2007年9月15日 (土)

ダイ・ハード4.0

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監督 レンワイズマン

製作 ジョンマクティアナン

出演 ブルースウィリス・ジャスティンロング・マギーQ・ティモシーオリファント・メアリーエリザベスウィンステッド

あらすじ

 アメリカ独立記念日の前夜、ワシントンDCのFBI本部に何者かが全米のあらゆるインフラを監視するシステムにハッキングを仕掛けてきたとの情報が入りブラックリストに載るハッカーたちの一斉捜査が開始された。一方その頃、NY市警統合テロ対策班のジョンマクレーン(ブルースウィリス)は最近顔をあわせていない娘ルーシー(メアリーエリザベスウィンステッド)に会うため、ニュージャージー州の大学に来ていた。しかし意に反してルーシーの冷たい対応に気落ちする。そして、たまたまそこにいたばっかりに上司から近くに住むマット(ジャスティンロング)とゆうハッカーをFBI本部まで連行せよ、とのヤボ用を仰せつかるハメになる。仕方なくマットのアパートへと向かうマクレーンだったが、それは不運の序章にすぎなかった。

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感想

 ダイハードってこんな話やったけな?

 1のビルや2の空港の様に最初、限定化された場所で戦うってゆう話やっただけで、ダイハードシリーズがさもその設定上にあってこそダイハードとしての名前に相応しいのだ!的な勝手な思い込みなんて映画を見る上で別に要らないし、舞台がNYに及んだ3と言い全米に及んだ4と言い別に何とも思わなかった。引っかかるのはそこじゃない。マクレーンが不死身ってゆう設定って、そもそもあったっけ?なんか世間は「あの不死身の男が帰って来た!」みたいに盛り上がってたけどさ。確かに世界一運の悪い男ってゆう設定は皆忘れてないみたいやからイイとしたいけど、不死身ってのはどうも納得できないな。マクレーンは世界一運が悪くて、世界一往生際が悪い男なんです。これがジョンマクレーン。決して不死身な訳じゃあない。3の公開の時なんて不死身なんて聞いた事もなかったぞ。多分、俺が思うにダイハード3でも共演したサミュエルLジャクソンと再び共演した「アンブレイカブル」で決して死なない不死身の男をブルースが演じたって事で頭ごっちゃになったんじゃないかい?そんな気がするんやけどさ。違うかな?

 まあ、世界一運の悪い男ですから一般人なら一生に1度あったらいい位な命の窮地にたびたび会うわけですよ。それを持ち前の往生際の悪さでなんとかしてしまう。それが不死身のイメージに繋がってしまっただけなんでしょう。そうゆう事にしとこう。

 そして、アクション映画の宿命。回を重ねる毎に規模をデカく!アクションはド派手に!みたいな別にそんな事求めて映画作りしたって面白くなるハズないのにさ、世間はやっぱりそれを求める訳やんか。んで、迫力あったけどイマイチやったってゆうんよ。かとゆうて王道をいく作りから外れて映画作りしたところで、世間は迫力がなくてイマイチやったとゆう。どっちやねん!ってなるやん。やからアクション映画は結局、迫力を求めて作った方がまだイイんよな。

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 迫力的なモノに関したら、この作品はやりすぎではないですかい?ここまで来たらDIEハードってうゆうよりは、もう大ハードですよ。いやいや・・・そのやりすぎ感がいいです!もうココまで来たら運がどうとか往生際がどうとか、どうでも良くなってますやん。監督さんはダイハードシリーズのファンらしくて、所々それを感じさせる演出は挟んでましたけど、もう頭の中がアンブレイカブルになっちまって結局は不死身キャラになっちまってますもんね。大満足や。ここまで行ききってくれるとな。やっぱりアクション映画はいかにド派手で、いかに迫力があって、いかに破壊しまくるか。それにかかってますな。それ以外の要素なんてアクションとアクションを繋げる為のサブに過ぎない。この映画のトレーラーのシーンは映画史に残る名アクションシーンになる事間違いないでしょう。

 アクションがメインやし、出てくる敵もさ「いかに主人公を危機的状況に追い込むか」の1つのツールにしか過ぎないし別に口を挟む事でもないんやけどさ、全米のシステムにハッキングして機能とゆう機能を止めておいて最後はやっぱり自分の金儲けの事しか考えてない訳やん。あんな規模のデカいサイバーテロしかけれるんやったらさ、ちょちょいと自分の口座の残高を増やしてそれで終わりやんか。いちいち手間のかかるサイバーテロなんかしてるからマクレーンに殺されるハメになるんやん。この映画の大前提にツッコミ入れちゃった・・・。

