2007年9月16日 (日)

オーシャンズ13

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監督 スティーブンソダーバーグ

製作総指揮 ジョージクルーニー・スティーブンソダーバーグ

出演 ジョージクルーニー・ブラッドピット・マットデイモン・アンディガルシア・ドンチードル・バーニーマック・エレンバーキン・アルパチーノ・ヴァンサンカッセル・エリオットグールド

あらすじ

 ルーベン(エリオットグールド)は、これまで所有する全てのホテルで最高格付けの5つダイヤ賞を獲得してきた業界屈指のホテル王ウィリーバンク(アルパチーノ)と組み、ラスベガスに建つ巨大ホテルの共同経営を約束していた。しかし、突然バンクに裏切られたショックで心筋梗塞に倒れ、危篤状態になってしまう。その報せを受け彼のもとに集まったオーシャン(ジョージクルーニー)たちはバンクに復讐を誓い、因縁の宿敵ベネディクト(アンディガルシア)までも味方に引き入れる。彼らの戦略は、この一件の発端となった超高級ホテルのグランドオープンに合わせ、ホテルの最新セキュリティと評判をズタズタにし、バンクを完全に破綻させること。そしていよいよオープン当日、壮大な計画が始まる。

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感想

 まるでパーティーみたいな映画だね。このシリーズを通して微妙に話しを繋げてる感じも好きだよ。もの凄く王道のアメリカ映画だね。

 ハリウッドの有名どころが名を連ねるこのシリーズ。出演者を見ただけでテンション上がる。そんなこんなで作られた「オーシャンズ11」。これは本当に面白かったよ。でね、その続編の12なんだけどさ、再び皆が集まって作りました!ってノリで、全然面白くなかったんよね。ノリはノリでそのノリは大切にしなアカンねんけど、ホンマにそのノリだけやったからな。オーシャンズはこうゆうモンなんだ!ってゆわれればソレまでなんやけど、まるでどこかのアゴのしゃくれたマシンガントーク監督が自分が好きやからって理由だけで黄色いコスチュームで人をバタバタ剣で殺していく映画撮ったんですけど、何か?みたいな、あの時と同じ印象受けて、正直そうゆう事は個人だけで勝手に楽しんで頂戴ね!って思っとった訳ですよ。

 んで、今回のオーシャンズ13。12がああやったって事であんま期待はしてなかったさ。でも、アルパチーノが敵役で出演するって事で、それだけで見る価値はあるってモンだ。

見たところ12がヒドかったからか、そこまで悪い印象は受けなかった。むしろ良い作りになってたよ。内容はあって無い様なモンやったけどさ。映画の大半はどうやってバンクを破滅させるかの打ち合わせシーン。新たな問題が出てきたらそれを解決するためにはどうしたらいいか?を考え、小さな事からコツコツと、オープン当日の決行の時までロジックを積み重ねていく。それがピッタリとハマって、大成功!みたいな。ホンマ王道の中の王道を行く感じ。全てが全て、オーシャンの思い描いたように成功していく様はもう笑うしかない。あんな大掛かりな作戦で致命的なミスもなく気持ちイイように功を奏するのは流石ハリウッド映画!

 そして今まで若干スベり気味の傾向があったお得意のシュールなアメリカンジョークもピタっとストーリーにハマってて良かったね。これはシリーズとして3作目というものやからこそ成せる技ってトコでしょうな。見てない人や内容を覚えてない人は13を見る前に軽く見ておくのが良いでしょう。

 今までジョージクルーニーの横で第二の顔として活躍しまくってたブラッドピット。彼は13ではそこまで影が濃くないです。しかしながらクールにラストを一人で持っていってしまうとこなど、要所要所で格好良過ぎますぞ!まったくいいポジションだこと・・・惚れ惚れしたわ。そこのシーンだけでも見物です。エンドロールの名前の順がジョージクルーニーがトップじゃなく、ブラッドピットだったのは、その影響?

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2007年5月10日 (木)

タイヨウのうた

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監督 小泉徳宏

原作 坂東賢治

主題歌 YUI

出演 YUI・塚本高史・麻木久仁子・岸谷五朗・通山愛里・山崎一

あらすじ

  海辺の街に暮らす16歳の少女、雨音薫(YUI)は太陽の光にあたれないXP(色素性乾皮症)という病気のため、昼間眠り、夜になると活動する昼夜逆転の生活を送っていた。それでも家族や親友に支えられ、何よりも大好きな歌を歌うことで、日々を明るく生きていた。そんな彼女の密かな楽しみが、毎朝サーフボードを抱えて海へと向かう少年を部屋の窓から眺めること。彼は18歳の高校生、藤代孝治(塚本高史)。ある夜、いつものように公園で弾き語りライブをしていた薫は、目の前を通り過ぎる孝治に気づき、とっさに彼を追いかけた薫は、勢い余ってそのまま愛の告白をしてしまう。

感想

  演技をするミュージシャンか歌を歌う女優かって選択で、この作品は前者をとった。うん。あながち間違いじゃあない。2時間って尺の中でやっぱり重要な要素って歌のシーンやもんな。同タイトルのドラマが沢尻エリカ主演で放送されたけど、それは毎週放送していく上で、どうしても演技がしっかりしている必要があったからこその歌を歌う女優って訳やね。本作に出てるYUIは何とも言えん良い声をしてるし弾き語りのシーンはさすがやなって思う。演技は、まあ素人丸出しって感じやったけどさ、彼女独特のあのテンションの低ぅ~い感じが作風にマッチしてて、それなりに良い雰囲気を醸し出せてたから何の問題もなく見れます。

 病気の少女の話やねんけどさ、普通やったらお涙頂戴の作りになってしまうところを、塚本高史・岸谷五朗・通山愛理の3人の演技で場がほっこりと和む感じを演出していたのがまた青春映画っぽくて良かったね。こうゆう映画を演出したり、脚本書いたりしてるのっていい大人やのに、その大人が作った映画で青春を感じてしまう自分も、どこか大人になってしまったんやな・・・と感慨にふけってしまったよ。

  本作で世間一般に知られるようになった病名XPやけどさ、コレってそもそも太陽に当たってはイケないってゆうだけの病気じゃないんとちゃうかったけ?確か紫外線に対する抵抗力が極端に低いってゆうのが前提じゃなかったような。でも、偏った伝え方ではあるけどこうゆう病気を世に知らしめるのは良い事やと思います。結局死を迎える事になる主人公やけど、「死ぬまで生きるんだ」って言葉は病気の人だけじゃなく全ての人が心しなくてはイケない事じゃないでしょうか。

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2007年5月 4日 (金)

スパイダーマン3

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監督 サムライミ

出演 トビーマグワイア・キルスティンダンスト・ジェームズフランコ・トーマスヘイデンチャーチ・トファーグレイス

あらすじ

 今やスパイダーマンはNY市民から絶大な人気と信頼を誇るヒーローとなり、恋人MJ(キルスティンダンスト)へのプロポーズも決意し、順風満帆のピーターパーカー(トビーマグワイア)。しかしMJは出演した舞台が酷評され挙句降板するハメになり気分は最悪。そんなある日、謎の黒い生命体がピーターに取り憑き、スーツを黒く染め上げる。黒いスパイダーマンの戦闘能力は、これまでよりも格段に高まっていた。しかし同時に、ピーターの心にもある変化が。そんなスパイダーマンの前に脱獄中サンドマンになってしまったピーターの伯父ベンを殺害した犯人マルコ(トーマスヘイデンチャーチ)、死んだ父の仇としニューゴブリンとなりスパイダーマンへのに復讐に燃えるハリー(ジェームズフランコ)、そしてピーターへの激しいライバル心から黒い生命体ヴェノムに支配された同僚カメラマンのエディ(トファーグレイス)らが襲いかかる。

感想

 やっぱりスパイダーマンは薄かった。2と同じくオープニングは今までの回想。内容をすっかり忘れてしまっていた友人がオープニングを見ただけで全てを思い出してしまうほど、やっぱりスパーダーマンシリーズは内容が薄かったんだな。まあ、そんな事はどうでも良いさ。観客は街中をビュンビュン飛び回るスパイダーマンが見たい。ただそれだけなんだ。例えばストーリーが無いだとか、ストーリーが無いだとか、ストーリーが無いなんて事は百も承知。そこを非難するのはジェットコースターに落ち着いた雰囲気を求めるようなもんなのさ。

