・ホアキンフェニックス・ニックノルティ・デヴィットオハラ・ジャンレノ

あらすじ

 1994年ルワンダの首都キガリ。多数派のフツ族と少数派のツチ族の内戦は終息したものの街は依然不穏な空気が漂っている。ベルギー系の高級ホテル「ミルコリン」で働く支配人ポール(ドンチードル)は、ある晩帰宅すると暗闇に妻と子供達が身を潜めていた。フツ族大統領が何者かに殺され、これを契機にフツ族の人々がツチ族の市民を襲撃し始めたのだ。ポール自身はフツ族だったが、妻がツチ族だったことから、ひとまずミルコリンに避難することに。外国資本のミルコリンはフツ族の民兵でさえもうかつには手を出せなかった。そのため逃げ延びてきた人々が続々と集まってくるのだがフツ族による襲撃が迫っていた。

感想

  ルワンダでの民族紛争で実際に起こった出来事の映画化。家族を救いたいという思いが結果的に1200人もの命を救う事になった奇跡の物語。

 例え1つの命やとしても、命である限りは命には変わりはない。ジャーナリストが決死の思いで虐殺の映像を撮影し、それをテレビで公開したのに世界が出した答えは撤退だった。ルワンダには価値がないんやと。その考えも国レベルで考えたらわからなくはないし、決して間違えた決断ではないと思う。でも、いざ自分がその立場になったとしたら助けは欲しいよ。こんな時こそ損得なしの行動って必要になってくるんとちゃうやろか。そもそもは民族間の争いがなくなれば良いんやろうけど、それぞれどっちが悪いとかやなくて、ただ自らの正義を信じて行動してるだけ。愛国心ってのがあるように自らの民族を愛するが為に、どうしても民族紛争ってなくならない。暴力は暴力を生み、その暴力もまた暴力を生む。人類が平和になりますようにってさ、結局のところ理想論やと思うんやけど、少なからずとも平和への働きかけを進めていく事ってやっぱり大事なんよな。まずは、この世から見境ない暴力がなくなりますように。

 ルワンダでの本作の出来事なんかさ日本からしてみれば、ただのニュースの一ページに過ぎないやろ。でも、ルワンダの人からしてみれば、その一ページが人生全てやった訳やんか。実際に味わってないんやし他人事である事には変わりはないんやけど、こうゆう事に一人でも多くの人が目を向けて考える。それって大事よな。この映画はそんな事を教えてくれるイイきっかけってゆう意味も込めて見るべき作品やと思いますよ。

 日本では本作、興業的な観点から公開が見送られてたらしい。でも、一人が立ち上がり二人が立ち上がり、署名活動により公開が決定。それは素晴しい事やと思う。けど、逆に日本の社会問題に対する意識の低さをやっぱり露呈してしまったってところかな。

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2006年9月17日 (日)

スワロウテイル

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監督 岩井俊二

脚本 岩井俊二

撮影 篠田昇

助監督 行定勲

出演 三上博史・Chara・江口洋介・伊藤歩・渡部篤郎・桃井かおり・山口智子・大塚寧々・ミッキーカーティス・渡辺哲・塩見三省・小橋賢児・浅野忠信

感想

 むかしむかし 円が世界で一番強かった頃 その街は移民たちであふれ まるでいつかのゴールドラッシュのようだった 円を目当てに円を掘りに来る街 そんなこの街を移民たちはこう呼んだ”円都(イェンタウン)” でも日本人はこの名前を忌み嫌い 自分たちの街をそう呼ぶ移民たちを”円盗(イェンタウン)”と呼んで蔑んだ ちょっとややこしいけどイェンタウンというのはこの街とこの街に群がる異邦人のこと がんばって円を稼いで祖国に帰れば大金持ち 夢みたいな話だけど何しろここは円の楽園・・・イェンタウン そしてこれはイェンタウンに棲むイェンタウンたちの物語。

 とゆうナレーションで始まる本作。見たら解ると思うが賛否両論なのもうなずける。そもそも異質なこの設定。そして登場人物が話す言葉も独特そのもの。日本語・英語・広東語が混ざっていて何とも変てこ。これがすんなり受け入れられない人はまず脱落するんとちゃうかな。そして、無駄に長いグリコのライブシーンとか。岩井俊二監督といえばコレって所やねんけど、まあ中だるみするわな。これで正直この映画何やねん?ってなるのは明白やし。でも、結局のところそんな事はどうでもよくイイ映画なんですよ。何がそんなにイイ映画なのか?そればっかりは見る人の感性に合うか否か。それに限ると思う。にしても、岩井監督は演技の下手な人を上手く撮る達人やな。Charaなんて見てたら演技と呼べるモノではないのに言語が特別なモノであるって事もあいまってイイ感じに見えてしまう。何回でも繰り返して見たい映画。