ちなみに本作の「ダイハード4.0」。なぜ4.0なのか?やけど、「web2.0」って言葉が流行って、日本のメーカーが邦題として普通の4よりも4.0の方が、サイバーテロって事もあり本編に則してるって、付けたらしいです。それを見た、ハリウッドが「おっ!それいいじゃん!」と、邦題が原題を食ったみたいな。適当にもホドがあるね。

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2007年7月10日 (火)

007 カジノ・ロワイヤル

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監督 マーティンキャンベル

原作 イアンフレミング

出演 ダニエルクレイグ・エヴァグリーン・マッツミケルセン・ジュディデンチ・ジェフリーライト

あらすじ 

 殺しのライセンスを取得するため、昇格最後の条件である2件の殺害を実行したジェームズボンド(ダニエルクレイグ)は見事ダブルオーの称号を得る。そして最初の任務は、世界中のテロリストを資金面で支える男、ルシッフル(マッツミケルセン)の資金を絶つこと。世界各地を奔走してるうちにルシッフルがモンテネグロのカジノロワイヤルで大勝負に出ることが明らかとなり、ボンドは陰謀を阻止するため現地へ向かうのだった。しかし、そんな彼のもとには、財務省からお目付役として美女ヴェスパーリンド(エヴァグリーン)が送り込まれる。最初は彼女に対して懐疑的だったボンドだが、危険を共にする中で次第に心惹かれていく。

感想

 ボンドのハマリ役と言われていたピアースビロスナンから役を受け継ぎ、ダニエルクレイグが新ボンドを演じた1作目。当初、ボンド役がダニエルクレイグに決定した時はファンが不見運動をするなど何かと反発を受けていた。それもそのハズ、金髪で青い目のボンドはシリーズを通して初めての事。今までのイメージがあるファンからしたら嫌やんたんやろな。俺はあんま気にせんけど。そもそも金髪で青い目ってのが、原型ってゆう話もあり~ので、そこでとやかくゆう気はさらさらないと思うんやけど、世間は冷たいモード。こんな事もあって、製作サイドからしたら良い作品を作らなアカンってゆうプレッシャーがかなりあったと思うけどさ、これがブッキングした段階で発生したってのが逆に良い方に転んだんではないかな?007シリースの中でも結構質の高い良い映画になってたと思うよ。ここに来ての初心って事で、原作者イアンフレミングが初めてボンドを登場させた話「カジノロワイヤル」を使い、ボンドが真の意味で007になるまでを描いたのは特筆すべき点やろな。

 製作開始当初あんだけ言われてたダニエルクレイグも蓋を開けてみたらかなりハマってたしさ。このプレッシャーを受けて、ここまでちゃんとした映画を作るのは並大抵の事やないと思うし、評価しても良いよな。底力っちゅうもんを感じたわ。

 作品自体はお決まりの破壊しまくりアクションにキレイなボンドガール。至って、映画の王道を進んでるだけで、とびっきり良くもないけど、ゆうて悪くもない。ちょっとキレイに作りすぎたのかな。これこそ真の大衆映画たる大衆映画でしょうな。でもここまで自分の体で勝負するボンドってのも異色っちゃあ異色やし、ボンドガールの絡め方も他作とは変えてきてる。今まで007シリーズに距離を感じてた人もこれまでの作品を見て、「何じゃこりゃ?」って感じてた人もこの作品ならすんなり見れるんじゃないでしょうか。

 評価は普通の星3つってトコやねんけど、プレッシャーを撥ね退けシリーズの中でも上位にくい込んで来る作品に仕上げた事と、どっちかって聞かれたら確実に面白いってゆうてしまう映画って事も加えて星4つで。

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2007年2月12日 (月)

バトル・ロワイアルⅡ鎮魂歌(レクイエム)