 1と2とあまりにも内容が無いってんで製作者サイドも考えたのかな?この作品、何かイロイロとありとあらゆる事が起きます。もうこの事態をどう収拾するつもりやねん!って突っ込み入れたくなるくらい。まず前提として敵が3人もおる。ニューゴブリンは1からの布石として宇宙からの生命体は来るわ、なぜが砂の怪物になった脱走犯はおるわでNYは大パニック。そして何の前置きもなく登場人物がわんさか出てきて強引に人物紹介を挟みながらストーリーは進んでいく。2時間19分の尺にはとうてい収まりきらないくらいの出来事が詰め込まれてる訳ですわ。MJとピーターの確執からハリーの記憶喪失、新たな女性の登場にライバルカメラマン、そしてピーター自身の葛藤などなど。こんなけのもん入れたら1個1個の要素が自ずと薄くなってしまうのは必死。でも、これだけのモンを最後笑ってしまうくらい強引にアメリカ人が好きそうなラストにまとめたのは見事としか良いようがない。あんな暴れてたアイツは急に改心するし、邪魔な奴は全員死んでしまうし。これこそTheハリウッドマジックって所でしょうか。

 そして、この映画の最大そして唯一の見所とも言えるアクションシーン。1のがっかり感から一転、2では納得の迫力を堪能させてくれた。さて3では?と期待しながらも内心やりすぎてしまうのではないかと心配してた。その予感的中。もう訳わかりませんわ。画面はグルングルン回って上も下も解らん映像。安易に迫力を出せばイイってもんじゃあない。見てる人間がもし劇中で同じ体験をしたら?とゆう体のリアリティが画面になけりゃ迫力は素直に感じる事は出来ないよ。2では見事に作られてた部分でもあるけど近作では製作者が「もっともっと」ってゆうプレッシャーに負けてる感じがしたね。ラストのスパイダーマン・ニューゴブリン・サンドマン・ヴェノムの4体入り乱れての決闘は企画自体面白いし楽しく見れたし及第点は十二分に超えてるけど途中のクレーン暴走のシーンにはその点で負けてる様な気がした。そしてラストと言えば例のスパイダーマンが街中を飛び回ってエンドロールに向かう1と2とでお決まりになったアレやけども、3に来て逆に外しに来たのは予想通りやった。やからこそ、そこは大道で来て欲しかったな・・・という希望はなきにしもあらず。

 にしてもMJやけどさ、シリーズ通してあっちにフラフラ、こっちにフラフラと気の多い女性です事・・・。うん、寂しいねんな。わかるよ。わかる。寂しいからあっちにフラフラこっちにフラフラ、やっぱり自分が1番ってゆう女性の象徴的な女性なんですね。男にかなりメチャ振りして「なんで私の気持ちをわかってくれないの」って一人で悲劇のヒロインになって自分の中で酔ってるんでしょうな。だからこそ恋愛ベタなピーターが相手じゃないと話が進まないのか。そうか。そうか。普通の男性だったら、あの行き過ぎた独りよがりにはついて行けませんもんね。

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2007年4月25日 (水)

海猿

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監督 羽住英一郎

製作 亀山千広

原作 佐藤秀峰

出演 伊藤英明・加藤あい・海東健・香里奈・伊藤淳史・杏子・國村隼・藤竜也

あらすじ

 潜水士は全ての海上保安官の中で、1%しかいない人命救助のエキスパート。過酷な訓練が課される上、常に死と隣り合わせである職務である。海上保安官の中から選ばれた14名が研修を受ける資格を得た。その一人、仙崎大輔(伊藤英明)も潜水士になるべく研修に臨んでいた。マスターライセンスを持つ彼は、主任教官・源(藤竜也)からの指示で、劣等生だが純粋に人命救助の為に潜水士の道を選んだ工藤(伊藤淳史)とバディを組み、互いに切磋琢磨していった。そんなある日、大輔は環菜(加藤あい)という女性と出会う。

感想

  佐藤秀峰の原作のデキはかなり良いと思うよ。個人的にも「ブラックジャックによろしく」の前から読んでたし、確かNHKで国分太一主演でドラマ化されてなかったっけ?そんな中の映画化ってのは、やっぱり「ブラックジャックによろしく」のドラマのヒットが影響してるんやろな。原作がしっかりしてるし、そこまで有名でもないからほぼ原作通りに作っても何の問題もなかったって所かな。海上保安官の潜水士への訓練を基盤に描いてるので作風はアツいスポ根的な臭いがプンプンするし、迫力も全然ないタダのドラマやけど、嫌いじゃない。この映画の後にドラマともう1本映画がある。まあ、それを見てみようと思うんやったら見て損はないんやないかなってゆう普通の映画です。

 原作を読んでなかった方が感動してたかも。読んでたから全てが予定調和に終わってしまい改めて感じる事は無かったです。主人公のキャラを今風にアレンジだけはしといたって所でしょう。

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2007年1月 8日 (月)

オールド・ボーイ

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監督 パクチャヌク

原作 土屋ガロン

撮影 チョンジョンフン

出演 チェミンシク・ユジテ・カンヘジョン

あらすじ

 妻と一人娘を持つ平凡なサラリーマン、オデス(チェミンシク)。ある日突然何者かに誘拐され、小さな部屋に監禁される。テレビもあり食事も与えられるが、理由は決して明かされないまま監禁は15年間にも及び、ある日、突然解放されたのだった。いったい誰が?何の目的で? デスはふとしたことから知り合った若い女性ミド(カンヘジョン)の助けを借り、監禁した相手の正体を探り始める。そしていつしかミドはデスに愛情を抱くようになる。そんな2人の前に現われた謎の男ウジン(ユジテ)は5日以内に謎を解き明かせと、命を賭けたゲームを提案する。

感想

  この映画の原作は日本の漫画。まぁそこまで当時としても有名な漫画ではなかったので日本ではさほど振るわなかったみたいですね。個人的に漫画は持ってたし好きな作品だったので、韓国でも評判が高いし、どう映像化したのかを注目して鑑賞しました。当然原作と映画とでは監禁の理由やラストは全然違いました。原作をそのまま映像にするのは理由からして難しいですからね。目に見えない心理描写よりもはっきり言葉に出来て映像に載せられる形での映像化しか多分無理やったとは思いましたし、案の定そうでした。

 まあ原作がしっかり作られていますから、ラストをイジくるだけでそれなりに密度の濃い作品になる事は当然ですね。正直、全編通してほとんど原作のままでしたよ。それを韓国風にアレンジした感じ。韓国感はかなり入ってます。個人的には好きでも嫌いでもないので、とやかく言う事ではないですが、ちょっと映像的にウルさい所が若干目につきました。

 そして、なんと言っても肝心のラストですが、人に言ってはいけないみたいです。とゆうか、こんなラストを大手振って「実は○○やってんで~!」とは言えませんよ。主人公にとって最悪な事を想像したらいとも簡単にラストは予想つきますが、こればっかりはどうしても言えないです。いや・・・人間として言いたくないです。男のダチ同士でバカやってる時のノリでしか言えないです。これをハリウッドはリメイクするってんでしょ?どうするんでしょうか?宗教的に大丈夫なの?

 とにもかくにも、こんなラストで「この映画はオススメです!」って宣言は出来ないです。実際見てみて各個人で判断する事やと思います。

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2006年12月 8日 (金)

トゥー・フォー・ザ・マネー

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監督 DJカルーソー

脚本 ダンギルロイ

音楽 クリストフベック

出演 アルパチーノ・マシューマコノヒー・レネルッソ

あらすじ

 フットボール選手として将来を嘱望されながら膝の故障で道を閉ざされたブランドンラング(マシューマコノヒー)は、フットボールの勝敗予想に類い希な才能を発揮する。NYのスポーツ情報会社を経営するウォルター(アルパチーノ)はそんなブランドンに目を付け、彼を自分の会社にスカウトする。顧客に賭け情報を提供し、その成功報酬を収入とするウォルターは、驚異的な的中率を誇るブランドンの才能を活かし富を築いていく。互いの信頼感を深めていく中で、成功はそう長くは続かなかった。

感想

 TV等では公にされていないが年間2000億ドルもの金が動くスポーツ賭博の世界。その世界での実話を元にしたストーリー。試合の勝敗とゆう情報をいかに金にかえていくのかという賭博世界の金の流れというものを知る事が出来るのはイイ勉強になる。予想が当たっている時はいいが、外れた時、その試合に賭けてる額が額な為、顧客が抱える負債も桁外れ。その矛先は当然賭け情報を提供した彼らに向けられる。そして初めて予想を外す事の怖さ、予想を当てる事の難しさを知る事になる。ハイリターンに伴うハイリスク。怖い怖い。

 この映画はそれだけじゃなくてアル、マシュー、レネのドラマも見もの。ドラマ部分だけピックアップしたとしたら、そらもう中途半端やけども、それを上手くアルパチーノの存在感がカバーしてた。流石のアルパチーノ。トントン早く行って欲しい所はトントンと、しっかり描いて欲しい所はしっかりと描いてたので、途中でダレる事なく終始見れたのも良かった。久しぶりに見ごたえのある映画を見たような気がした。