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カッコーの巣の上で

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監督 ミロスフォアマン

原作 ケンキージー

脚本 ローレンスホーベン・ボーゴールドマン

音楽 ジャックニッチェ

出演 ジャックニコルソン・ルイーズフレッチャー・マイケルベリーマン・クリストファーロイド・ダニーデビート

あらすじ

 刑務所の強制労働から逃れるため精神異常を偽ってオレゴン州立精神病院に入院したマクマーフィ(ジャックニコルソン)は精神病院での管理体制に疑問を感じ絶対的な権力を握る婦長に反発。それと共に入院患者らに生きる気力を与えていく。

感想

 名作である事には変わりない映画やけども、婦長が最後まで悪者役やったんが何とも。社会の体制に反発する男の描写を大切にするのも解るが結局の所まるで人間味のないマシーンのような役になってしまってた。マクマーフィや他の患者らは人間らしさ満開やのにな。婦長は何を守ろうとしてたのか。規範か?ルールか?管理体制の中で厳格にルールを守る人間であったからこそ婦長にまで登りつめたんやろうけど。そこんとこの描写があっても良かったんではないかと感じた。ジャックニコルソンの演技は文句のつけようのない程良かった。でも冒頭のマクマーフィは子供っぽい感じを受ける。それでこそ病院内に活気を与えるとゆうもんやけど、病院の体制をまだ理解していない時期やったんか、ただ暴れてるだけのような印象を受けた。ラストも悲しく切なさは残るが感動できるだけの余韻を含んでおり観客が人間の尊厳や社会の不条理に対して考えるに足るいい終わり方をしてる。所々説明不足なシーンがあるがイイ作品であることにかわらない。

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2006年9月11日 (月)

ゴッドファーザー PARTⅡ

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監督 フランシスフォードコッポラ

原作 マリオプーゾ

音楽 カーマインコッポラ・ニーノロータ

出演 アルパチーノ・ロバートデニーロ・ロバートデュバル・ダイアンキートン・ジェームズカーン・ジョンカザール・タリアシャイア

あらすじ

 マイケル(アルパチーノ)は根拠地をニューヨークから西部のネバダ州タホー畔に移していた。ドンの椅子に座るマイケルの頭の中には、やがて父ビトーの事が巡る。若き日のビトーは、マフィアの親分チッチオに父親を殺される。悲しみに暮れる葬列の中の一発の銃声。復讐を誓い山に隠れて機会をうかがっていたビトーの兄がチッチオの手下に撃たれてしまった。そして母も。孤独となったビトーはチッチオの手下に命を狙われる中、アメリカに逃げ延びる。成長した青年ビトー(ロバートデニーロ)は若き日のクレメンツァ、テッシオ、ジェンコらと知り合いパン屋、八百屋、服屋など様々な職業をやりながら、イタリア移民の人々の信望を集めていき、次第に頭角をあらわす。そんな中、街を牛耳っているファヌッチが立ちはだかる。

感想

 ビトーのあとを継ぎファミリーのドンとなったマイケルの苦悩を描いたシリーズ第2弾。幼いビトーが青年となり、やがてファミリーを築くまでの物語を実に巧みにからませて作品を構成させている。本作はありがちな単なる続編ではない。前作と2つで1つの作品の様になるのが凄いところである。PARTⅡと前作は70年代に製作され未だにこれを超えるマフィア映画は存在しないと言わしめる程の傑作。若き日のビトーを演じているのがロバートデニーロ。彼の演技の上手さは言うまでもないが、この作品の殊勲賞はやはりアルパチーノではなかろうか。ビトーがドンになった時とは全くと言っていいほど変わってしまった時代の中でのファミリーを束ねるドンとしての苦悩がコッポラの緻密とも言える映画センスの中で一際輝きを見せていた。権力という名の孤独・愛とゆう名の哀しみがひしひしと伝わって来る。さすが面白い作品は時間の長さとゆうものを忘れさせてくれる。重厚さゆえに一回見ただけでは全てを拾え切れない感はあるが200分とゆう長さに気が引けている人、迷わず見るべきです。