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監督 深作欣ニ・深作健太

脚本 深作健太

出演 藤原竜也・前田亜季・前田愛・忍成修吾・酒井彩名・ビートたけし・末永遥・石垣佑磨・神戸みゆき・柳沢なな・竹内力・真木よう子・加藤夏希・三田佳子・津川雅彦

あらすじ

 無作為に選ばれた中学3年の1クラスを最後まで殺し合わせる新世紀教育改革法・通称“BR法”。その極限状況を生き延びた七原秋也(藤原竜也)は数年後、反BR法のテロ集団ワイルドセブンを組織し首都を爆破。全ての大人に宣戦布告する。一方大人たちは新世紀テロ対策特別法・通称“BRII”を開始し、孤島に立てこもる七原たちに対抗。選ばれたのは不良ばかりが集まる1クラス。生徒たちに課せられたルールは、1.七原を殺せば勝ち、2.制限時間は三日間、3.ペアを組み一方が殺されればもう一人も爆死する、という非情なものだった。

感想

  この作品からしたら前作の強烈なメッセージなんて、あって無かったようなモノなのか?いやいや恐れ入ったぜ!深作ファミリー。

 あの深作欽二監督はこの映画の完成を待たずして死去。死してなお画面から滲み出る深作欽二の臭いはこの作品にかけた並々ならぬ思いを感じさせる。そして後を継いで完成に持ち込んだ息子の深作健太。欽二監督の想いは息子の手によって立派な1つの映画となったよ。

 ぶっちゃけ2作目ということもあり期待なんて、これっぽっちもしてなかった。上映が始まるも、はやり期待通りかと落胆の色は隠せなかったのだが、竹内力の登場にて雰囲気は一変した。凄ぇ~よ!力さん。なんでそんな演技が出来るんですか。まるで壊れてるみたいじゃないっすか。そんな感情丸出しで某国を批判なさるなんて。深作さんも深作さん。しかもそれを普通に映画として作ちゃうなんて。ここまで行ききったら逆に気持ちがいいぞ。この気持ち良さといったらラグビーの試合で全力を出しきって負けた時のような変な気持ち良さだぞ。

 ただ俺が普段考えてるような事を大っぴろげに、しかもガツ~んと竹内力が語っていたのがダイレクトに心に響いたってのが大きいけど、皆はどうなんかな?今の日本。そして世界の今を考えるに足る映画やと思います。個人的にはそれだけでお腹イッパイ。大満足でした。

バトル・ロワイアル II 鎮魂歌(レクイエム) 通常版

販売元:東映ビデオ
発売日:2003/12/21
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2007年2月11日 (日)

バトル・ロワイアル

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監督 深作欣ニ

脚本 深作健太

出演 藤原竜也・前田亜季・山本太郎・栗山千明・塚本高史・柴咲コウ・安藤政信・ビートたけし

声の出演 前田愛

あらすじ

 大不況に見舞われ、失業者が全国にあふれる一方、学校では不登校生徒が増大、少年犯罪も多発、少年に対する大人たちの怒りが爆発、こうした国民世論を背景に強力な生存能力を備えた青年の養成と、強い大人の復権を目的とした“新世紀教育改革法”通称BR法が公布された。それは全国の中学3年生の中から無作為に選ばれた1クラスを、最後の1人になるまで殺し合わせるという過酷で理不尽なものだった。

感想

 公開当時はその暴力描写からR15指定になるなど何かと世間を動かした作品。監督自身は中学生にこそ見て欲しいと撮ったのに映倫に引っかかり中学生以下は見れないとゆう矛盾に賛否両論の意見が出た。この行き過ぎた暴力描写は中学生には見せるべきではないだの、これを規制するのは上辺だけで物事の本質を見ていないからだの、議論を生んだが、それこそこの作品を生んだ深作欽二監督しかり原作の高見広春の思うツボだったのではないか。

 議論が2つに分かれるのもそのハズ。この反大人的映画を見て世の中で良識あるとされている大人は心良く感じないでしょうよ。自分を否定されておとなしくなるような大人じゃあない。そして、その良識に従って表面の闘いを批判しに走るわけだ。この映画は心と心の闘いである。直接描く事をしなくても強く感じれるそのメッセージを受けて肯定的に捉える事の出来るのは社会的弱者だ。そんな彼らにこそ、この映画を見てもらって何か感じてもらい、これからの人生を生きてもらえたらなという作り手の情熱みたいなモンを感じる。この映画を見た時の気持ちを忘れず、決してつまらない大人にはなりたくないものだ。

バトル・ロワイアル DVD バトル・ロワイアル

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2006年12月 1日 (金)