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2006年12月 1日 (金)

インサイド・マン

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監督 スパイクリー

製作 ブライアングレイザー

脚本 ラッセルジェウィルス

出演 デンゼルワシントン・クライブオーウェン・ジョディーフォスター・ウィレムデフォー・クリストファープラマー

あらすじ

 ダルトンラッセル(クライブオーウェン)率いる4人の銀行強盗グループが白昼堂々マンハッタン信託銀行を襲い従業員と客を人質に取り立てこもる。連絡を受けNY市警のフレイジャー(デンゼルワシントン)とミッチェルが現場へ急行。しかし、周到に練られた計画をもとに行動する犯人グループを前に動きが取れず膠着状態が続く。一方、事件の発生を知りマンハッタン信託銀行会長のアーサー(クリストファープラマー)は、女性弁護士マデリーン(ジョディーフォスター)を呼び出し、ある密命を託し現場へと送り出した。

感想

  確かに練られた計画だ。とてもな。それをスパイクリー監督が巧みに演出していて、目を見張るものがある。しかし、この映画の予備知識として見る者には当然「用意周到な完全な計画による銀行強盗」ってのが頭にインプットされている。それを踏まえて見るという事は、どんな計画なんやろーなと、考えながら見てしまうのは当然の事。作る方もソレを銘打つならば解ったうえで作品を作っていかねばならない。本作、巧みに隠しているつもりだろうが、冒頭のクライブオーウェンの語りだけで計画の90%はバレると思う。んで、話が進むうちにそれが確信へと変わっていく。勘の良い人なら30分見れば残りの10%もわかってしまうかもな。製作者サイドからしたら、最初の90%は勘の良い人ならもしかしたら気付くかもしれないと思って作ってるな。だからこその90%。残りの10%で驚かすようにあえて冒頭のあのような演出にしたんだろうね。でもさ、逆に考えたら冒頭の演出がああなんだから何か裏があると考えるのが人のサガ。そこから考えを巡らせれば普通に残りの10%も解ってしまうと思うんよな。

 こうゆう系の映画って作るのが非常に難しい。伏線は入れなければならないけど、その伏線からネタバレに結びつかないようにするのは至難のワザ。だから本作では、それ以外にアーサー会長の秘密とは何なのかってゆう別の糸も絡ませて、もし銀行強盗計画にビックリしない観客の為に配慮していたな。でも、結局わからずじまいで終わらしてるやんか。中途半端にそんな要素を入れるんなら最初から本筋1本で堂々と勝負した方が良かったんではないか?と思いました。

 にしても、スパイクリー監督さんよ。銀行から銃声がして警察車両から銀行へデンゼルワシントンが駆け寄るシーン。あれは、何ですか?そこだけ異様にレベルが低い映像やったんやけども。いきなりあんな事されたら開いた口が塞がらんよ。

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甘い人生

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監督 キムジウン

脚本 キムジウン

音楽 ピーチプレゼンツ

出演 イビョンホン・シンミナ・キムヨンチョル・エリック

あらすじ

 ソウルにある高級ホテルの総マネージャー、ソヌ(イビョンホン)はクールで頭の切れる男。裏社会にも絶大な力を持つボスのカン(キムヨンチョル)から信頼を得ていた。カンは愛人ヒス(シンミナ)に別の男がいると疑い始めソヌに監視させ、もし裏切りを見つけた場合、彼女を殺すかカンに連絡するように命じた。人を愛したことがなく氷のように冷たい感情を持つソヌだったが監視を続けるうち、彼女の不思議な魅力に知らず知らず惹かれていく。そしてヒスと男との現場を押さえたソヌが取った行動は。

感想

 この映画。完全にヤラれる。予告編のデキが非常にイイ。そして本編を見たらアレっと思う。全然思っていたストーリーと違う。何だ全然違うじゃねえかと予告編を見直してみたら、完全に本編にそくした作りになっていて文句を挟む余地が全くなかった。ヤラれた。予告編に。どっちにも取れるような作りになってる。本編より予告編のデキの方が高いんやないやろか。韓国映画=王道ってゆうイメージを巧く逆手に取ってるよ。そこにビックリした。

 で、本編やけども。コッチの方は王道にしといた方がイイと思うよ。ここで銃をぶっ放すんやろーなと思わせといての逆にナイフで刺されるみたいな。最初の設定、クールで頭の切れる男ってのはどこいったんや。もっとクールにキメて欲しい所はグダグダになるし、逆に変に余計な所ではクールさを発揮する。これはあえての王道外しじゃなくて、ただ作りが散漫なだけやと思うね。所々、おい!ちゃんと作ってくれよ!って突っ込みたくなるもん。エリックをどこでかましてくるんやろうかと期待してたら、美味しいトコどりさせて終了。呆然でしたよ。なんかわざわざ彼の為に脚本に筆入れしてこの役作ったような気がしないでもない。でも、全体を通して見たら、そこまで悪くない。でも、そこまで良くもない。結局はどちゃでもない。

 予告編との見比べだけで十分楽しめる作品です。普通に見ていても最後までイッキに見れる良さはあるものの、もっとヒスを登場させて復讐というよりも彼女を守るために組織と戦う男をキチンと描いた方が良かったかと思う。人生そこまで甘くない。

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2006年11月22日 (水)

グッバイ、レーニン!

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監督 ヴォルフガングベッカー

脚本 ヴォルフガングベッカー

撮影 マルティンクララ

音楽 ヤンティルセン

出演 ダニエルブリュール・カトリーンザース・マリアシモン

あらすじ

 1989年の東ベルリン。テレビ修理店に勤める青年アレックス(ダニエルブリュール)。彼の父は10年前に家族を捨て、西側に亡命し、母クリスティアーネ(トリーンザース)はその反動からますます愛国心を強めていった。そんなある日、秘かに反体制の考えを持っていたアレックスが参加した反社会主義デモで警察と衝突しているところを母に偶然目撃されてしまう。母はショックで心臓発作を起こし昏睡状態に陥る。その間にベルリンの壁が崩壊。8ケ月後、資本主義国家となったドイツで母は奇跡的に覚醒する。

感想

 愛国心の強い母にベルリンの壁崩壊とゆう事実を伝えるとショックを与える事になるためアレックスは必死に東ドイツを演出する。コメディとしてみたら、やっすい、うっすい、作りが非常に残念。これも、ドラマ部分がとてもイイからやねん。国への愛情か、はたまた息子の自分への愛情か。見ていて心地がイイ。それだけではなくて東ドイツと西ドイツの違いが上手く映像化されてる。日本にいる人間にしてみればニュースでしか見たことのないベルリンの壁崩壊前後のドイツを改めて感じるイイきっかけにもなるんとちゃうかな。

 映画としての作りはムラが多くてとても悪い。でもムラをそぎ落としていって残ったモノの質は非常に高い。母の最後の表情が全てを物語ってるね。

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2006年11月16日 (木)

GOAL! ゴール!

Goal

監督 ダニーキャノン

脚本 マイクジェフリーズ

出演 クノベッカー・スティーブンディレイン・デイビットベッカム・ジネディーヌジダン・ラウールゴンザレス・アランシアラー・スティーブンジェラード

あらすじ

 メキシコで貧しい家庭に生まれたサンティアゴ(クノベッカー)は家族でロスに移り住む。20歳になったサンティアゴは、ニューカッスルのスカウトの目に留まり、父親の反対を押し切り、単身渡英。練習生となったがいろんな試練が待ち受けていた。

感想

 FIFAが製作をバックアップした事もあって心踊るようなスーパースター達が出てる。まあ大半は試合のシーンに見切れてるだけやけどさ。ジェラード・クライファート・ランパード・ダイアーetc・・・。本作は全3部作の第1作目。イングランドのプレミアリーグでの成功までを描いてる。2作目はレアルマドリードが絡んで来るんやって。やからベッカムとかジダンとかラウルとかレアルを代表する選手をセリフ付きで登場させたんやろな。無理矢理。個人的にはなぜか見切れてたエリクソン監督がツボやった。

 内容は王道のサクセスストーリー。数々の試練が立ちはだかるけども幸運と努力と人柄で次々に乗り越えて行く。先が読める読めないどうこうより、こうゆう映画なんやから安心して見れるわな。ただ1つ、サッカーの映像が選手目線なのは新鮮やったけど、ゴールシーンにイマイチ迫力がなかったのが痛いな。サッカーニュースの映像の方がダイナミックな位なレベルやった。それをちょいと組み込んでくれれば良かったのにな。

 にしても、「フェイスオフ」で冴えない弟役やったアレッサンドロニヴォラがニューカッスルのスターやったのにはワロタ。

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2006年11月 9日 (木)