DVD ゴッドファーザー PART II

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ゴッドファーザー

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監督 フランシスフォードコッポラ

原作 マリオプーゾ

脚本 フランシスフォードコッポラ・マリオプーゾ

音楽 ニーノロータ

出演 マーロンブランド・アルパチーノ・ジェームズカーン・ダイアンキートン・ロバートデュバル・タリアシャイア

あらすじ

 コルレオーネの屋敷で行われている娘コニー(タリアシャイア)の結婚式。華やかな音楽さえも届かない書斎ではブラインドも降ろされドン・コルレオーネ(マーロンブランド)が友人達の頼みごとを聞いていた。彼は相手が貧しく微力であっても助けを求めてくれば親身になってどんな問題でも解決してやっていた。彼への報酬と言えば、ささやかな友情の証と「ゴッドファーザー」という尊称、そして彼の呼び出しに応じ、恩を返すだけでよかった。そんなある日、麻薬を商売にしているソロッツォが仕事の話を持ちかけてきた。しかしドンはその話を丁重に断る。彼はドンさえ殺せばこの取り引きは成功すると思い、一族の経営しているオリーブオイル社から出てきたドンを街頭でソロッツォの手下に襲わす。銃弾を何発もうけたが、強靱な彼は一命をとりとめる。これはドンが築いてきた強大なコルレオーネファミリーに対する初めての宣戦布告でありソロッツォの背後にいたタッタリア・ファミリーやニューヨークの他のファミリーも動きだした。

感想

 言葉を失うとはこの事か。言わずと知れたコッポラ監督の代表作であり、マフィア映画の頂点に君臨する作品。全てのシーンが名シーンであり語っても語りつくす事が出来ない。175分とゆう長さがまるで短い位に全編通して緊張感に包まれているがマフィアの抗争だけに焦点をあてただけの映画ではなく、コルレオーネ一家の壮大な家族ドラマとしての要素も入ってる。人間と人間が織り成す人間模様が濃く描かれてる点も名作たる由縁ではなかろうか。そして、名だたる俳優陣の中で一際異彩を放ってるマーロンブランド。この役を演じるにあたって口の中に綿を詰め独特の頬を作り出したのはあまりにも有名。彼が演じるドンには大人の男の渋さを感じる。そして家族への想い。男の中の男とゆう言葉があまりにも陳腐なモノに聞こえる程の存在感がある。シリーズを通して、ゴッドファーザーはアルパチーノではなくマーロンブランドとゆう声が聞かれるのも納得である。ちなみにマーロンブランドは本作でアカデミー主演男優賞を獲得したが受賞を拒否。ハリウッドの人種差別に対する抗議が理由らしい。

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ボウリング・フォー・コロンバイン

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監督 マイケルムーア

脚本 マイケルムーア

撮影 ブライアンダニッツ

音楽 ジェフギブス

出演 マイケルムーア・チャールトンヘストン・マリリンマンソン・マットストーン・(ジョージWブッシュ)

あらすじ

 1999年4月20日コロラド州の小さな町リトルトン。2人の少年は朝の6時からボウリングをしていた。いつもと変わらぬ1日の始まりのはずだった。この後2人の少年は銃を手に彼らの通う学校コロンバイン高校へと向かい銃を乱射。12人の生徒と1人の教師を射殺し23人を負傷させ自殺。アポなし取材で有名なマイケルムーアがカメラ片手にお得意のユーモアを引っさげ、全米に衝撃を与えたコロンバイン高校銃乱射事件を元にアメリカ銃社会の矛盾をついたドキュメント。

感想

 銃を乱射した原因はマリリンマンソンか?いや違う。マリリンマンソンを糾弾するなら、銃を乱射した生徒が事件を犯す直前にしていたボウリングを規制すべきだ。まさしくその通りである。アメリカとゆう国は銃の所持率も高いし銃による犯罪も多い。それが国民が銃を持っている事と何か関係あるのか?いやない。隣の国カナダではアメリカと同じく銃を所持しているが銃による犯罪なんて滅多に起こらない。では、原因はなんだ?マイケルムーアなりに取材を繰り返しアメリカ社会がかかえる闇を深くえぐっている。はっきりとした思想も見てとれるし、それも理解できる。Kマートから銃弾の販売を辞めさせたのは素晴しい功績やと思う。しかし、彼の考えだけが全てではない。