花とアリス

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監督 岩井俊二

撮影監督 篠田昇

出演 鈴木杏・蒼井優・郭智博・相田翔子・阿部寛・平泉成・木村多江・大沢たかお・広末涼子・ルー大柴・アジャコング・叶美香・伊藤歩・虻川美穂子・テリー伊藤

あらすじ

 中学卒業を控えたハナ(鈴木杏)とアリス(蒼井優)は同じバレエ教室に通う親友。ハナは高校生の宮本(郭智博)に想いを寄せていた。やがてハナとアリスは宮本と同じ高校へ進学し、ハナは宮本と同じ落研に入部する。寿限無の完全制覇に余念がない宮本は、ある日いつものように歩きながら落語の本を読んでいると、シャッターに頭をぶつけ転倒してしまう。慌てて駆け寄ったハナは宮本が記憶喪失とうい事にして、とっさに恋人のフリをしてしまう。

感想

 キットカットのCMでのショートフィルムが好評で映画化の運びとなった作品。岩井俊二監督の岩井俊二監督らしい映画になってました。見始めは結局CMを映画化してみましたみたいなネタ映画かと思う。水木駅の隣の駅が北廊に塗壁やったり藤子駅の隣の駅が野比田に須根尾やったり、まるでふざけてるとしか思えないような小ネタを挟んでた。別にそこは普通で良かったように思うんやけどな。でもこの監督、「四月物語」の時もそうだったように、桜を撮らせたら異様に上手い。んで、そこで図ったかのようなテーマ曲。たまらなく良い至福の瞬間。そこだけでも一見の価値あり。

 これもまた岩井俊二監督の岩井俊二監督らしさなんやけど、内容はいたって普通なんよな。普通の女子高生の日常みたいな。宮本先輩のキャラは意味不明で、どこか遠い方を眺めてらっしゃったから感情移入は全くデキんかった。それがなかったらこの映画成り立たないからソレはソレで良いんです。ハナとアリスも普通の女子高生ながら、どこか一般人とは違う雰囲気を醸し出していて独自の世界を持ってるのは凄い良かった。特に蒼井優はすっごいナチュラルやった。小さい頃からやってるバレエ。そのバレエを活かしたラスト。その映像たるや、その映像だけでこの映画良かったんとちゃうんか!って言いたくなるくらい綺麗。

 内容はともかく、二人の友達が撮った写真や、澄んだ空気感を感じれる映像だけで必見やと思います。ストーリーはオマケ。でも、時間を忘れて見入ってしまうってこのことやな。若い頃を思い出すかのような感覚に誘ってくれるほのぼのとした映画です。

花とアリス 特別版 花とアリス 特別版

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2006年11月19日 (日)

好きだ、

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監督 石川寛

脚本 石川寛

音楽 菅野よう子

出演 宮崎あおい・西島秀俊・永作博美・瑛太・小山田サユリ・野波麻帆・加瀬亮

あらすじ

 川辺でギターを弾いている同級生のヨースケ(瑛太)に想いを寄せいていた17歳のユウ(宮崎あおい)。ヨースケは事故で大切な人を亡くしたユウの姉が気になっていた。やがてユウは想いを伝えられないまま、ある出来事が2人を引き離す。17年後。34歳のヨースケ(西島秀俊)とユウ(永作博美)は東京で偶然再会する。

感想

  映画全編を通して暗い雰囲気はあるけども、どことなく爽快でゆったりしていて、多くを語らない。見ていると心地よい風を感じているかのよう。セリフとセリフの間が特徴的と言っても言いほどかなり長い。けども、そこに心情の揺れ動きや心の葛藤などが見て取れる。画面に映っている俳優に自分を置き換えて、「自分なら・・・」って想像しながら見るのが良いかもね。それに出演者の誰しもがイイ演技をしはる。コレやろな。この演技の絶妙さあってこその間なんやろな。ただセリフとセリフまでの時間が長いだけやったら見てるこっちが想像しようにもダイレクトに心情が伝わって来ないもんな。

 内容自体がどうこうではなくて、見ていて気持ちを穏やかにさしてくれる。そんな感覚を大事にしたい。そんな作品です。ギターの音がいつまでも頭ん中に残ります。日々の忙しさに流されてしまいそうな時にオススメします。

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2006年11月 9日 (木)

ミュンヘン

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監督 スティーブンスピルバーグ

原作 ジョージジョナス

音楽 ジョンウィリアムズ

出演 エリックバナ・ダニエルクレイグ・ジェフリーラッシュ・キアランハインズ

あらすじ

 1972年9月5日ミュンヘンオリンピック開催中に武装したパレスチナのテロリスト集団がイスラエルの選手村を襲撃し人質となったイスラエル選手団の11名全員が犠牲となる悲劇が起きた。イスラエル政府は犠牲者数と同じ11名のパレスチナ幹部の暗殺を決定。精鋭5人による暗殺チームを秘密裏に組織する。チームのリーダーに抜擢されたアヴナーは4人の仲間と共に任務につく。