DEATH NOTE デスノート the Last name

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監督 金子修介

出演 藤原竜也・松山ケンイチ・戸田恵梨香・片瀬那奈・マギー・上原さくら・板尾創路・津川雅彦・藤村俊二・鹿賀丈史

声の出演 中村獅童・池畑慎之介

あらすじ

 死神リューク(中村獅童)が落とした「デスノート」を拾い凶悪犯を次々と殺していく天才大学生、夜神月(藤原竜也)。巷では犯罪者の連続不審死を救世主キラの出現と噂が流れ始める。一方、一連のキラ事件を捜査するためインターポールから送り込まれたもう一人の天才L(松山ケンイチ)がキラを追いつめていく。やがて月はキラ逮捕に協力すると称し、自ら捜査本部に乗り込む。そんな中リュークとは別の死神レム(池畑慎之介)のデスノートをキラを崇拝するアイドル弥海砂(戸田恵梨香)が手に入れ自ら第2のキラとなり行動を開始する。

感想

 この作品、原作とは全く違ったラストを用意してあるらしいよ。うん、見てみると確かに原作とは違ったね。でもね、原作を途中で読むの止めるんじゃなくて、最後まで普通の人なら読むじゃない。でしょ?ここで言いたい事は、「どこが原作と全く違うねん!」って事。見ていない人の為に詳しくは言えないけどもね。俺はちゃんと12巻まで読みきりましたよ。第一に原作と違ったラストって銘打ってしまったらアカンと思う。だって、原作と違うラストを想像してみたら本作のラストを普通に想像してしまうやない。それしかないもん。コミックを読んだことない人にしてみれば別に最初から関係ないけど、読んだことある人を劇場に見に来てもらう為に墓穴を掘ってしまったよな。さしたる驚きもなく見終わってしまった。

 そもそも、デスノートの魅力とゆうものは月とLの心理戦にある訳で、そこをバッサリ映画版では削っていたので見ていても面白くないよな。確かにそれを入れたら140分のこの映画が倍になってしまうのはあるから無理なんやろうけど。

 当たり前のことやけど前編よりもオモシロかったよ。でも、まとまり的には前編の方が上かな。本作のオープニングのまるで陳腐な事。見たら笑ってしまうよ。それに、さくらTVでの妹のシーンも要らん。演出が陳腐なんが浮き彫りになって逆に妹がウザく感じてしまうやんか。しょうもないトコではゆっくりしていて肝心なトコで展開が異様にバタバタして早い。原作をただ映画にしましたって域を抜け出してないな。

  ただ、こんな映画でも1ケ所工夫を凝らしたら万人が驚く名作になったかもしれん。1番最後のベッドに横たわる女性(名前は伏せます)が出てきたシーン。あの女性の目が黄色くなってエンドクレジットになったらどうします?今まで見てきて溜まっていた鬱憤が全て吹き飛ぶでしょ?この映画に満足した人もそのラストやったらより一層面白かったとゆう感情が増えるハズ。原作と違うラストを用意してるって銘打つならコレくらいの事しなきゃ。

DEATH NOTE デスノート the Last name DEATH NOTE デスノート the Last name

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Vフォー・ヴェンデッタ

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監督 ジェームズマクティーグ

製作 ジョエルシルバー・アンディウォシャウスキー・ラリーウォシャウスキー

脚本 アンディウォシャウスキー・ラリーウォシャウスキー

出演 ナタリーポートマン・ヒューゴウィーヴィング・ジョンハート

あらすじ

 近未来のイギリス。独裁者アダムサトラー(ジョンハート)議長が支配するファシズム国家となっていた。テレビ局で働くイヴィー(ナタリーポートマン)は外出禁止時間に表を歩いていたところを運悪く秘密警察に見つかってしまう。そこをV(ヒューゴウィーヴィング)と名乗る謎の仮面男に救われる。この男は1605年に国王の圧政に反発し国家転覆を図り失敗に終わったガイフォークスにならって、たった一人でサトラー政府に反旗を翻す狡猾非情なテロリストであった。次第にVのテロ活動に深く巻き込まれていくイヴィーは自分自身の内なる真実に気付く。

感想

 80年代に発表されたコミックを元に「マトリックス」のウォシャウスキー兄弟が脚本化。近未来、独裁国家となったイギリスを舞台に、反ファシズムを掲げテロ行為を繰り返すVとその戦いに巻き込まれていく女性イヴィーの物語。

 「国民が国家を恐れるのではない。国家が国民を恐れるのだ。」この映画の象徴的なセリフ。同時多発テロ以降のアメリカ中心とした政治の方向性を強烈に皮肉ってる感じも受けた。そもそも革命のためなら多少の犠牲は仕方がないのも解る。正義の為なら人を殺しても?仕方がない。それもこれも国家を完全な悪として描いてるが為に成り立つシナリオなのか。それだけ、理念で国民を動かすのは容易い事じゃあないって事ね。

 確かに内容は革命・理念・自由etc・・・と様々な問題を取り上げて政治色の強い作品にはなってるけど、理想論的な印象しか受けなかったな。こうゆうシナリオを成り立たせようとしたら極端にならざるを得ないから仕方がないか。でも「マトリックス」みたいなアクション中心の作品ではなく、セリフ中心に構成された作品だったところは好感を持てし、ラストのチャイコフスキー。あれにはアッパレだ。

Vフォー・ヴェンデッタ 特別版 DVD Vフォー・ヴェンデッタ 特別版

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マイ・アーキテクト ルイス・カーンを探して

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監督 ナサニエルカーン

製作 ナサニエルカーン

脚本 ナサニエルカーン

出演 ナサニエルカーン・ルイスカーン・フィリップジョンソン・イオミンペイ・フランクOゲーリー

感想

 20世紀を代表する建築家といえば、ルコルビジェ・フランクロイドライト・ミースファンデルローエと勿論この人、ルイスカーン。ルイスの2番目の愛人の息子であるナサニエルが彼の死後30年という時を経て父親と向き合うためルイスカーンのルーツを探す旅に出るドキュメンタリー。建築を知る者にとってはコレ以上ない題材なのだが、基本的に息子が本妻や本妻の娘・愛人・愛人の娘などプライベートな処を紐解きながら彼の影を追う感じ。と、同時に彼の建築も訪れ何を考えどうゆう哲学を持っていたかを知っていく。だから、どっちにしても中途半端なのは免れない。イロイロな建築家の話を聞くのは大変オモシロかったけども、建築にゆかりがない人にとったらツマラナイと思うんやないやろか。明らかに建築家とナサニエルの間に温度差が見えたよ。顕著だったのが建築家シャルームウォレスがバングラディッシュ国会議事堂について語るシーン。彼は涙ながらにルイスについて語っていたのにナサニエルは自分はルイスの息子であるというエゴがあったんではなかろうか。まあ、それもそのはず、大衆にとってすればルイスカーンは父親である前に偉大な建築家であり、ナサニエルにとっては偉大な建築家である前に実の父親なのだから。

 とにもかくにもルイスの動く映像が見れたのも良かったし、ルイスの哲学が垣間見れたのも良かった。そして、アジアを代表する建築家イオミンペイの「3~4棟の傑作の方が60棟の駄作よりずっと重要だ」とゆう言葉にルイスの凄さを感じ自らの戒めにもなった。本作に登場するソーク生物研究所はやはり素晴しく、その時を超越しそこに存在しつつける精神性にはため息もでない。

マイ・アーキテクト ルイス・カーンを探して DVD マイ・アーキテクト ルイス・カーンを探して

販売元:レントラックジャパン
発売日:2006/09/22
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2006年9月23日 (土)

アレックス

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監督 ギャスパーノエ

脚本 ギャスパーノエ

編集 ギャスパーノエ

出演 モニカベルッチ・ヴァンサンカッセル

感想

 ある男を探してゲイクラブへ押し入る2人組。ゲイの連中に取り囲まれた彼らはひとりの男に凄惨な暴力を加える。発端はなんだったのであろうか。

感想

 婚約者をレイプされた男の復讐劇を時間を逆行する形で描いた作品。逆です。エンドロールが一番最初に入ります。文字も逆です。そして時間軸も逆。モニカベルッチが体当たりで演じたレイプシーンや暴力シーンが賛否両論で途中で席を立つ人も多かったみたいだ。まあそうだろうな。かなり酷いとしか言い様のない描写やったしな。でも、事件が起こる前は幸せな2人やった訳。そのシーンがなんともほっこりする感じを生み出している。さらに時間軸を逆にした事によってそれがラストシーンとなる。その美しさには脱帽。ただ無駄に逆にした訳ではなく逆行であるからこそ生きる映画。考えて作られてる感はまざまざと感じられた。ラストまで見たらホッと出来るがそこまで耐える事が出来るかは疑問である。事実冒頭のゲイクラブでのレイプ犯への復讐のシーン。カメラはグルグル回るし音楽はグルングルンしてるし、見てたらまるでトランス状態。気持ち悪くなります。冒頭だけでこうやねんから・・・。これは繰り返しは見れないな。見るときはそれなりの覚悟を。