 ある子供が殺された街で全米ライフル協会会長のヘストンが集会をひらいた。これはこれでモラルのかけらもない行動だが、それに対してムーアがした行動もモラルがない。この映画が原因とは言ってないがヘストンはこの映画が公開され、しばらくして会長を辞任している。ムーアのアメリカでの番組「The Awful Truth(アホでマヌケなアメリカ白人)」のようなパワーはないが、さすがの影響力である。この作品で描かれている事が全てではないと解った上で、この作品を見、そしてアメリカについて知り、自分なりの答えを見つける事が、この作品を見たとゆう証になるんではないか。

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2006年9月10日 (日)

JFK

Jfk

監督 オリバーストーン

脚本 オリバーストーン・ザカリースクラー

音楽 ジョンウィリアムズ

出演  ケビンコスナー・シシースペイセク・ジョーペシ・ゲイリーオールドマン・トミーリージョーンズ・ドナルドサザーランド・ケビンベーコン

感想

 1963年11月22日テキサス州ダラスで暗殺されたジョン・F・ケネディ大統領。この事件を題材にした大作。誰でも知っている今なお有名な事件ではあるが、その詳細を知る者は今日減少の一途を辿っている。事件を風化させない為にはこうゆう作品は必要不可欠な存在である。とはいえこの作品、ニューオリンズ地方検事ジムギャリンソンの説を中心に作られたもので、ひとつの推論でしかない。しかしその推論につての肉付けと大量のドキュメントフィルムを織り混ぜたストーン監督の力量により一本の作品としての完全なまとまりを見せている。特別編集版にもなると200分を超える超大作になるが、決して絵空事では済まされない事実もちらほら。全く長さなんて感じないほど怒涛に進みます。この事件についての知識がない人も見れば解る。知ってる人も見ないと解らない。とにかく情報量がはんぱないので、映画慣れしてる人でもたった1回の観賞で全てを把握するなんて出来ないと思う。そして、この作品を見てもらえば解ると思うが、本作「JFK」についての本格的な評価は2029年にならないと解らないし、してはいけない。今言える事は一人でも多くの人がこの映画を見て2029年を待つ事である。

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2006年9月 6日 (水)

インサイダー

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監督 マイケルマン

製作 マイケルマン

脚本 エリックロス・マイケルマン

出演 アルパチーノ・ラッセルクロウ・ジーナガーション・クリストファープラマー

あらすじ

 アメリカでの人気報道番組のプロデューサーであるバーグマン(アルパチーノ)のもとに匿名の書類が届けられる。それは、あるタバコメーカーの極秘ファイル。彼はその書類の意味を探るうちワイガンド(ラッセルクロウ)という人物に行き当たる。

感想

 マイケルマン監督の社会派ドラマ。実話をベースに大企業の隠蔽工作を告発する人間達の葛藤の物語。ちなみにこの作品に出てくる人物・会社・団体等、全てが実在します。米CBSの硬派報道番組「60ミニッツ」プロデューサーのバーグマンにアルパチーノ。巨大煙草会社ブラウン&ウィリアムソン社の元幹部で告発者となるワイガンドにラッセルクロウ。アルパチーノはもう言うまでもないがラッセルクロウの役者魂に惚れた。これぞ演技合戦と言ってもいいんではないか。国を代表する大企業を告発するなんて並大抵の勇気で出来る事ではない。幾多の苦難はあるものの自分がやらなければならないとゆう使命。そしてバーグマンには真のジャーナリズムを感じた。決して上辺だけのものじゃない。日本マスコミの薄いジャーナリストらにも手本にして頂きたい。作りモノのストーリーではなくて実話って事が重たさを感じさせる。

 男を撮る男、マイケルマン。大衆向けの作品ではないにしろ皆に見てもらいたい。事細かに非常に丁寧に作られてるのには圧巻。でも内容は非常に重いです。かなり大人向けかと。途中でこの独特とも言える雰囲気に押しつぶされてしまったら、つまらなく感じるかも。

インサイダー DVD インサイダー

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ヒート

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監督 マイケルマン

脚本 マイケルマン

脚本 マイケルマン

出演 アルパチーノ・ロバートデニーロ・ヴァルキルマー・ジョンヴォイト・トムサイズモア・アシュレイジャド・ナタリーポートマン・エイミーブレネマン・デニスヘイスバート・ザンダーバークレイ

あらすじ

 犯罪のプロ、ニールマッコーリー(ロバートデニーロ)は仲間のクリス(ヴァルキルマー)・チェリト(トムサイズモア)らと現金輸送車を襲い有価証券を奪う。捜査にあたったロス市警のヴィンセントハナ(アルパチーノ)は少ない手掛かりから次第にマッコーリー達へ近づいてゆく。そんなある日マッコーリーは本屋の店員イーディ(エイミーブレネマン)と出逢い次の銀行強盗を最後に堅気になろうと決意していた。しかし決行の時、タレ込みを受け現場に駆けつけたハナ達とマッコーリー一味は壮絶な銃撃戦を繰り広げる。