感想

 スピルバーグの力の凄さとゆうモンをまざまざと感じさせられた。彼の作品はともすれば批判の対象にしかならないケースがほとんど。名のある監督の運命か。力はあるのに有名ってだけでみんな噛み付くもんな。「宇宙戦争」なんてそのさいたる例やもん。スピルバーグがトムクルーズと組んで作った作品。あんなん駄作や!って声が多いけど結構原作に忠実で別に責め立てる先はスピルバーグじゃなかったりする。それでも浴びてしまう批判。有名ならではこそ。そのスピルバーグがちょっと本気を出して良い映画を撮った。

 映画自体のテーマは「報復」。報復したとしてもその報復の報復がある訳で憎しみの連鎖は止まらない。伝わってくるメッセージそのものは簡単なモノなんやけど、イスラエルとかパレスチナとかあそこら辺での現実とゆうものを見つめる良い機会を提供してくれてると思うよ。内容は全体的にかなり暗くて重いし、描写が酷い程かなりリアル。正直平和な国で育ってる人間にしてみればどことなく絵空事にしか感じられないであろうが、まぎれもない真実。

  テロも報復もどちらも暴力な訳なんやけど、そんな事は誰にだって理解できる事。でも、報復しないと相手がイイ気になってもっとやってくるから報復しないとイケナイ。でも例え報復しても報復に対する報復も起こるわけで、報復はイケナイ!って高々に宣言しても何も変わらない。その根っこには暴力以前に根っことなる問題がある訳やからさ。でも見て損はない作品やと思う。かなり解りにくい内容やから見る前に予習が必要かもね。

ミュンヘン スペシャル・エディション DVD ミュンヘン スペシャル・エディション

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2006年10月30日 (月)

クラッシュ

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監督 ポールハギス

脚本 ポールハギス

出演 サンドラブロック・ドンチードル・マットディロン・ブレンダンフレイザー・テレンスハワード・ダンディニュートン・ライアンフィリップ・マイケルペーニャ

あらすじ

 クリスマスを間近に控えたロサンゼス。黒人刑事グラハム(ドンチードル)とその同僚でヒスパニックの恋人リア(ジェニファーエスポジート)。銃砲店で不当な差別に憤慨するペルシャ人の雑貨店経営者ファハド。鍵修理を営む黒人ダニエル(マイケルペーニャ)。白人に敵意を抱く黒人青年アンソニーとピーター。地方検事のリック(ブレンダンフレイザー)とその妻ジーン(サンドラブロック)。差別主義者の白人警官ライアン(マットディロン)と同僚のハンセン(ライアンフィリップ)。裕福な黒人夫婦キャメロン(テレンスハワード)とクリスティン(ダンディニュートン)。やがて彼らの人生は思いがけない形で交錯し狂い始める。

感想

 ロスを舞台に繰り広げられる心と心の衝突を描いた群像劇。さまざまな人種が存在する事により起こる人種差別。ある人は差別を受けたり、ある人は差別をしたり、ある人は差別なんてモノに嫌気がさしていたり、そんな人達の人生が複雑に絡み合い心と心をぶつけ合う様は見ていて素直に感動できるし、かなりイイ作品やと思う。決してハッピーエンドではないんやけれども、それもまた人生みたいなね。登場人物個々を見ていればそうゆう感想になったけども、作品全体としたらどうだろうか?かつて人種差別を経験した者たちは形はどうであれ一応ハッピーエンドみたいな綺麗な感じで終わってた。でも、途中頑なに人種に対する偏見と闘い自分の正義を貫いてた青年は?どうなったかは言えないけどもあのラストやったらあまりにもあまりな気がする。まるで人種差別肯定してるような・・・。別に差別したものをラストにおとしめて差別反対!的な感じでまとめろとは言ってないが作品自体が持つメッセージみたいなもんが少し崩れるのは残念やったな。あとサンドラブロックの最後の抱擁。今までまわりに当ってきておいていざって時に家政婦に友達はあなただけってゆうくだり。その一言で全てを終わらせる気か?むちゃくちゃ酷い身勝手な女やんか。どうなんよ。