アレックス DVD アレックス

販売元:ジェネオン エンタテインメント
発売日:2004/11/25
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2006年9月17日 (日)

恋愛適齢期

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監督 ナンシーマイヤーズ

脚本 ナンシーマイヤーズ

音楽 ハンスジマー

出演 ジャックニコルソン・ダイアンキートン・キアヌリーブス・フランシスマクドーマンド・アマンダピート・レイチェルティコティン

あらすじ

 ハリー(ジャックニコルソン)は未だに30歳以下の女性としか付き合ったことがない63歳の独身。ある時、彼は若い女性マリン(アマンダピート)と海辺に建つ彼女の母親の別荘で過ごしていた。そこへマリンの母エリカ(ダイアンキートン)がやって来た。エリカは人気劇作家でバツイチの54歳。自分よりも年上の男と付き合う娘に面食らうも当人同士の問題と口出ししないことに。そんな時、突然ハリーが心臓発作で倒れてしまう。大事には至らなかったものの、しばらくは安静にしてなければならない。エリカは仕方なくハリーの健康が戻るまで看病することにした。

感想

 大人向けのラブコメ。若い女性にしか興味のない63歳の独身男。人気劇作家バツイチ女性。そんな女性に恋をした青年医師。そんな3人の恋愛模様。ジャックニコルソンとダイアンキートンなんてその演技を見るや自然すぎてすんなりと入って来る。映画の内容自体はいたって普通なのに、128分という時間を感じずイッキに見れてしまうのは、その演技の上手さに他ならないだろう。キアヌリーブスが久々の助演で主演の2人を支えてるだけの役に甘んじてるのは逆に新鮮さを感じる。そして、ダイアンキートン。50代後半にしてヌードを披露するその意気込みにはアッパレ。恋愛映画といえば若い2人がってのが主流みたいになってるけど、熟年カップルの会話は言葉の引き出しも多くて見ているだけで楽しめる。見て損はしない作品やな。でも、ヌードのシーンは必要性があったのかい?

DVD 恋愛適齢期

販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日:2007/09/07
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2006年9月 8日 (金)

ヴェニスの商人

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監督 マイケルラドフォード

原作 ウィリアムシェイクスピア

脚本 マイケルラドフォード

出演 アルパチーノ・ジェレミーアイアンズ・ジョセフファインズ・リンコリンズ

あらすじ

 貿易商のアントーニオ(ジェレミーアイアンズ)は親友のバッサーニオ(ジョセフファインズ)が女相続人ポーシャ(リンコリンズ)と結婚するのに必要な資金を借りるための保証人になる。ところがユダヤ人の高利貸シャイロック(アルパチーノ)は利子は取らない代わり期限内に返済できない場合はアントーニオの肉1ポンドをもらう、という条件を突きつけた。

感想

 シェイクスピアのヴェニスの商人の映画化。アルパチーノの現代解釈で新たなシャイロック像を作りあげた事もさることながら、その演技が実力派揃いの中でも際立っている。他の俳優も演技派と呼ぶに相応しい俳優ばかりなのだが、アルパチーノのオーラの前に消し飛んでしまいそうな勢いだった。まさしく一人芝居。シェイクスピアの作品として考えたら舞台の延長のような作品で中途半端さ極まりない。映画とゆう感覚ではない。あと新釈ヴェニスの商人として考えてもそこまで真新しいものはなく普通といったところでしょうか。

 終始筋が通ってたシャイロック。それを小ずる賢く陥れるのは差別や迫害に他ならない。これもユダヤ人とゆう理由か。それを踏まえてもこの作品を支配していたアルパチーノは素晴しいにつきる。

ヴェニスの商人 DVD ヴェニスの商人

販売元:ポニーキャニオン
発売日:2006/04/05
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Ray/レイ

Ray

監督 テイラーハックフォード

音楽 レイチャールズ

出演 ジェイミーフォックス・ケリーワシントン・クリフトンパウエル・シャロンウォーレン・カーティスアームストロング

あらすじ

 ジョージア州の貧しい家庭に生まれたレイチャールズロビンソン(ジェイミーフォックス)は病弱ながら母アレサ(シャロンウォーレン)によって弟と仲良く育てられてきた。しかし、ある日弟が溺死してしまい、レイも7歳の時、視力を失う。以来、音に光明を見いだしていたレイは1948年、17歳になった時、バスでシアトルへ旅立つ。そこで間もなくピアノの才能を認められはバンドのツアーに参加し、盲目の天才と呼ばれるようになる一方麻薬に溺れ始める。それでも52年にはレコード契約を結び、やがてゴスペルシンガーのデラビー(ケリーワシントン)と運命の出会いを果たす。

感想

  盲目のソウルの神様、レイチャールズの生涯を描いた作品。今までレイチャールズを知らなかった人も知ってる人も見ておいて損はないと思う。ただ、レイ本人も加わり懇切丁寧に作品作りをしているのは伺えるが、彼の人生を追っただけの自伝と言われてもしょうがないんとちゃうかな。それだけ、この手のアーティストの半生的な作品ってどれもこれもが「成功→ドラッグ→克服→ハッピーエンド」の流れで、真新しさがないんよな。この作品でレイを演じたジェイミーフォックスはアカデミー主演男優賞を獲得。アカデミー会員も物真似が好きやな。過去ゴッドファーザーPARTⅡのロバートデニーロが助演男優賞を獲得した時もその演技があまりにもマーロンブランド演じるビトコルレオーネに似てたって理由でやしな。そして今回も似てたな~。それもこれも演技力のなせる技やねんけど、完璧な演技のお手本がある分物真似の域を抜け出せないような気がする。自分なりに演じてしまっても、全然違うやないかい!とブーイングになるやろし。難しいところやな。

 この映画、ところどころ子供時代のカットが織り込まれてるんやけどもそれは良かった。最後母親とレイ(大人)のシーンは演出が上手かったと感じる。152分ある本編のほとんどが歌のシーンってのも観客を飽きさせない効果として一役かってた。良作。

Ray / レイ DVD Ray / レイ

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2006年9月 7日 (木)

ゲロッパ!

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監督 井筒和幸

脚本 井筒和幸

出演 西田敏行・常盤貴子・山本太郎・岸部一徳・長塚圭史・ラサール石井・木下ほうか・塩見三省・寺島しのぶ・奥貫薫・トータス松本・岡村隆史・益岡徹・藤山直美

あらすじ

 数日後収監されることになったヤクザの組長・羽原(西田敏行)には心残りなことが2つ。1つは25年前に生き別れた娘かおり(常盤貴子)との再会。そしてもう1つは大ファンであるジェームスブラウンの名古屋公演に行くこと。しかし、もはや叶わぬ夢。羽原は身辺を整理しようと組員に組の解散を宣言する。彼の心中を察した弟分・金山(岸部一徳)は羽原のために子分の太郎たちに「いますぐジェームスブラウンをさらいに行って来い」ととんでもない命令を下した。

感想

 井筒作品にはどうしても、こてこての大阪を要求してしまうな。そこだけで見たらかなりパンチがたらん。でも、終始痛快で楽しさだけを追求したような作品。。ジェームスブラウンをネタで使った発想はかなり良かったと思うよ。

 ドタバタコメディって言えばそうやねんけど、娘と父との再会を組み込んで若干哀愁漂う作品にしたてあげてるのは評価できる。これと言って何が凄いとかゆう映画やないんやけど気軽にサクっと楽しめるエンターテイメントやな。

 西田敏行が舞台でセックスマシーンを歌うシーンがこの映画の山場らしい。って井筒監督も言ってた。確かに山やな。一番盛り上がるシーン。でも、そんな事ゆうてたらこの映画自体がまるで監督が撮りたかった画を繋いだだけの映画に取られかねないよ。そうゆう観点で見てみたら、正直ネタを見せたいがために後付けでストーリーを付けただけっぽく見えてしまうんよな。監督がテレビに出てとやかくゆうたりしすぎると作品自体の見方も歪んでしまうから控えた方がイイと思うね。

ゲロッパ ! GET UP スペシャル・エディション DVD ゲロッパ ! GET UP スペシャル・エディション

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2006年9月 6日 (水)