感想

 男な作品を撮らせたらマイケルマン監督の右に出る者がいない。男とゆうよりは漢か。クールでスタイリッシュそして内に秘めた情熱を感じる。本作アルパチーノとロバートデニーロの競演。共演でなくて競演。注意して見ても気付くかどうか。終始、この両アカデミー俳優は一緒の画面にその顔を共にしていない。相手との掛け合いよりも、より演技力の必要となる手法で撮影し、それがあまりにも自然でもうこれは神の域と言っても過言ではない。それだけでも十分見る価値はあるのだが脇を固める俳優も凄腕の集まり。アシュレイジャドとヴァルキルマーの別れのシーンなんて切なくて切なくて。もう演技を見てるだけで、もうお腹いっぱいである。マイケルマン監督は極力演出やセリフとゆうものを排除しその間や演技・画面の色等で心情の変化を表現するので、玄人好みと言えば玄人好みなのか。セリフのない部分での演技に注目すべき映画なので興行的にみても目立ってヒットした作品がないのがそれを物語ってると思う。

 この作品はマン監督自作のTVムービー「メイド・イン・L.A.」のリメイク。長さはほぼ倍となっており時間だけ見れば長いかもしれないが決してそんな事はない。見所は市街地の銃撃戦って良く聞くけど銃撃はただのサウンドに過ぎず何か見所をあげてくれと言われれば全部と答える。それだけこの作品は作品として一つのまとまりを持っていて素晴しいの一言。この作品を個としてまとめあげるには171分とゆう時間が必要なのだろう。女性にはあまり理解出来ないかもしれないが男の男としての生き方がここにある。かなり渋いです。

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エターナルサンシャイン

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監督 ミシェルゴンドリー

脚本 チャーリーカウフマン

出演 ジムキャリー・ケイトウィンスレット・キルスティンダンスト・イライジャウッド・マークラファロ・トムウィルキンソン

あらすじ

 バレンタインデーを目前にしたある日ジョエル(ジムキャリー)はある手紙を受け取る。そこには、最近ケンカ別れした恋人クレメンタイン(ケイトウィンスレット)について「クレメンタインはジョエルの記憶を全て消し去りました。今後、彼女の過去について絶対触れないようにお願いします。ラクーナ社」と書かれていた。失恋のショックもある中、立ち直れないジョエル。そして彼も、彼女の記憶を消すことを決意し、ラクーナ社を訪れる。そこでは一晩寝ている間に脳の中の特定の記憶だけを消去できる施術を行なっていた。

感想

 まずこの映画に言える事は脚本がいい。非常に難解で、この手の映画を見慣れてない人はストーリーについていけないかもしれないが、よく練られてると思う。冒頭はちんぷんかんぷんかもしれないが最後に近づくにつれパズルのピースがピタっとはまっていき、徐々に作品の凄さが伝わって来る。そして、演出。記憶の中を辿って行くってゆうのを基盤に置いてるから、この演出はかなりそれを反映してて素晴しいんやけど、見る人によっては解りづらいと感じる人もいる。そこでクレメンタインの髪の色をイロイロ変える事によって、見てる人に時間軸をしっかり辿らせる効果もあわせ持たせている。しかもクレメンタインの性格がかなりぶっ飛んでるってのもあってそれに不自然さを感じない。これだけでも良く練られた作品であると言える。

 それに使ってる曲のチョイスもGOOD。映像と音とが上手く一体になってるのは拍手もの。その音楽の効果も相まって、人間個人それぞれの頭の中に存在する記憶とゆうモノを舞台にしてる、例えば小学生の頃の夢を見たのに中学生の頃の友達が出てくるみたいな不確かでふわふわした存在であるってゆう感じを上手く映像化する事に成功してる。

 今確かにつらいかもしれない。でも忘れていた記憶は確かに頭の中に存在していて、それが素晴しいモノであるかもしれない。ジョエルも昔、クレメンタインと過ごした素晴しい記憶を残しておきたいと記憶の中でもがくのだが・・・さて、どうなるか。最後ジョエルに待ち受けるほっこりするような結末とは。

エターナル・サンシャイン Music エターナル・サンシャイン

アーティスト:サントラ,E.L.O.,ザ・ポリフォニック・スプリー
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