 本作の監督やってるポールハギスってゆう人は本作が初監督作品。にしたらかなりと言ってイイほど上出来。言いたい所はまだ少しあるけど、めちゃくちゃ上手くまとめられてるし、見ていて気持ちいい。なんか思い立ってイイ映画が見たくなった時はこの作品をススメておきます。

クラッシュ DVD クラッシュ

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2006年9月23日 (土)

かげろう

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監督 アンドレテシネ

原作 ジルペロー

音楽 フィリップサルド

出演 エマニュエルベアール・ギャスパーウリエル

あらすじ

 第2次大戦下のフランス。未亡人オディールは子供2人と共に戦火を逃れていた。その道中、車が爆撃を受け足を無くしてしまうが17歳の青年の導きで辿り着いた森の奥の安全な屋敷で一緒に避難生活を送る。

感想

 話の内容もさる事ながら妙な緊張感で満たされたその画は見ていて面白い。の分ラストはあえてあっさりと終わらせてる。タイトル同様、まるでかげろうの様に。おおよそ人の役に立てない人生を歩むはずだった少年が避難生活とゆう形で彼女らに出会った事により少なからず役に立てた。そして、そんな少年の存在もまるでかげろうの様に・・・。エマニュエルベアールもどことなく影の漂う未亡人を見事に演じきってる事もあるものの、その感じを映画の前面に押し出さず、非常に自然な感じで配してたことによりギャスパーウリエルの良さや作品自体の雰囲気にもイイ影響を与えてた。

 ただ、パッケージのようなシーンはあるにはあるが大よそそんな映画ではない。印象的なシーンでもあるんやけど、前面に押し出すのもどうなんやろか?と思う。何も知らずにパッケージだけで借りて見たらがっかりするかもな。でも内容がイイから良い裏切られ方される事になるんとちゃうかな。オススメ。

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2006年9月17日 (日)

ザ・ロック

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監督 マイケルベイ

製作 ドンシンプソン・ジェリーブラッカイマー

製作総指揮 ショーンコネリー

出演 ニコラスケイジ・ショーンコネリー・エドハリス・マイケルビーン・デビットモース・クレアフォラーニ・ジョンスペンサー・ザンダーバークレイ

あらすじ

 国の為に戦い戦死した兵士たちに敬意を表さない軍に絶えかねたハメル准将(エドハリス)がVXガスミサイルを武器に脱出不可能と言われていたアルカトラズ刑務所に観光客を人質にして立てこもる。ミサイルの標準はサンフランシスコ。身代金1億ドルを要求。FBI科学兵器処理班グッドスピード(ニコラスケイジ)は緊急招集を受け、SEALのチームへの参加を命令される。が、刑務所内は複雑。そこで、唯一アルカトラズを脱走した囚人メイソン(ショーンコネリー)に案内役を頼む事になる。

感想

 マイケルベイ自身2本目の監督作品って事もありかなり細部を見ていると、おいおい!的な所が多々ある。フェラーリのガラスが割れてたのに次のシーンでは元に戻っていたりクラッシュした瞬間、車の車種が変わってみたり。そんな事は置いといても十分アクションとしては楽しめる。この作品はそこだけじゃなくて人間ドラマも描いている所がイイ。エドハリス演じるハメルはあくまで戦死した兵士の為を思って行動している。だから子供を人質にする事もなく極力人を殺す事を避けている。悪役になりきれない悪役と言ったところだろうか。ショーンコネリー演じるメイソンも元英国諜報部員でアメリカが隠している秘密を収めたフィルムを手に入れるが当時のFBI長官フーバーに国籍を取り上げられ意味なく幽閉されてた。彼にはアメリカにもう大人になる娘が一人いて彼女に会うためこれまで警備厳重な刑務所を脱獄してきたのだ。ニコラスケイジ演じるグッドスピードは研究室で試験管を振る毎日の平凡なビートルズマニア。恋人のカーラは妊娠中。現場の経験がない彼がサンフランシスコを守るためにチームへの同行を余儀なくされる。そんな彼らが織り成すドラマ。アクションうんぬんは抜きにしても最後は何か良い気持ちにしてくれる事だろう。

 今やハリウッドのヒットメイカーとまで呼ばれるジェリーブラッカイマー。その相棒であるドンシンプソンの遺作になったこの作品。顔の整形や自傷行為を繰り返して精神的に病んでた部分は多々あったと思うが才能ある人の死は痛いとしか言いようがなく残念である。

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