インファナル・アフェア

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監督 アンドリューラウ・アランマック

製作 アンドリューラウ

出演 アンディラウ・トニーレオン・アンソニーウォン・エリックツァン・エディソンチャン・ショーンユー・サミーチェン・ケリーチャン・チャップマントー

あらすじ

 1991年ストリート育ちの青年ラウ(エディソンチャン)は香港マフィアに入ってすぐ彼の優秀さに目を付けたボスによって警察学校に送り込まれる。一方、警察学校で優秀な成績を収めていた青年ヤン(ショーンユー)は突然退学となる。彼はウォン警部(アンソニーウォン)に能力を見込まれマフィアへの潜入を命じられたのであった。やがて2人の青年は、偽りの身分の中で実績を積みそれぞれの組織で重要なポストを与えられていく。そして10年後、警察はヤン(トニーレオン)から大きな麻薬取引の情報を受け取る。しかし警察の情報はラウ(アンディラウ)によってマフィア側に流されていた。検挙も取引も失敗に終わったことで、警察、マフィアの双方がスパイの存在に気づく。

感想


 前置きは長いが、そこから物語がいよいよ面白くなってくる。緊張感溢れるお互いの腹の探り合いはもとより、本作が素晴しいのは潜入したラウとヤンの苦悩が描かれている点だ。シリーズ三部作って事もあり、まだ2人にとって核となる出来事しか描かれてないが、この作品はこれ単体だけでも十分その世界に引き込まれ面白い。ハリウッドが史上最高額でリメイク権獲得するのも解るな。リメイクしたところでって所詮は香港版を見ていないアメリカ人向けって感じはするんやけども。Ⅱ・Ⅲを見る上でこの作品は欠かせないが結構細かいところまで突っついてくるから軽く流し見してるだけやと後々楽しめなくなる。

 皆さん演技がお上手で。トニーレオンの渋さと言ったらこれまでにないくらい格好イイけども、中でも一番光ってたのがウォン警部役のアンソニーウォン。彼の演技はヘビー級ボクサーのパンチみたいに重いね。出番は結構少ないけども凄いよ。にしてもアンディラウがラウってゆう役やし名前が安易やね。覚えやすいからイイんやけどさ。

インファナル・アフェア DVD インファナル・アフェア

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APPLESEED

Appleseed

監督 荒牧伸志

原作 士郎正宗

プロデュース 曽利文彦

音楽 Boom Boom Satellites

声の出演 小林愛・小杉十郎太・松岡由貴

あらすじ

 西暦2131年、世界中を巻き込んだ非核戦争は人類に大きな爪痕を残し終結。そんな荒廃した世界の中で唯一の希望は、最後の理想郷「オリュンポス」。しかし、その人口の半分はヒト社会の安定を目的に造られたクローン人間「バイオロイド」が占めていた。戦争を戦った女性兵士デュナンナッツ(小林愛)は、ある日突如捕獲され「オリュンポス」に連行される。目を覚ました彼女の前に現れたのは元恋人ブリアレオス(小杉十郎太)。しかし彼は戦争で重傷を負った体の大半が機械化されており面影はなかった。

感想

 「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」の原作者である士郎正宗の「アップルシード」を世界初の3Dライブアニメで映像化。セル画タッチのキャラクターが縦横無尽に駆け回るところなんかこの作品ならではやけども、まだ動きが若干違和感を感じる。出てくる女性キャラクターもヲタクの域を抜きん出てない。世界に発信する事が目的としての作りでは上手いとは思うが、日本でいくらヲタクの地位が向上したとは言え現実味とゆう部分では無いに等しい。ストーリーも人間とバイオロイドの共存をテーマに描いてはいるが、どうしても迫力のあるアクションシーンに頼りすぎてるのでイマイチであるのは否めない。でも、終始映像とゆう点から見てみるとここまで来たかと、そのクオリティーに驚かされるばかり。音楽もBoom Boom Satellites。かなり良かった。ただあまり効果的に使われてないのが残念。まとめて言えば、それぞれが持つポテンシャルは良い物を持ってるのにそれを融合させた時に上手くいかなくなる、連携の悪いドリームチームみたいな作品。見るには値するけど、そこ止まりになってしまうな。どうしても。

APPLESEED DVD APPLESEED

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2006年8月23日 (水)

Be Cool/ビー・クール

Becool

監督 Fゲイリーグレイ

製作 ダニーデヴィート

音楽 ジョンパウエル

出演 ジョントラボルタ・ユマサーマン・ヴィンスボーン・ダニーデビート・ザロック・クリスティナミリアン

あらすじ

 取立て屋から一転、映画プロデューサーとして成功を収めたチリパーマー(ジョントラボルタ)。そろそろハリウッドにも嫌気が差しはじめていた彼にインディーズレーベルを経営する友人トミーが、リンダ(クリスティナミリアン)という無名のシンガーを一緒に売り出そす話を持ちかける。ところが束の間トミーはロシアンマフィアに射殺される。そこでチリはトミーの遺志を継いで彼の妻イーディ(ユマサーマン)と共にリンダのマネージメントに。さっそくリンダの足かせになっていた悪徳マネージメント会社との契約を強引に破棄してしまう。

感想

 「ゲット・ショーティ」の続編。取立て屋から映画プロデューサーに転身した主人公が音楽業界を舞台に騒動を起こすドタバタものコメディー。いろんなクセがあるキャラがふんだんに登場するけども作品の流れを壊す事なくウマイ事まとめられてる。トラボルタってクール顔なんかな?どんな作品にも言える事やけどとにかくクールな演技がよく映える。そして「パルプフィクション」以来の共演で話題になったユマサーマンやけども、光り輝いてたな。正直いるか?って言われたら別にそうでもない役どころやけども。彼女は若いね。でも、そんなトラボルタやユマを抑えてこの映画で一番の存在感を見せてたのがザロック。なんか筋肉モノのしょうもない映画ばっか出てて大根ぶりを発揮してたのに、本作では違ってた。コメディーの才能の方があるんとちゃうんか?最初見た時、彼って気付かんくらい妙に画面に馴染んでたし、チアーズの物真似するトコなんて普通にキモくて笑えた。スティーブンタイラーとかブラックアイドピーズ等の有名所がカメオ出演してるのもアメリカンコメディならではやし、笑いどころはそんなないけどもまあまあな作りになってる。ストーリーはちょっと散漫な感じがあったかな。

いわずもがな「パルプフィクション」はトラボルタとユマの共演した作品ですが、それ以来の共演として話題となっただけで本作と何の関係もありまへん。

ビー・クール DVD ビー・クール

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2006年8月21日 (月)

シンデレラマン

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監督 ロンハワード

製作 ロンハワード

音楽 トーマスニューマン

出演 ラッセルクロウ・レニーゼルウィガー・ポールジアマッティ

あらすじ

 妻メイ(レニーゼルウィガー)と3人の子供を持つジム(ラッセルクロウ)は、ボクサーとして将来を期待されていた。しかし1929年右手の怪我をキッカケに勝利から離れる。時代は大恐慌。やがてジムもライセンス剥奪で引退を余儀なくされ、失業者として肉体労働をし家計を支えていた。そんなある日、元マネージャーのジョー(ポールジアマッティ)から1回限りの復帰試合の話が。相手は勝ち目のないボクサー。それでもその報酬で家族を救えるという一心で試合を引き受けた。

感想

 大恐慌時代を家族の為に戦い続けた実在するボクサーの話。ストーリー自体は何の捻りもない単純なモンやねんけど実話って事が画面に重みを持たせてる。そしてラッセルクロウとレニーゼルウィガーの演技により、さらに画面にリアルさがまして見る者を引き込ませる。大恐慌って事を理由に自分の子供を決して手放さないと約束した主人公が自分を引退に追い込んだ奴のトコでお金をカンパしてもらいに行くシーン。それがこの映画の全てを語ってると思う。あのシーンは実話であるからこそ、ココまで人を引き付けるシーンに仕上がったんではないだろうか。そして、カムバックした主人公が家族を背負いながら戦っていく。そんなシーンにも一役かってるよ。

 でも若干、感動ストーリーとして完成されてる作りが逆に鼻についたかな。アメリカのアメリカらしさって言えばそれだけかもしれん。それだけやったらインパクトが少ない気もする。まあ、この作品に改まってそんなインパクトなんていらんけどさ。

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2006年8月19日 (土)

ホーホケキョ となりの山田くん

Photo

監督 高畑勲

プロデューサー 鈴木敏夫

音楽 矢野顕子

声の出演 朝岡雪路・益岡徹・荒木雅子

感想

 4コマ漫画の映画化。日本の家族ってこうなんだ!的感じを全面に押し出した短編集。画は独特な水彩画タッチで、もののけ姫を超える原画枚数を誇る。でも、日本の皆さんはジブリの「もののけ姫」の次の作品にかなり高い期待を持っていたでしょうに。で、期待してた人は何でこんな作品なんだ!って思ったでしょうな。さすが高畑監督。彼はジブリのダークサイドか?国民の期待を逆にイイ意味で裏切って来る。「もののけ姫」のヒットに胡坐をかかず独自の作品世界を展開するなんて最高だ。ここでここの作品を持ってきたって事だけでもかなり評価出来るよ。しかし、ただそれだけじゃなくて内容も悪いもんじゃあない。サザエさんを見ているような感じは否めないけどサザエさんより短編なネタの寄せ集めでありCMもないのによくぞココまでうまく纏めたな!って、決して見て損はしない作品に仕上がってる。ただあまりにもほのぼのとしていて、コレ別に映画館で見る必要ないんとちゃうん?と聞かれたら、ないとしか言い様がないのは確かやけども。

ホーホケキョ となりの山田くん DVD ホーホケキョ となりの山田くん

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2006年8月14日 (月)

魔女の宅急便

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監督 宮崎駿

プロデューサー 宮崎駿

音楽 久石譲

作画監督 近藤喜文

声の出演 高山みなみ・佐久間レイ・戸田恵子・山口勝平・山寺宏一

あらすじ

 13歳になると旅に出なければならないとゆう古い一族の掟に従い、魔女のキキ(高山みなみ)は黒猫ジジ(佐久間レイ)と修業の旅に出る。海辺の大きな街が気に入ったキキはひょんな事からパン屋のおソノさん(戸田恵子)と出会い居候さしてもらえる事に。箒で飛ぶ以外に能がないのキキは空飛ぶ宅急便を始める。

感想

 児童書を原作とした、さすがの一言な作品。トトロと同じくかなりの頻度でTV放送してるからとても有名な映画でもある。箒で空を旅してる途中にラジオをつけたら流れてきたユーミンの曲。それとともにオープニングタイトルが。このタイミングはかなり秀逸な出来である。それに留まらずストーリー構成や演出も細部まで行き届いてる。よくぞここまでスカートをスカートとして表現させてるな~って感心したよ。宮崎監督すげー!って、こん時は素直に思えました。内容はイロイロな経験を通して成長してゆく少女を追っただけのモノやけども何度見ても飽きないその作りには感動すら覚える。下手なメッセージ等に作品が流されていないので見ていてほのぼのするよな。ラストの戻らなかったジジの言葉にも未だイロイロな憶測を呼んでるくらいやし、そんなけ良かったって事やろ。

ちなみに、この映画、公開前にクロネコヤ○トの宅急便とは話合いが成立してたみたいです。かなりカブってる設定やもんな。いや~ヤ○トさんがイイ会社で良かった。良かった。

魔女の宅急便 DVD 魔女の宅急便

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2006年8月13日 (日)

となりのトトロ

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監督 宮崎駿

プロデューサー 原徹

音楽 久石譲

声の出演 日高のり子・坂本千夏・糸井重里・島本須美・北林谷栄・鷲尾真知子

あらすじ

 舞台は昭和30年代の所沢。大学で考古学を研究する学者のお父さん(糸井重里)・小学6年生のサツキ(日高のり子)・4歳のメイ(坂本千夏)の3人が引っ越してきたのは、美しい自然があふれる田舎のお化け屋敷のような一軒家。ある日メイは森の中で不思議な生物を見つける。

感想

 決して難しいメッセージを入れて作品を重くする事もなく監督自身が子供目線で子供に夢を与えるような作りになってる所に素直に共感できる。誰が見ても感動出来る作りになっているので初期の宮崎作品は本当に素晴しいと思う。テレビでも嫌って程放送してるからトトロを知らないってゆう日本人はそんないないんじゃないかな。今のスタジオジブリのシンボルにもなってるし。トトロってゆうキャラクターだけじゃなくこの作品自体がスタジオジブリのシンボルなんやろな。こうゆう作品をかつて作っていたって事を忘れないでいて欲しいもんだ。

 本作と同時上映だった「火垂るの墓」。昭和初期の日本をアニメで描きたいとゆう監督に製作サイドが「誰がそんな映画見に来るのか?」と反発。それもあって2作の同時上映になった。トトロを映画館に見に行った人にとったらどっちの作品を先見たかによって評価の変わるトコなんやろな。先に「火垂るの墓」なんてみようモンならブルーのどん底に叩き落された後の軽快なオープニング。トトロを見て気分ウキウキなんて到底無理な話でしょうに。逆も嫌やけど。

 

となりのトトロ DVD となりのトトロ

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天空の城ラピュタ

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監督 宮崎駿

プロデューサー 高畑勲

音楽 久石譲

声の出演 田中真弓・横沢啓子・鷲尾真知子・TARAKO

あらすじ             

 スラッグ峡谷に住む見習い機械工のパズー(田中真弓)はある日、空から降りてきた少女を助ける。少女の名前はシータ(横沢啓子)。彼女は浮力を持つ飛行石を身につけていた。やがてパズーとシータは飛行石を狙う政府機関や海賊たちに巻き込まれ、かつて地上を支配したという伝説の天空島「ラピュタ」の存在を知る。

感想

 ナウシカがなかりメッセージ性の濃い衝撃的な作品やったからラピュタは少し子供っぽい感じを受けるかな。単純な冒険ストーリーなのに宮崎駿のテイストが随所に散りばめられた、非常にクオリティーの高い映画。以降のジブリ作品の至る所に見られる様々な原型が見てとれる。本作をジブリの最高傑作に挙げるヒトも多いんとちゃうやろか。

 この映画のメッセージは最後の方の「人は地に足を着けずに生きられなかったのよ」の一言。でも、見ていれば解るハズ。あんな文明を持っていたのにラピュタの今はアアなってる訳よ。言葉で語らずとも感じるところははしっかり画面から感じれるようになってるんよね。やから別にそんなとってつけたような補足説明みたいなメッセージはイイからもうちょっと観客側に感じる時間が欲しいトコやな。

天空の城ラピュタ DVD 天空の城ラピュタ

販売元:ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
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2006年8月 9日 (水)

スパイダーマン2

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監督 サムライミ

撮影 ビルポープ

出演 トビーマグワイア・キルスティンダンスト・アルフレッドモリーナ・ジェームズフランコ・ウィレムデフォー

あらすじ

 あれから2年、ピーター(トビーマグワイア)は新聞社への写真の売り込みで生計を立てながら大学生活を送る一方、スパイダーマンとしてNYを守っていた。メリージェーン(キルスティンダンスト)は念願の舞台女優になり、親友のハリー(ジェームズフランコ)は亡き父の会社の跡を継ぎつつ父親の仇がスパイダーマンであると思い込み復讐に燃えていた。そんな時、ハリーの会社のもとで研究を続けていたDr.オクタビアス(アルフレッドモリーナ)が実験中の事故で怪人ドック・オクとなってしまう。

感想

 まさしく、これこそスパイダーマン。1でたらたらプロローグを語り尽くしたおかげで最初からアクセル全開で飛ばしまくり!前作のヒットってのもあってワイヤーでカメラを飛ばす、まるで観客がスパイダーマンになったかのような感覚になれるスパイダーアイを多用したのが良かった(1でのラスト30秒で使ってたアレ)。ソレがそのまま画の迫力に繋がってる。その点でこの作品はかなりイイ作品と言える。ストーリーなんか求めちゃダメだ。ラブストーリーとして見ても全然でしょう。オープニング見ても分かるようにたったアレだけで1の内容が把握出来てしまうんやから。そんなモンや。3の公開も決まってるし、次はどんな作品になるのやら。楽しみ。

 そういや、別に粗を探した訳やないんやけど、電車のシーンで火がいたマスクを外したスパイダーマン。暴走する電車をやっとのこさで止め、力尽きるスパイダーマンに乗客の子供がコレ見つけたよ!ってマスクを返す。やけど、どこからそのマスクを見つけて来たんだ?スパイダーマンがマスクを外したのは電車の外で、しかも遥か彼方やぞ!もしかして、スパイダーマン以上の逸材発見?しかも、当のドック・オクは後々のシーンの為にスパイダーマンの素顔を見ていないときたもんだ。画面に迫力を求めるばかり、ウォーリーを探せよりも簡単なくらい、出るわ出るわの粗を詰め込んでしまったのは・・・仕方ない事なのかな。

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パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト

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監督 ゴアヴァービンスキー

製作 ジェリーブラッカイマー

出演 ジョニーデップ・オーランドブルーム・キーラナイトレイ・ビルナイ・ジョナサンプライス・ジャックダヴェンポート

あらすじ

 ブラックパール号の船長となったジャックスパロウ(ジョニーデップ)。しかし彼は、誰もが恐れる幽霊船フライング・ダッチマン号の船長デイヴィジョーンズ(ビルナイ)に魂を奪われようとしていた。時は13年前。ブラックパール号を手に入れるためにジョーンズと血の契約を交わしており、その契約の刻限が迫っていた。ジャックは窮地を打開するべくある鍵の行方を追い始めていた。一方、結婚式を挙げようとしていたウィル(オーランドブルーム)とエリザベス(キーラナイトレイ)は、ジャックを逃がした罪を問われ投獄される。やがて、2人はジャックに会わなければならない事になり、彼のもとへ向かう。

感想

 1のエンドロール後の小ネタまで皆見てるんかな?それ見てないと今作に登場するサルがなぜああなんかって話繋がらんよな。まあソレは置いといて、楽しい映画やよ。ストーリー的にみても大味になりすぎてる感は否めないけどもな。冒険アクションって感じよりコメディーみたいになってた。迫力でごまかそうとしてるのを隠す為にコメディー要素を加えて、どう?面白いやろ?みたいな・・・。ジャックスパロウにコメディーってまあ合ってる感じもあったしソコはイイとして、エリザベスにコメディー的要素はいらんやろ。笑いはボケとツっ込み。なんか皆がボケボケボケボケで、逆に全然笑えなかった。迫力の点からしたら、1を遥かに凌駕しててかなり良い。水車の上での決闘も見る者をわくわくさせるカメラワークで迫力倍増。それにありえないデカさのクラーケン登場で画面はてんやわんや。んでラストはビックリな感じで3へ続く・・・みたいな。こんな終わり方されたら3を早く見たくて仕方ないじゃないか。

 で、今回もエンドロール後に小ネタがある。エンドロール途中で席を立つ人がかなり多かったけど、その人達はやっぱり1も最後まで見てないんやろな。知ってる人はかたくなに最後まで席を立たんかったけども。映画は何があるかわからない。やから、やっぱり最後まで見ないとね。あくまでも動物ネタってのは守ってて天丼成功ですな。

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パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち

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監督 ゴアヴァービンスキー

製作 ジェリーブラッカイマー

出演 ジョニーデップ・オーランドブルーム・キーラナイトレイ・ジェフリーラッシュ・ジョナサンプライス

あらすじ            

 時代は17世紀。海賊達は海を荒らしていた。始まりはカリブ海の港町ポートロイヤル。総督の娘エリザベス(キーラナイトレイ)はかつて海で助けた少年ウィル(オーランドブルーム)が身につけていた黄金のメダルを見つけ密かに持っていた。ある日ブラックパール号に乗ったバルボッサ(ジェフリーラッシュ)率いる海賊たちがにさらわれてしまう。彼らの目的は彼女が身につけていた黄金のメダル。一方、鍛冶屋で働く青年へと成長したウィルは元ブラックパール号船長で一匹狼の海賊ジャックスパロウ(ジョニーデップ)と手を組みエリザベスの救出に向かう。

感想

 今まで海賊映画はたくさんあったけどヒットしないってゆう定説があったくらい海賊モノは当たらなかった。それを覆したのがこの映画。よほどオモシロい作りになってるんだろな~と思っていたらアラ大変。完全なる大衆映画でした。ストーリー自体は子供向け。なんのひねりもなく、ただ画面を目で追ってるだけで理解できる程度。この映画のヒットは一重にジョニーデップのおかげやよ。彼が演じあげたジャックスパロウってゆう海賊が今まで以上に魅力的で人々に支持されただけ。それ以上でも以下でもない。どこから面白くなるんかな?と、ドキドキして見ていたら本編が終わってしまったやんけ・・・って。でも見終わった後残るのはつまらないってゆう感想じゃなく、なんか良かったなって、そんな感じに強引にさせてくれます。そこはアメリカ映画。派手な音楽と派手な最後で綺麗にまとめてます。でも、まあ間違いなく海賊映画の中やったらNo1やないかな。デップの演技だけで映画1本をコレだけのモノにするなんて並大抵の事やない。

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2006年8月 8日 (火)

M:i:III

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監督 JJエイブラムス

製作 トムクルーズ

テーマ曲 ラロシフリン

出演 トムクルーズ・フィリップシーモアホフマン・ヴィングレイムス・マギーQ・ローレンスフィッシュバーン・ジョナサンリス=マイヤーズ・ミシェルモナハン・ビリークラダップ

あらすじ

 スパイとして活躍したIMFのエージェント、イーサンハント(トムクルーズ)も現在は引退し教官としてスパイの育成に務めていた。私生活でも看護士ジュリア(ミシェルモナハン)との結婚を控え、充実の日々を送っていた。身分を隠したまま・・・。ある日イーサンのもとにIMFから新たな指令が。教え子であるエージェント、リンジー(ケリーラッセル)が国際的闇ブローカー、オーウェンデイヴィアン(フィリップシーモアホフマン)の監視中に拘束されてしまった。現場に復帰し同僚と共に救出へ向かう。しかし・・・。

感想

 もうここまで来たらスパイ大作戦の名前なんてどうでも良くなってる。2があまりにもヒドかったって事からかスパイらしさを取り入れてたけど、そんな事は置いといてアクションやろ。オープニングタイトルの前にストーリーが全部読めてしまうってゆうアホらしさもドカンとすっ飛ばしてくれる位の怒涛のアクション。ウルサイくらいのアクション。そしてオープニングも耳障りなくらいウルサイ。もう何が何やらウワ~!って感じやから終わった後は気抜けたみたいになる。こんな作品なのにストーリー上必要なアクションに留めてるのがまたイイ。本作の監督はアメリカのドラマ「LOST」で有名になったJJエイブラムス。そこは腕のある監督なだけに映画全体を通して絶妙なバランスを保っていたのは当然っていったら当然なんかな。やっぱジョンウーとは違います。でも2のヒドさからあんま期待してなかったってのもあるけどこりゃ1本とられたよ。1、2ときてⅢで完全にアクションシリーズになっちまいました。ちっちゃいTVじゃなくてデカいスクリーンでの観賞をススメます。

 そういや今回変装用の顔を作る肯定がきちんと描かれてました。ああこんな感じで作ってたんや~って。でもさ2でハントが最後あんなにすぐ部下に変装出来たのはなんでなんやろ?それに今回タイトルのiが小文字になったのはなぜ?数字が3じゃないのは?謎ばかりが残るこのシリーズ。最後わかりづらいけど一応次回作への含みも残してる。4を期待したいところやけど公開後奇行が祟ってパラマウントを解雇されたトムクルーズ。まさかこれで最後?

M:i:III DVD M:i:III

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ミッション:インポッシブル

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監督 ブライアン・デ・パルマ

製作 トムクルーズ

テーマ曲 ラロシフリン

出演 トムクルーズ・ジョンヴォイト・エマニュエルベアール・ジャンレノ・ヴィングレイムズ ・クリスティンスコットトーマス・ヴァネッサレッドグレーヴ

あらすじ

 東欧におけるIMFの作戦は情報漏れのために失敗に終わる。多くの仲間を失ったイーサンハント(トムクルーズ)は、これがIMF内の裏切者を見つけ出すための作戦だと言うことを知る。しかしその疑いが自分にかかっている事に気付き真実を明らかにする為に作戦中に命を落としたフェルプス(ジョンヴォイト)の妻クレア(エマニュエルベアール)と落ち合い元CIAのクリーガー(ジャンレノ)と天才ハッカーのルーサー(ヴィングレイムズ)をメンバーに加え、武器商人マックス(ヴァネッサレッドグレーヴ)から得た情報を元に難攻不落のCIA本部への潜入を試みる。

感想

 人気TVシリーズやったスパイ大作戦を映画化したのはイイ試みやとは思う。エンターテイメント作品としては1級品やないかな。でも本来のスパイ大作戦らしさはない。あの仲間と一致団結して不可能を可能にする。そんな見終わった後に残る独特の爽快感は皆無。でも監督がデパルマなだけにそれなりに楽しめる作品になってる。ストーリー通して見られるサスペンス感やラストのアクション。ストーリーテーリングの上手さといいデパルマさまさまやま。まあ、それだけって言ってしまえばそれだけやねんけども見ごたえは十分!スパイ大作戦の音楽を使った全然違う作品として考えてしまえばイイ。

 ミッション:インポッシブルシリーズの中でもシリーズ1作目って事もあったり、監督がデパルマって事もあったりで、まだ過去のスパイ大作戦を引きずってる所もあるけど、アクションに頼った作りではないし、誰が裏切り者なのかってゆうサスペンスを中心にした作品なので見てて普通に面白い。テーマ曲も言わずと知れた名曲。オープニングでこの曲が流れたときはさすがに心踊らされた。

ミッション:インポッシブル DVD ミッション:インポッシブル

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